ワイルド・スピード EURO MISSION(ユーロミッション)の紹介:2013年アメリカ映画。全世界で大ヒットを記録し続けるカーアクションの決定版『ワイルド・スピード』シリーズの第6弾です。前作『MEGA MAX』でブラジルの犯罪王から大金をせしめ、自由気ままな暮らしをしていたドミニクファミリーでしたが、死んだはずのドミニクの元恋人・レティが生きていることを知ったことをきっかけに元英国特殊部隊隊員率いる国際的犯罪組織との闘いに突入していきます。
監督:ジャスティン・リン 出演者:ヴィン・ディーゼル(ドミニク・トレット)、ポール・ウォーカー(ブライアン・オコナー)、ジョーダナ・ブリュースター(ミア・トレット)、ミシェル・ロドリゲス(レティ・オルティス)、ドウェイン・ジョンソン(ルーク・ホブス)、タイリース・ギブソン(ローマン・ピアース)、クリス・リュダクリス・ブリッジス(テズ・パーカー)、ガル・ガドット(ジゼル・ヤシャール)、サン・カン(ハン・ルー)、エルサ・パタキー(エレナ・ネベス)、ジョン・オーティス(アルトゥーロ・ブラガ)、ルーク・エヴァンズ(オーウェン・ショウ)ほか
映画「ワイルド・スピード EURO MISSION」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ワイルド・スピード EURO MISSION」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ワイルドスピードEURO MISSIONの予告編 動画
映画「ワイルド・スピード EURO MISSION」解説
この解説記事には映画「ワイルド・スピード EURO MISSION」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ワイルドスピードEURO MISSIONのネタバレあらすじ:起
前作『ワイルド・スピード MEGA MAX』で、ブラジルの犯罪王レイエスから巨額の大金をせしめたドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)とその“ファミリー”は、それぞれ自由で静かな暮らしを送っていました。引き続きブラジルに留まったドミニクは、現金強奪の過程で知り合ったブラジル警察の女性警官エレナ・ネベス(エルサ・パタキー)と交際を始めていました。
その頃、ドミニクの妹・ミア(ジョーダナ・ブリュースター)はいよいよ出産を間近に控え、ミアの夫にしてドミニクの盟友・ブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)は病院までの道のりを猛スピードで爆走しました。やがてミアは男の子を出産、晴れて父親となったブライアンは“ジャック”と名付けました。
一方その頃、モスクワでは軍隊が何者かに襲撃され、何億もの価値があるとされるデータチップが強奪される事件が発生しました。やがて犯人グループの1人が検挙され、事件の黒幕はかつて英国特殊部隊の元軍人で、今ではヨーロッパを拠点に暗躍する国際的犯罪組織を率いるオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンズ)であることが判明しました。
かねてから組織を追っていたFBI特別捜査官ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)は過去の因縁があるドニミクの元を訪れ、組織壊滅の協力を要請しました。最初は断ったドミニクに対してホブスは一枚の捜査資料を提示しました。そこには、死んだと思われていたドミニクの元恋人レティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス)の姿が写っていました。
ワイルドスピードEURO MISSIONのネタバレあらすじ:承
衝撃を受けたドミニクは真相を探るため、今までの犯罪歴を帳消しにしてもらうことを条件にホブスに協力することを決めました。ドミニクはブライアンをはじめ世界中に散らばったファミリー…ローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)、テズ・パーカー(クリス・”リュダクリス”・ブリッジス)、ハン・ルー(サン・カン)とその恋人ジゼル・ヤシャール(ガル・ガドット)…をロンドンに召集、ホブスとその部下ライリー(ジーナ・カラーノ)と共に行動を開始しました。
オーウェンの目的は、モスクワで強奪したチップなど軍事部品を使い、軍の通信網を24時間遮断する特殊装置“ナイトシェード”を完成させることでした。程なくインターポールがオーウェンのアジトを突き止めますが、事前に動きを察知していたオーウェンはアジトを爆破して逃走、ドミニクらはすぐさまオーウェンの後を追いますが組織の妨害に遭い逃げられてしまいます。
その最中、ドミニクは1台の車を捕まえると、その中から出てきたのは何と死んだはずのレティ本人でした。動揺するドミニクにレティは突如銃を向けて発砲、その場から姿を消しました。
ワイルドスピードEURO MISSIONのネタバレあらすじ:転
かつての姿とは全く別人格のように変貌してしまったレティの姿に、かつてドミニクらが倒した麻薬王ブラガ(ジョン・オーティス)の影を見たブライアンは、ロサンゼルスの刑務所で服役しているブラガから事情を聞くため、囚人になりすまして潜入しました。
看守を買収して堂々と刑務所に君臨していたブラガは手下らにブライアンを襲撃させますが、返り討ちにしたブライアンはブラガからオーウェンに関する情報を聞き出しました。以前(『ワイルド・スピード MAX』参照)、FBI捜査官だったブライアンに協力したレティはブラガの組織に潜入した際、用済みとされて殺されそうになり、車の事故に巻き込まれましたが辛うじて一命を取り留めていたのです。しかしレティは事故の影響で全ての記憶を失っており、その事を知ったブラガの手引きでオーウェンに引き合わされ、手下として利用されていたのです。
一方、ロンドンではドミニクやホブスたちがオーウェンに改造車両を提供したディーラーを突き止め、ジゼルらが向かったところにレティとオーウェンの部下数名が待ち構えており、銃撃戦の末に2名を仕留めるもレティらには逃げられてしまいます。アジトに戻ったレティは、部下の死を全く気にも留めないオーウェンの態度に不信感を抱いていました。
その後、ドミニクはレティを取り戻すためにあえて彼女にカーレースでの勝負を挑みに行き、自分たちは仲間であること、そして愛し合っていたことを伝えると、大きく動揺したレティはその場を立ち去っていきました。
ワイルドスピードEURO MISSIONの結末
オーウェンの狙いは、“ナイトシェード”完成に必要な最後のパーツがあるスペインのNATO基地でした。ドミニクファミリーはアメリカから戻ったブライアンと合流、オーウェンを止めるべく基地に向かいましたが、オーウェン一味は戦車を投入、一般車両をも巻き込んだ大激戦となりました。
その際にドミニクはレティを救い出しましたが、予め手を打っていたオーウェンはミアを人質に取っており、ドミニクらにパーツを渡すよう要求してきました。パーツを手に入れたオーウェンは、実は自身の手下であったライリーと共に基地の輸送機を強奪、逃亡を図りましたが、ドミニクらファミリーは懸命に追跡、ライリーを殺して輸送機内部に入り込むとミアを助け出し、ドミニクはオーウェンと死闘の末に滑走路の外へ放り投げました。
ジゼルは自らの命と引き換えにドミニクらを逃がし、ファミリーは間一髪で炎上する輸送機から脱出しました。パーツを奪還し、オーウェンの野望を阻止したドミニクらファミリーは約束通りに全ての犯罪歴を抹消されて自由の身となりました。
ドミニクは改めてレティをファミリーに迎え入れ、エレナはドミニクから身を引く決心をしました。ジゼルを失ったハンは、かねてから彼女と約束していた東京に一人で向かいました(『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』参照)。渋谷でタカシ(ブライアン・ティー)とカーチェイスを繰り広げていたハンは突如割って入って来た車と衝突、ハンは車ごと爆破炎上して死亡しました。その様子を、オーウェンの兄であるデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が見つめていました。(次作『ワイルドスピードSKY MISSION』へ続く)
以上、映画「ワイルドスピード6 ユーロミッション」のあらすじと結末でした。
映画ワイルドスピードシリーズのあらすじとネタバレ
1.ワイルド・スピード
2.ワイルド・スピードX2
3.ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
4.ワイルド・スピード MAX
5.ワイルド・スピード MEGA MAX
6.ワイルド・スピード EURO MISSION
7.ワイルド・スピード SKY MISSION
8.ワイルド・スピード ICE BREAK
Spin Off.ワイルド・スピード/スーパーコンボ
9.ワイルド・スピード/ジェットブレイク
ワイルド・スピード EURO MISSION(ユーロミッション)のレビュー・感想
今回の敵は英国の元エリート軍人で、作戦行動も緻密に計画されていおり、主人公たちがかなりの苦戦を強いられるのが新機軸でした。面白いのは、敵にも味方にも聡明な女性のキャラクターがいること。格闘でも射撃でも、もちろんドライビング・テクニックでも男に引けを取らないキャラクターが、時には男以上に物語をぐいぐい引っ張るのは、見ていて爽快でした。しかし何と言っても嬉しいのは、ロドリゲス姐さんの復活。今回は自分自身の存在意義に思い悩むという側面があり、いつもの姐さんにはない、ちょっと元気のない姿が逆にかわいく、これはもうファンにはたまらない訳です。そしてエンド・クレジット中に、次回につながる衝撃の展開が待っています。渋谷でのカーチェイスシーンが登場しますがここでハンが死んでしまう?という衝撃の結末。次回作で何が起こるのか!? 最後まで席を立たないよう。
ブラジルの大仕事で悠々自適に暮らしていたドムの元にホブスがやって来る。ホブスは封筒をドムに渡すが中身を見ないで断ろうとするが、中身を見たら俺と来ると言い残し待っていると言って出ていく。見ると死んだはずのレティの写真が入っていた。写真は1週間前のことだと言うドムは一人で引き受けようとするが、ホブスがドムファミリーじゃないと無理だと言うので、その場で散らばったチームに電話をかける。イギリスでみんなと再会し、任務の過酷さを知らされる。F1並みのスピードで車を跳ね飛ばすことが出来るデザインのスーパーカーが疾走するシーンは迫力満点の映像が観れます。