未来少年コナンの紹介:1979年日本映画。宮崎駿監督が始めて手がけた作品で知られる、未来少年コナンシリーズ。最初テレビで放映されましたが、その放映されたものをまとめて劇場版が作られました。宮崎監督のファンであれば見ておいた方が良い作品です。今のジブリの世界観に比べれば絵も荒く、ストーリーもそれほど綿密ではありませんが、後に数々の大作を生み出す宮崎ワールドの原点と思わしき片鱗があちこちに垣間見れます。2008年の世界をその当時の想像で描いていますが、核への恐怖があるなど、あながち間違っていないところに、少し恐怖を感じます。主人公の男の子と女の子は、なんとなく天空のラピュタに近いような気がします。
監督:佐藤肇 (テレビシリーズ監督:宮崎駿) 声優: 小原乃梨子(コナン)、信澤三惠子(ラナ)、山内雅人(ブライアン・ラオ)、青木和代(ジムシィ)、永井一郎(ダイス)、家弓家正(レプカ)、吉田理保子(モンスリー)、ほか
映画「未来少年コナン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「未来少年コナン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「未来少年コナン」解説
この解説記事には映画「未来少年コナン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
未来少年コナンのネタバレあらすじ:ぼろぼろの地球で
西暦2008年、核兵器より恐ろしい超磁力兵器が、世界の半分を一瞬にして消滅させてしまいました。地球上に確かにあった五大陸は海に沈んでしまいました。それから20年が経ち、主人公のコナンとおじいさんは、20年前に宇宙船で逃げようとして不時着した島で、2人だけで魚をとりながら暮らしていました。
未来少年コナンのネタバレあらすじ:少女ラナ
ある日、島に一人の少女が流れ着きます。少女はかなり衰弱していたため、おじいさんが看病しました。目を覚ました少女はラナと言う名を名乗り、ブライアック博士を知らないかと言います。ブライアック博士はラナの祖父で、彼女は彼を探していたのでした。彼女はコナンにそとの話しをしてくれました。そんな中、大きな飛行船が島にやってきて兵士がラナを奪いにきます。兵士は武器を持ち、おじいさんに彼女を差し出すように言いますが、コナンとおじいさんは抵抗します。その際におじいさんは自分の武器が爆発をし負傷してしまいます。ラナを見つけた兵士が飛行船に彼女を乗せて奪い去ってしまいます。負傷したおじいさんはコナンに外の世界へ行ってラナを探し出してこいと言います。コナンは躊躇しますが、おじいさんの言葉に後押しされ、いかだで外の世界へ飛び出します。
未来少年コナンのネタバレあらすじ:仲間との出会い
コナンは旅の途中でジムシィという男の子とある島で出会います。心を通わせ彼らは友達になります。コナンの話しを聞いたジムシィは自分もコナンと一緒に旅に出ると言います。仲間を手に入れたコナンは、ラナが島で口にしていた「インダストリア」という所に行くことを決め、いかだを置いて貿易局員であるダイスの船に乗り込みますが、運悪く彼に捕まり、船の上で働くことになってしまいます。ですが、そこでいろいろな情報を手に入れます。ラナの祖父は太陽エネルギーの第一人者で、インダストリアという国がその力を利用して、国の復興を考えているとのことでした。
未来少年コナンのネタバレあらすじ:インダストリア
とうとう船はインダストリアに着きました。インダストリアは局長のレプカという男が仕切っていました。力ずくでラナから情報を得ようと考えていました。恐怖で震えるラナは、コナンがインダストリアにきていることを耳にします。兵士はラナを連れ出そうとするコナンをマークし、捕まえようとします。コナンはなんとか兵士から逃れて、ラナを助け出すことができます。逃亡の途中で、世界を滅ぼしたと言われている毒毒しい飛行機を目にします。コナンはレプカが太陽エネルギーを使って、その飛行機を動かして、恐怖によって世界を抑えつけようとしていることを知ります。逃亡の途中で二人は捕まってしまいます。しかし日頃から不満を持っていたダイスの裏切りによって二人は助かります。
未来少年コナンのネタバレあらすじ:塔の悲劇
追っ手から逃げ切ったコナンとラナはとある無人島に逃げました。インダストリアという国の悪行に激怒したコナンは、逃げてばかりではなく、インダストリアを滅ぼさなければならないと、1人で乗り込んでいきます。それを追ってラナとダイスとジムシィもコナンの後を追います。レプカは再びコナンたちとラナが戻ってきたと知り、ラナを捕まえようとします。以前ラナを幽閉していた塔の住人たちは、ラナを助けるために彼女を匿います。それを知ったレプカは塔の住人たちを殺してラナだけを生きて捉えるように、右腕であるモンストリーに命令します。モンストリーは上司であるレプカが自分たちの国を守るのではなく、自分の私利私欲と権力を振るうことだけに生きていると知り愕然とします。モンストリートは上司であるレプカに意を唱えますが、反逆の罪として処刑の身にさせられてしまいます。ラナは塔の住人の命を助けてくれるなら投降するとレプカに言い、彼に再び捉えられますが、なんと彼は平然とその後で塔の住人を殺してしまいます。
未来少年コナンの結末:新しい旅立ち
全てを知ったラナは絶望に打ちひしがられます。そして捉えられている祖父と再会します。しかし祖父はずっと眠っていて、何があろうとも起きないようです。レプカが孫娘のお前なら、祖父を起こすことができると脅迫してきます。レプカが祖父に近付くと、彼はテレパシーでラナにこれからどうすべきかを語りかけます。一方コナンは射殺されそうなモンストリートを助けて仲間に引き入れます。コナンたちはラナを吊るし脅迫するレプカどう戦います。死闘を繰り広げる中、隙を突いたコナンがレプカの飛行船を爆破させ、レプカを倒すことができます。そして目覚めた祖父爆破ラナに「太陽エネルギーは人々の幸せに使いたい。このような他の国を助けたいから、ラナを連れてハイハーバーで待っていて貰いたい。」と言います。ラナとコナンたちに再会を約束して、ブライアンな旅立ちます。コナンたちは彼を見送ります。
以上、未来少年コナンのあらすじと結末でした。
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