イニシエーション・ラブの紹介:2015年日本映画。キャッチコピーは、『最後の5分、全てが覆る。あなたは必ず、2回観る。』その特性から実写化不可能と言われていた乾くるみの小説『イニシエーション・ラブ』が、映画化した。
監督:堤幸彦 出演者:松田翔太(鈴木)、前田敦子(成岡繭子(マユ))、木村文乃(石丸美弥子)、三浦貴大(海藤)、前野朋哉(梵ちゃん)ほか
映画「イニシエーション・ラブ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「イニシエーション・ラブ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「イニシエーション・ラブ」解説
この解説記事には映画「イニシエーション・ラブ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イニシエーション・ラブのネタバレあらすじ1
大学4年生である、冴えない主人公の鈴木夕樹は、友人に誘われて人数合わせの合コンに参加し、そこで出逢った成岡繭子に惚れて、デートを重ねる様になります。その間、たっくんというニックネームを付けてもらったり、もっとお洒落に気を使う様にアドバイスを受けたりします。お互いに惹かれあい、たっくんは繭子と初体験を済ませます。やがてクリスマスになり、たっくんは繭子の為に男磨きをする事を決意し、ホテルでディナーを楽しんでいました。
イニシエーション・ラブのネタバレあらすじ2
そこから季節は流れ、物語は後半部分に移ります。たっくんは東京の本社に移動となり、静岡に住んでいる繭子とは遠距離恋愛となっています。新しい友人達との出会いもありながら、たっくんは同じ新入社員である石丸美弥子に次第に心惹かれていきます。遠距離恋愛である繭子に罪悪感を感じながらも、次第に美弥子といる時の方が楽しくなっていき、ついには美弥子の誘いで体の関係を持ってしまいます。そんな中、繭子が妊娠している事が発覚します。たっくんと繭子は戸惑いながらも、子供を堕ろす決断をします。その後二人の関係はギクシャクし、繭子の事を間違えて美弥子と呼んでしまう事で二股が発覚します。
イニシエーション・ラブの結末
結局東京に戻り、クリスマスは美弥子の家族と過ごす事になりました。ただ、最後に繭子の事が気になり、クリスマスに予約をしていたホテルに駆けつけます。繭子を見つけて嬉しそうに駆けつけるたっくんでしたが、繭子の近くに居たのは、なんと映画冒頭で紹介されていた鈴木夕樹でした。また、美弥子の口からたっくんの名前が『辰也』であると言われ、全てが覆ります。
イニシエーション・ラブの衝撃のトリックは、観客に、前半と後半部分の主人公が同じ人物だと思わせておき、本当は鈴木夕樹と鈴木辰也という違う人物を見せている所にあります。また、時系列が後半部分は前半の一年後だと思わせておいて、実は同じ時期なので、繭子が二股を掛けていたという事になります。
「イニシエーション・ラブ」感想・レビュー
-
ほんまに最後の5分、全てが覆った・・・もう何でメモ取って日にち確認しなかったんだろうってなりました!スニーカープレゼントして夕樹が痩せて松田翔太になってた時点で疑うべきだった!80年代の設定も凄く懐かしい感じで、物語のテンポも良くて本当に楽しめた作品でした!
『最後の5分、全てが覆る。あなたは必ず、2回観る。』というキャッチコピーを知った上で映画を見ました。そのキャッチコピーがあまりにもでかでかと掲げられていたので、「よし、私は絶対に2回見ないぞ」と思いながら鑑賞したのですが、見終わった時にはまんまと罠に引っかかったような気持ちでした。悔しいけれど、正直なところ「もう一度見たい」と思ってしまいました。
前田敦子と木村文乃は全く違うタイプのヒロインでしたが、どちらもとても魅力的で可愛かったです。