キャプテン・マーベルの紹介:2019年アメリカ映画。マーベル・スタジオが贈る初の女性ヒーロー単独主役映画。物語はアベンジャーズ誕生以前の1990年代にさかのぼる。宇宙帝国クリーの特殊部隊スターフォースに所属する女性戦士ヴァースは事故で過去を失い、クリーの軍人として生きていたが、任務中に地球に落下。断片的に残された記憶から自分が地球人キャロルであったことを知る。地球では姿を自由に変える異星人スクラルが暗躍し、キャロルは若き日のニック・フューリーと共に戦いに立ち向かっていく。「より高く、より遠く、より速くー」マーベル・ヒーローの中でも最強と言われる超人的なパワーだけでなく、困難に立ち向かっていく心の強さを持つヒーロー。
監督:アンナ・ボーデン/ライアン・フレック 出演:ブリー・ラーソン(キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース)、サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー)、ベン・メンデルソーン(タロス/ケラー)、ジャイモン・フンスー(コラス)、リー・ペイス(ロナン・ジ・アキューザー)、ラッシャーナ・リンチ(マリア・ランボー)、ジェンマ・チャン(ミン・エルヴァ)、アネット・ベニング(ウェンディ・ローソン/スプリーム・インテリジェンス)、クラーク・グレッグ(フィル・コールソン)、ジュード・ロウ(ヨン・ロッグ)ほか
映画「キャプテン・マーベル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キャプテン・マーベル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
キャプテン・マーベルの予告編 動画
映画「キャプテン・マーベル」解説
この解説記事には映画「キャプテン・マーベル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キャプテン・マーベルのネタバレあらすじ:起
舞台は、前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で宇宙の人口の半分が消失したあの出来事からさかのぼった1990年代。宇宙のかなた銀河の列強クリー帝国で、ある女性が悪夢にうなされていました。彼女の名前はヴァース。スターフォースの誇り高き戦士です。眠れないのか、または眠りたくないのか、隊長にして国民的英雄のヨン・ロッグに戦闘訓練を挑みます。彼女はクリーを統治する人工知能スプリーム・インテリジェンスから最強のパワーを与えられた究極の戦士です。
しかし、ヨンは彼女の強情で短気な性格を指摘します。ヴァースには過去の記憶がありませんでした。夜ごとに現れる記憶の断片では「より高く、より遠く、より速く」をひたすら目指していたということのみ。自分が何者かも分かりません。そんなヴァースはクリーの宿敵スクラル帝国が記憶の元凶と考え打倒を誓っていたのでした。
キャプテン・マーベルのネタバレあらすじ:承
ヴァースはある任務を遂行するために、ヨン率いるスターフォースに加わり戦地へと向かいました。ところが驚異的な変身能力を持つスクラルの策略にはまり、彼女は囚われてしまいます。スクラルはすぐに記憶操縦装置を用いて、本人も知ることのないヴァースの過去の記憶を次々に見せていきます。徐々に浮かび上がる過去の記憶。彼女は<惑星C-53>におり、"キャロル・ダンヴァース"という名前で軍隊に所属していました。これまでに何度も夢で見た女性はウェンディ・ローソンという名前でした。
スクラルの真の目的は、この軍隊が実行していたプロジェクトを探ること。ヴァースは見覚えのない記憶に戸惑いながらも敵の元から逃げ出すことができましたが、スクラルはすでに惑星C-53へと向かっていました。彼らが向かったC-53とは地球のことでした。それを追いヴァースも地球に降り立ちます。派手な不時着に駆けつけた国際平和維持組織シールドのニック・フューリー捜査官も相棒のフィルと共に彼女を追います。異星人の信じがたい光景に次第に事態を察知したフューリーは、彼女の協力者としてスクラルを追うことにしました。
キャプテン・マーベルのネタバレあらすじ:転
フューリーとヴァースはウェンディ・ローソンが何者かを調べるために、シールドの機密情報を扱う機関に向かいました。しかし、ウェンディ・ローソンに関する資料は抹消されていました。2人はある事故の記事を頼りに最後の目撃者と記録されていたマリア・ランボーを訪ねることにします。しかしその時、ケラー上官に姿を変えたスクラル人一味の襲撃に遭ってしまいます。航空機に乗り込み2人はなんとか逃げ出しました。そこにはグースという名札をつけた猫も同乗していました。
マリアと再会を果たし、ヴァースことキャロル・ダンヴァースとは親友だったと明かします。キャロルは6年前の事故で亡くなり、その事故は隠蔽されたのでした。少しずつ紐解かれるヴァースの記憶。しかし、そこにもスクラルは現れました。ところが意外にもスクラルは6年前の事故で回収されたブラックボックスを手に入れたと言うのです。ヴァースは再生された音声からはっきりと記憶が蘇ってきました。
キャロルとローソン博士は飛行実験に成功し、宇宙に飛び出したところで何者かに襲撃。ローソン博士が実験で搭載していたエネルギーコアを破壊しようとしたところで敵に撃たれて命を落としました。博士はスクラル人とクリー人の争いを止めようとしていたのでした。それを邪魔する敵こそがヨン・ログだったのです。
キャロルは博士に代わってエネルギーコアを破壊。その時に放出された強大なエネルギーが身体に流れ込みパワーを備えたのでした。ヨンは気絶したキャロルにヴァースと名付け、記憶を消したのち、戦士へと育てたのでした。
キャプテン・マーベルの結末
真の敵はクリーだったと知ったキャロルはスクラル人のタロスらと彼の仲間を助けるために、フューリーとともにマリアの操縦する飛行機で地球を離れます。座標を元にたどり着いたのはマー・ヴェルの実験室を備えた戦艦でした。そこにはタロスの家族をはじめとするスクラル人たちがひっそりと身を潜めて暮らしていました。しかしすぐにスターフォースが出現します。猫のグースはクラーケンに姿を変え敵を飲み込み、キャロルも必死に抵抗しますが、力を抑え込まれ囚われてしまいました。
ところが窮地に陥った中でキャロルが覚醒します。ヨンと一騎打ちになりキューブ型のテッセラクトが入ったように装った缶バッグを守ります。その間、フューリーたちはグースのお陰でスクラル人たちを助けることができ、全員で戦闘機に乗り込み脱出しました。しかし宇宙では、ロナン・ジ・アキューザーが地球へ向けて弾道ミサイルを放つところでした。さらにキャプテン・マーベルへと覚醒したキャロルはすぐさまミサイルに飛びつき、素手で受け止めると空中へ放ち爆破させこれを阻止。ロナンは「いつかあの女を手に入れたい」と言い残し地球から離れて行きました。
次にキャプテン・マーベルはスクラル人を追うヨンの戦闘機を墜落させます。もはやヨンは敵ではありません。簡単に吹き飛ばし、戦闘機に乗せると惑星ハラへと送り返しました。スクラル人たちを乗せた船では猫のグースと戯れるフューリー。しかしグースはフューリーの左目を引っ掻きます。のちの眼帯の姿はグースの仕業だったのです。
地球に戻った一行。キャロルは2銀河まで通信できるポケベルをフューリーへ渡し、困った時に呼ぶよう伝えると、マリアに別れを告げスクラル人とともに新しい星へ旅立って行きました。
後日、シールド本部では地球外の脅威に対抗できる組織を結成する計画を立てているフューリーの姿がありました。こうしてアベンジャーズ計画が生まれ、これまでの物語へと繋がっていきます。
以上、映画「キャプテン・マーベル」のあらすじと結末でした。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品の時系列・順番
1.『アイアンマン』(2008年公開)
2.『インクレディブル・ハルク』(2008年公開)
3.『アイアンマン2』(2010年公開)
4.『マイティ・ソー』(2011年公開)
5.『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年公開)
6.『アベンジャーズ』(2012年公開)
7.『アイアンマン3』(2013年公開)
8.『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年公開)
9.『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年公開)
10.『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年公開)
11.『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年公開)
12.『アントマン』(2015年公開)
13.『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年公開)
14.『ドクター・ストレンジ』(2016年公開)
15.『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年公開)
16.『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年公開)
17.『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年公開)
18.『ブラックパンサー』(2018年公開)
19.『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年公開)
20.『アントマン&ワスプ』(2018年公開)
21.『キャプテン・マーベル』(2019年公開)
22.『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年公開)
23.『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年公開)
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