アースの紹介:2007年ドイツ,イギリス映画。イギリスのBBCが制作したドキュメンタリー映画。5年の歳月をかけ地球に生息する生物を来たから南まで追いかけ撮影、映画化した。始まりは北極に生息するホッキョクグマ。温暖化に伴い年々数が減っていく彼らは生き延びるため必死に獲物を探している。そのからずっと南に下ると彼らとは違う様々な生き物が暮らしていた。
監督:アラステア・フォザーギル マーク・リンフィールド 出演:ナレーション 渡辺謙(パトリック・スチュワート)
映画「アース」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アース」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アース」解説
この解説記事には映画「アース」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アースのネタバレあらすじ:北極
冬の間太陽の昇らない日が数か月間続く北極でこの物語は始まる。そこにはあるホッキョクグマの親子がいた。夏がきて日が昇り始めたある日その親子が姿を現す。小熊にとって初めての日の光。そして初めての獲物を探す旅が始まる。しかし温暖化が進む今、あまり時間はない。年々氷が解ける速度が増しホッキョクグマの足場が無くなってしまう。なによりも母熊の体力無くなっている。長い穴の中での暮らしにより体重が半分にも落ちていた。
アースのネタバレあらすじ:森の始まり
熊の親子のいた所からずっと南へ行くと様々な動物達が姿を現す。しかしそこには木は一本もない。そこからさらに南に下りると森の始まりである針葉樹の林が現れる。しかし針葉樹は食用に適さないためそこで動物の足跡を見ることは滅多にいない。そこからまたずっと南下すると太陽が本領を発揮する森に遭遇する。そこは鳥のさえずりが聞こえるなど多くの生命に溢れていた。そこではちょうどある鳥の雛が巣立ちを迎えていた。高い木の上にある巣からまだ大きくない羽を必死に羽ばたきながら次々と雛鳥達が飛び立っていった。
アースのネタバレあらすじ:森から砂漠
赤道のすぐ真下に当たる地域にもまた多くの生き物達が生息していた。12時間も太陽が昇る温暖な気候に恵まれたその地域に生息する動植物達はどれもとても美しかった。食べる物にも困らないその場所では日夜メスを虜にするため鳥達によるショーが行われていた。そんな森とはうって変わり過酷な状況で生きる動物達も存在する。地球の三分の一を占める砂漠に生息する生き物達だ。そこでは限られたものしか生きられない。何千頭ものゾウ達はそこで水を求める旅をしていた。しかし数週間ぶりに辿り着いた沼でも安心は出来なかった。彼らを狙う存在もまた水を求めその場所にいたのだ。
アースの結末:ヒマラヤを越え海へ
渡り鳥達もまた過酷な状況に生きていた。ある渡り鳥達はヒマラヤ山脈を越えようとしていた。しかしその標高と時折襲い来る突風、そして凍えるような寒さに苦しめられる。何度目かの挑戦により彼らは遥か向こうへ飛び去っていった。海でもまた同様に長い旅をする者達がいた。ザトウクジラの親子もその一つ。暖かい海で生まれたばかりの子供の泳ぎと息継ぎの練習をした後餌を求めた冷たい海まで長い旅をするのだった。そして辿り着いたのは南極。そこではペンギンの群れが出迎えてくれた。季節が過ぎ南極に冬がくるころ北極ではまた日が昇り始めていた。そこではまた生き延びるための過酷な旅が始まっていた。
南極の皇帝ペンギンのドキュメンタリー映画を見た2年後に、北極で暮らすホッキョクグマのドキュメンタリー映画が公開され、動物系ということで気になり、映画館へ観にいきました。イギリスのBBCが制作したということもあり、ナショナルジオグラフィックチャンネルのような雰囲気で、見入るようなかんじでした。ホッキョクグマ以外にも、森の中の動物達や山越えする渡り鳥達の環境、海のクジラなど、季節と共に移動しながら暮らす生き物達の様々な物語を学び、地球環境についても考えさせられるような作品でした。