ドラえもん 新・のび太の日本誕生の紹介:2016年日本映画。映画ドラえもんシリーズの劇場版第36作目の作品。1989年に公開された「ドラえもんのび太の日本誕生」のリメイク作品で、シリーズ歴代一位の観客動員数を誇り、この作品をオマージュして制作されました。音楽もオーケストラを使ったり、前作になかったのび太の心情を丁寧に表現されています。敵役のギガゾンビはかなり手強く苦戦しますが、最後は1対1のドラえもんとの対決になります。家出をしたものの寂しい子供の気持ち、我が子を想う親の気持ちが丁寧に描かれている作品でもあります。
監督:八鍬新之介 声の出演:水田わさび(ドラえもん)、大原めぐみ(のび太)、しずか(かかずゆみ)、木村昴(ジャイアン)、関智一(スネ夫)、千秋(ドラミ)、ククル(白石涼子)ほか
映画「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドラえもん 新・のび太の日本誕生の予告編 動画
映画「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」解説
この解説記事には映画「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラえもん 新・のび太の日本誕生のネタバレあらすじ:家出したい!
のび太は家でお母さんに口うるさく言われて、家出をしたい気持ちが高ぶっていました。「家出したい!」と叫び、家出先の場所を見つけに行きますが、どの場所も私有地や国有地で自分の思い通りにできる場所場所どこにもありませんでした。ドラえもんや仲間のしずかちゃんやジャイアン、スネ夫に相談しますが、皆んな呆れてのび太の相談に乗ってくれません。しかし彼らもそれぞれの理由が出来て、それぞれに家出をしたい気持ちにかられます。のび太の気持ちが分かった彼らは集まり家出場所を探します。ドラえもんの道具でまだ人間が住んでいない石器時代にワープして家出することにしました。
ドラえもん 新・のび太の日本誕生のネタバレあらすじ:原始時代の少年、ククル
石器時代にワープした彼らは誰もいない最大のユートピアを楽しみます。一通り遊んだ後、それぞれの親が心配になり、その夜は現代のそれぞれの家に帰ることにします。家に帰ったのび太とドラえもんは原始時代の少年、ククルに会います。びっくりする彼らでしたが、ククルの話を聞いて、時空の裂け目から現代に迷い込んだことが分かります。ククルは弱っており、彼のことがほっとけなくなったのび太達は、再びククルと一緒に石器時代にワープします。
ドラえもん 新・のび太の日本誕生のネタバレあらすじ:ヒカリ族とクラヤミ族
ククルと石器時代の生活を始めるのび太達は、のび太の作った伝説の動物と遊んだり石器時代の生活を謳歌します。ククルはしずかちゃんの看病もあり元気になります。ククルの話を聞くと、彼はヒカリ族の一人である日、自分の家族や村がクラヤミ族に襲われてしまったと言います。しかもクラヤミ族には恐ろしい魔物「ギガゾンビ」がついていると言います。のび太達はククル達の家族や村を救うため、ククルが住んでいた中国大陸に向かいます。早速クラヤミ族を見つけたのび太達はある方法を使ってクラヤミ族と戦います。
ドラえもん 新・のび太の日本誕生のネタバレあらすじ:ドラゾンビ
ドラえもんは自らを「ドラゾンビ」と名乗り、クラヤミ族を撃退しヒカリ族やククルの家族を助けます。しかしその時クラヤミ族が持っていた土偶が不気味には光りますが、のび太達は気付きませんでした。のび太は自分が作った3匹の伝説の動物とはぐれて落ち込んでいました。そんなのび太をクルルは励まします。家のことや学校のことがあるので、のび太達はクルル達に別れを告げて現代に戻ります。のび太が学校から帰るとドラえもんが険しい顔をしています。ギガゾンビが残したカケラを持って帰ってきたが、そのカケラが未来の物質かもしれないと言います。ドラミに分析を頼むと、ドラミ達の未来よりもっと発展した物質であることが分かります。ドラえもんとのび太発展嫌な予感を感じて、クルルの 達のところに戻りますが既に村は無くなっていました。ギガゾンビが只者ではないと気付いたドラえもん達はまたいつものメンバーで古代の世界へ乗り込み、クルル達を助けに行きます。
ドラえもん 新・のび太の日本誕生のネタバレあらすじ:ギガゾンビの秘密
ギガゾンビのアジトに乗り込む途中でのび太だけはぐれてしまいます。のび太をドラえもんの道具で探す間にドラえもん達は先にギガゾンビのアジトに到着しますが、そこではククル達が奴隷として働かされていました。ククル達を助けようとしたドラえもん達はクラヤミ族に見つかってしまいます。ドラえもんな時間を止めて一人地上に出ようとしますが、到着したのは機械に囲まれたギガゾンビの部屋でした。ギガゾンビは何と23世紀もの未来から来た未来人でした。ギガゾンビは未来の力を使って時をねじれさせ、過去、未来を含めた全世界を支配しようとしていました。ドラえもんは一人でギガゾンビと戦いますが、ドラえもんは22世紀の未来人なので23世紀のギガゾンビにはとても叶いません。一方のび太は自分が作った伝説の動物達に助けられます。
ドラえもん 新・のび太の日本誕生のネタバレあらすじ:本物の歴史
のび太はドラえもん達を助けに向かいます。ドラえもん達は宙吊りにされ獣に食べられそうになっていました。ジャイアンが食べられそうになった時に、のび太と伝説の動物達が現れます。のび太が現れると、ククル達ヒカリ族達も一緒に戦います。形勢は逆転しますが、ギガゾンビは23世紀の機械を使って、ドラえもん達を窮地においやります。またギガゾンビはプラズマエネルギーを作り出し全てを破壊しようとします。ククルは一人プラズマエネルギーに入り込み芯を折ろうとします。ククルは芯を折ることができます。ドラえもんは槍を振り上げ、迫り来るギガゾンビを倒します。ギガゾンビは23世紀の道具が石器時代の槍にやられてしまったことに驚きます。ドラえもんは言います。「この槍はククルの槍だ!偽物のお前の道具より本物の歴史の道具の方が強いんだ!」と言い放ちます。
ドラえもん 新・のび太の日本誕生の結末:親の心
ギガゾンビを倒したところに時空パトロール達がギガゾンビを逮捕しに来ます。時空パトロール達のおかげで元の平和な石器時代に戻ります。ククルはのび太達にさよならを言います。「僕のことはわすれないでね。」と口笛のネックレスをくれます。そして時空パトロール達はのび太と一緒にいる伝説の動物達を空想パークに引き取らなければならないと言います。のび太は自分が生み出し育てた伝説の動物達と辛い別れをします。現代に戻ったのび太は、一生懸命勉強します。その日だけかもしれませんが、その日ののび太の頑張りに、お母さんはそっとのび太の頭を優しく撫でます。
以上、「映画 ドラえもん 新・のび太の日本誕生」のあらすじと結末でした。
数あるドラえもん映画の中でも1、2を争う名作。友情のために動くのび太たちの姿に感動するし、やはり映画のジャイアンはとても男気があってかっこいいと思う。ラストののび太とペガ達との別れのシーンは何度見ても泣ける。子供にも是非見せたい映画。