隠された記憶の紹介:2005年フランス,オーストリア,ドイツ,イタリア映画。カンヌ国際映画賞で三部門を受賞したフランス映画で、パリに住む中流階級の家族のもとに突然家を撮影したビデオなどの不気味な届け物が送られはじめます。深層心理をテーマにしたサスペンス映画です。
監督:ミヒャエル・ハネケ 出演者:ダニエル・オートゥイユ(ジョルジュ・ローラン)、ジュリエット・ビノシュ(アンヌ)、モーリス・ベニシュー(マジッド)ほか
映画「隠された記憶」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「隠された記憶」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「隠された記憶」解説
この解説記事には映画「隠された記憶」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
隠された記憶のネタバレあらすじ:起
テレビキャスターのジョルジュは妻のアンヌと息子のピエロとパリに住んでいます。ある日家の様子を外から撮影したビデオが家に届けられます。それを見てもとくに気にせずにいたジョルジュでしたが、更なるビデオが不気味な絵とともに届けられます。クレヨンでかかれた子供が血を吐いているような絵や頭をなくした鶏の絵などでした。
隠された記憶のネタバレあらすじ:承
ビデオが写していたアパートメントにジョルジュはやってきます。そこに住むマジッドというアルバニア人の両親は、ジョルジュが子供のころにジョルジュの両親の元で使用人として働いていました。マジッドの両親はデモで亡くなり、ジョルジュの両親は孤児になったマジッドを養子として引き取るつもりでいました。それを嫌った子供のジョルジュは、マジッドに鶏を殺させるなど指示し、彼を騙して邪悪な子供のようにみせかけました。両親に告げ口をしたジョルジュは、マジッドの養子入りをやめさせたのでした。激しく問い詰めるジョルジュにマジッドはビデオなど知らないといいます。
隠された記憶のネタバレあらすじ:転
マジッドから何も情報を得られないだけでなく、ジョルジュがマジッドを脅す様子を写したビデオがアンヌやジョルジュの同僚にも届けられてしまいます。そしてある日ピエロが姿を消してしまいます。ジョルジュはマジッドの家に警察を呼びますが、マジッドは何も知らないといい翌日に解放されます。その後、アンヌが友人と親しげにしているのを目撃し、浮気を疑ったピエロは家出をしているだけでした。マジッドはその後ジョルジュを呼び出し、目の前で自殺してしまいます。警察に届けたジョルジュでしたが、マジッドの息子がジョルジュに会いにきます。自殺には関係ないと離すジョルジュですが、マジッドの息子は父親の苦労をジョルジュに話し、ジョルジュの後ろめたさを指摘します。
隠された記憶の結末
ジョルジュは寝る前に薬を飲むとベッドに横になります。夢の中でマジッドが抵抗しながらもジョルジュの家から男女に連れていかれる様子が描かれます。エンドロールの中でピエロとマジッドの息子が親しげに学校前で会い会話を交わす様子が写されます。
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