映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)の紹介:2023年日本映画。映画ドラえもんシリーズ40作品目。「のび太の新恐竜」以来、令和初の3年ぶりの完全新作となります。ユートピアに憧れるのび太が偶然見つけた三日月型の島を目指し、仲間たちと時空の旅に出ます。
監督:山口晋 原作:藤子・F・不二雄 声優:水田わさび(ドラえもん)、大原めぐみ(のび太)、かかずゆみ(しずか)、木村昴(ジャイアン)、関智一(スネ夫)、三石琴乃(のび太のママ)、松本保典(のび太のパパ)、高木渉(先生)、萩野志保子(出木杉)、井上麻里奈(マリンバ)、水瀬いのり(ハンナ)、松丸幸太郎(牧場スタッフ)、深田愛衣(牧場スタッフ)、石井康嗣(ポーリー)、園崎未恵(サイ)、村瀬歩(カルチ)、中尾隆聖(レイ博士)、山里亮太(未来の配達ロボット)、藤本美貴(パラダピアの先生)、永瀬廉(ソーニャ)、ほか
映画「ドラえもん のび太と空の理想郷」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん のび太と空の理想郷」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ドラえもん のび太と空の理想郷」解説
この解説記事には映画「ドラえもん のび太と空の理想郷」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)のネタバレあらすじ:起
のび太は出木杉の小説で見た、誰もが平和に暮らせるユートピアがどこかにあると信じ空を見上げていると、空から小さな青い虫が落ちてきました。のび太が虫を払いのけると、空に浮かぶ三日月型の島を目撃しますが、すぐに消えてしまいました。
のび太は帰ってすぐにドラえもんに頼み、ユートピアを探します。ドラえもんは中古の飛行機型タイムマシン「タイムツェッペリン」を出して、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫らと共にユートピア探しの旅に出かけるのでした。
タイム新聞を使い、各時代のユートピアの目撃情報を調べ、何度も時空ジャンプを繰り返しながら、ついに三日月型の島を発見しました。しかし、何者かに襲われてのび太たちは気を失ってしまいます。のび太たちが目を覚ますと、そこはどこか知らない場所でした。
そこにパーフェクト猫型ロボットのソーニャが入ってきます。ソーニャは間違えてのび太たちを襲ってしまったことを侘び、ここがパラダピアという楽園であることを説明しました。パラダピアでは400人もの人が住んでいて、規則正しく、穏やかに暮らしています。
映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)のネタバレあらすじ:承
パラダピアに住めば誰もがパーフェクトな小学生になれると聞いたのび太は、ここに住みたいと願います。ソーニャはその願いを受け入れ、のび太にパラダピアを作った三賢人を紹介し、三賢人も、のび太たちの受け入れを歓迎しました。
パラダピアの小学校に通うことになったのび太たち、一生懸命に授業に打ち込みます。日に日に優秀になり穏やかになっていくしずか、ジャイアン、スネ夫。しかし、以前のような強情で意地悪な姿が鳴りを潜め、気持ちが悪いくらい親切になっている仲間たちに、のび太は違和感を感じ始めます。
一方、パラダピアの秘密を探りに侵入していた未来の賞金稼ぎマリンバは、まだパラダピアの秘密を知らないドラえもんやのび太に捕まり、ひみつ道具「変身ビーム」でてんとう虫にされてしまいます。
パラダピアを救ったことに礼を言われて上機嫌のドラえもんたち、のび太が得意気に委員長のハンナに自慢すると、ハンナは青ざめてしまいます。そして虫になったマリンバを話せる状態にしてもらうようハンナは願い出ます。そしてマリンバから、パラダピアの秘密を聞きました。
それは、パラダピアから降り注ぐパラダピアンライトを浴びれば、人間の心を失い、三賢人の操り人形にされてしまうということでした。のび太は最初マリンバやハンナの話を受け入れられず拒絶しますが、しずか、ジャイアン、スネ夫を救うためハンナに協力することにしました。
映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)のネタバレあらすじ:転
人の心を操る研究は22世紀の科学者レイ博士がしていたことを知り、行方不明中のレイ博士に会おうと、タイムツェッペリンに乗りこんだのび太とドラえもんでしたが、三賢人に捕まってしまいます。ドラえもんが目を覚ますとそこは研究室でした。そこではパラダピアンライトの効果が遅いのび太を使って、ネオパラダピアンライトを作り出していました。
三賢人は完成したネオパラダピアンライトをのび太に浴びせ、のび太を操り始めます。そして変身ビームをドラえもんに撃つよう指示します。しかし、のび太は友達であるドラえもんを撃てません。もたつくのび太に痺れを切らしたソーニャがドラえもんを撃ち、虫になったドラえもんは、通気孔から外へ放り出されてしまいます。
その拍子に、のび太は目が覚めました。今度はのび太に危険が迫ります。三賢人はジャイアンたちを操り、のび太に変身ビームを浴びせようとします。しかし、のび太が懸命に呼びかけて三人は目を覚ましました。そして三賢人と対峙します。
すると台座から一人の男が現れました。それは行方不明になっていたレイ博士だったのです。三賢人は彼が作ったロボットで、彼が人を操る研究をしていたのを手伝っていたのです。レイ博士は完成したネオパラダピアンライトを使い、世界中の人を操ろうとしていました。手始めに標的として選ばれたのが、のび太たちがいる時代の、のび太たちの町だったのです。
突然パラダピアが崩壊を始めました。パラダピアが町に落ちたら大変なことになります。のび太たちは逃げたレイ博士の後を追います。洗脳から覚めたソーニャも手伝ってくれました。のび太たちはパラダピアの住民を救い出し、タイムツェッペリンで逃げようと考えましたが、タイムツェッペリンは途中で壊れて動かなくなってしまいます。
映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)の結末
のび太たちの目の前を今、時空旅行に出かける別のタイムツェッペリンが通り過ぎます。ユートピア探しに出かける前の時間軸だと理解したのび太は、裏山でのび太に纏わりついた青い虫がドラえもんだったことに気づきました。すぐ裏山に向かい、ドラえもんを変身ビームで元に戻します。
ドラえもんの道具を手にパラダピアの激突から町を守るため、ソーニャの元に向かいます。のび太はドラえもんが四次元ごみ袋を使っていたのを思い出し、スモールライトで小さくしたパラダピアを入れてしまおうと考えました。
のび太の作戦は上手く行きましたが、パラダピアが熱暴走を起こして爆発してしまい、皆危険に晒されてしまいます。するとソーニャが自らを犠牲にし、ごみ袋ごと空へと舞い上がり、そのままソーニャごと爆発してしまいました。
のび太たちは裏山で空を見上げています。マリンバからパラダピアの人たちが皆無事なこと、レイ博士が逮捕されたことを伝え聞きますが、ソーニャのことを思うと素直に喜べませんでした。
すると、のび太の後ろの方に何かが落ちる音がしたのです。それは何かの部品でした。泣き出したドラえもんを見て、それは何かを尋ねるのび太。
それはソーニャのメインメモリだったのです。ドラえもんは22世紀にそれを持ち帰りました。おかげで復活したソーニャは、22世紀の世界でお手伝いロボットとして働くことになりました。
以上、映画「ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)」のあらすじと結末でした。
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