フラワーの紹介:2013年日本映画。殺す相手にバラの花をたむける凄腕ヒットマンのフラワー。彼はメキシコ仕込みの腕前で、受けた殺しを全て随行することで有名でした。ヤクザから殺しの依頼を受けたフラワーですが、相手を殺さず逃がしました。そんな時、女ヒットマンのモモコがフラワーを狙ってやって来ました…という内容の大沢樹生主演のアクション映画です。小沢仁志が脇役で出ています。
監督:旭正嗣 出演者:大沢樹生(フラワー)、亜矢乃(モモコ)、中原翔子(塩沢)、舘昌美(川谷)、山口祥行(ルイス)、諏訪太朗(渡辺)、小沢仁志(アンマリア)ほか
映画「フラワー(2013年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フラワー(2013年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フラワー(2013年)」解説
この解説記事には映画「フラワー(2013年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フラワーのネタバレあらすじ:起
あるヤクザの事務所で、組員二人が「うちの親分は売り物のシャブをいつも使っている、この組に将来はない。伝説のヒットマンのフラワーを知っているか?殺した相手に花をたむけるそうだ」と話しています。やがて話が弾み、二人はいなくなりました。
数日後、親分が組員二人いなくなったことでイラついていると、スーツ姿の男が現れます。親分にバラの花を渡すと、親分はフラワーがやってきたことに恐怖におののいていました。
フラワーを使っているのは、ワタナベ不動産社長の渡辺です。この日は加藤というファンド会社の社長を殺すために狙っていましたが、加藤が彼女と親しくしているのを見て、渡辺に電話して「加藤を殺すのはヤメた」と言います。この会話を聞いた事務員の塩沢は「フラワーは本当に大丈夫?」と聞きます。渡辺は「オレがメキシコから連れてきた男だ、間違いない」と言います。
フラワーのネタバレあらすじ:承
小島組では親分の山岡が、幹部の益子らに「破門した川谷がヤクを売りさばいてのさばっている、こっちは暴対法で何も手出しが出来ない」と話しています。益子は「川谷を、他人に殺してもらいましょう」と言い、山岡が了承します。
益子は相棒と共に渡辺を訪ねます。そして「フラワーに川谷殺しを頼みたいが、フラワーは本当にやる男なのか?」と聞きます。渡辺は回想します…。
・・・メキシコに行った渡辺は、日本人のルイスに会い話を聞きます。日本人のフラワーは孤児となり、同じ日本人の伝説のヒットマン『アンマリア』に育てられました。アンマリアは子供時代からフラワーをヒットマンにすべく教育をしました。フラワーが7歳の時、対立組織にフラワーが捕まりアンマリアとの取引になります。フラワーがアンマリアを射殺すれば、フラワーの命を助けるというものでした。アンマリアはフラワーに「いいから殺せ」と言います。7歳のフラワーはアンマリアを射殺しました。
フラワーのネタバレあらすじ:転
伝説のヒットマンのアンマリアを殺した男として有名になったことで、フラワーは名前を売りたい殺し屋たちに常に命を狙われ始めます。そんな修羅場をくぐり抜けながら成長したフラワーは、ルイスに「日本に帰りたい」とポツリと漏らします。
・・・
「そこでオレは、フラワーの実践を見たうえで引き取ったんだ」と話します。益子は前金を渡し、川谷殺しを依頼します。フラワーは早速川谷を拉致しました。「女房も子供もいるんだ」と命乞いをする川谷を見たフラワーは殺さず逃がします。そして渡辺には「川谷の死体は薬品で溶かした」と言います。この話を信用しない益子らは、後金を3年ローンにしました。
そのころ、フラワーを探すフリーのヒットマン、モモコが道端で川谷を見つけて拉致しました。小島組を訪ね、川谷が生きている写真を見せ、「フラワーは噂通りの男だが、今まで一人も殺していない、私なら殺せる、7000万円でどうだ」と持ちかけます。
全く信用しない山岡らに見せる為、モモコはフラワーの部屋を銃撃し、証拠の動画を見せます。一方フラワーは「殺そうと思えば殺せるはずだ、力を誇示しているようだ」と渡辺に話します。
フラワーの結末
山岡は7000万の手形を渡し、モモコに依頼します。益子らは渡辺と塩沢を拉致しました。アジトに帰ったモモコは川谷に、手形をもらって山岡から依頼を受けたことを話します。川谷は手形を見て「これは空手形だ、何も知らないな。ヤクザがまともにくれるわけないだろう」と言います。
渡辺らが拉致されたことを知りフラワーが乗りこみます。益子と相棒を撃つと、モモコがやってきました。しかしモモコはフラワーの敵ではなくあっさり破れてしまいます。モモコは「完全に負けた」と言います。
渡辺と塩沢を解放すると、塩沢が突然拳銃を取り、山岡を射殺して益子と相棒にとどめを刺しました。モモコは「このおばちゃん誰?」と聞くと、渡辺は「殺し屋だよ、今は引退してもらっているが」と言います。
メキシコへ帰ろうとしていたフラワーをモモコが見つけ、渡辺に電話をつなぐと「伝説のヒットマンとしてまたやってくれ、殺しはしなくていいから」と頼みます。フラワーはモモコと手をつなぎ歩きはじめました。
以上、映画「フラワー」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する