フレンズ/ポールとミシェルの紹介:1970年イギリス,アメリカ映画。互いに孤独感を募らせる15歳の少年と14歳の少女が出会い、友情から始まった幼いカップルが大人の世界から離れた場所で過ごす、2人だけの愛の日々を描いた青春ラブ・ストーリー。音楽はエルトン・ジョンが担当。
監督:ルイス・ギルバート 出演:ショーン・バリー(ポール)、アニセー・アルヴィナ(ミシェル)、パスカル・ロベール(アニー・マチルド)、ロナルド・ルイス(ロバート・ハリソン)、トビー・ロビンズ(ジェーン・ガードナー)、ほか
映画「フレンズ/ポールとミシェル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フレンズ/ポールとミシェル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フレンズ/ポールとミシェル」解説
この解説記事には映画「フレンズ/ポールとミシェル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フレンズ/ポールとミシェルのネタバレあらすじ:起
画家だった父を亡くした14歳のミシェル(アニセー・アルヴィナ)。母も既におらず、彼女は従姉のアニー(パスカル・ロベール)を頼って南仏アルルからパリへとやってきた。
しかし、そこにはアニーの恋人ピエール(サディ・ルボ)が同居しており、アニーの目を盗んで自分に近寄ってくるピエールに嫌悪する。
15歳の少年ポール(ショーン・バリー)は両親の離婚後、実業家の父親とパリで暮らしていた。裕福な家庭だったがポールは車泥棒を繰り返し、学校もサボりがちな問題児だった。
仕事で忙しい父親はそんな息子を見かねて、母親が必要だと再婚相手を紹介されるが、その女性も連れ子も気に入らない。
お互い家に居づらいミシェルとポールは動物園で出会い意気投合、誘い合わせて出かけるようになる。
フレンズ/ポールとミシェルのネタバレあらすじ:承
ある日、ポールは父の車を無断で使いミシェルと郊外へドライブにやってくるが、途中で運転を誤り池に転落、車は使えなくなり、帰りの足に困った2人は電話を探して歩くが見つからず、その日は野宿することにする。
翌日、離れがたい2人は家への電話を先延ばしにして1日を過ごすと、アニーのところへ戻りたくないミシェルは、誰も自分を探したりしないからこのままアルルへ帰ると告げる。
同じく家に居づらいポールは自分も行くと言い、2人はミシェルの父がアトリエとして使っていたアルル近郊のカマルグへ向かう。ポールはアルルで家に電話をし、もう帰らないと言ったとミシェルに話し、2人は人里離れたアトリエ小屋で暮らし始める。
フレンズ/ポールとミシェルのネタバレあらすじ:転
しかし、ポールは家に電話をしておらず、父親は家出したポールの捜索を警察に依頼し、新聞にも彼の行方不明を載せていた。
大自然の中の素朴な暮らしに、最初は物珍しさとままごとのような楽しさを感じていたポールだったが、やがてお金が尽き、食べるものにも困るようになる。
15歳ではまともな仕事にもつけず、その場しのぎのきつい肉体労働をしても大した収入にならないことに嫌気がさしたポールは、親に頼ることを口にすると、それを非難するミシェルと口論になり思わず家へ帰ると飛び出す。
しかし、互いの存在の大切さに気付いてミシェルはポールを追い、ポールはミシェルの元へ戻り、その晩初めて体を重ねる。
フレンズ/ポールとミシェルの結末
ほどなくミシェルは妊娠、ポールは村のワイナリーの仕事に就くことができ、2人は村の教会で他人の結婚式に紛れて自分たちも結婚式の真似事をする。
そして2人だけで出産を迎え、無事生まれた女の子にシルビーと名付けると、2人は人目につかないよう教会を訪れて見よう見真似で娘に洗礼をほどこす。
カマルグでミシェルとポールが暮らし始めて2年、親子3人の幸せな暮らしがいつまでも続くかと思われたが、警察によるポールの捜索はアルルにまで及んでいた。
ワイナリーでポールが働いていることを警察がつきとめた翌朝、彼らが待ち構えていることも知らず、ポールはシルビーを抱くミシェルに見送られてワイナリーへと向かっていくのだった。
以上、映画「フレンズ/ポールとミシェル」のあらすじと結末でした。
私の青春そのものです。
50年振りにこの映画に再会出来てあの当時の甘ずっぱい日々に浸っています。アニセがもうこの世に居ないなんて
そんなに時間を重ねて仕舞ったとは…ションバリーはどうしているのでしょう?お二人に青春を有難うと云いたい。