いつも月夜に米の飯の紹介:2018年日本映画。母親が居なくなったという連絡を受け、新潟に戻った女子高生の千代里は、母親のやっていた居酒屋を一人でまかなう従業員のアサダを手伝うようになりました。やがて千代里はアサダに心を許すようになり、恋心が芽生え始めましたという内容の、中年男と女子高生の物語です。
監督:加藤綾佳 出演者:山田愛奈(常盤千代里)、和田聰宏(アサダ)、高橋由美子(常盤麗子)、渡辺佑太朗(瑛一)ほか
映画「いつも月夜に米の飯」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「いつも月夜に米の飯」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
いつも月夜に米の飯の予告編 動画
映画「いつも月夜に米の飯」解説
この解説記事には映画「いつも月夜に米の飯」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
いつも月夜に米の飯のネタバレあらすじ:起
高校3年生の千代里は母親が居なくなったとの連絡を受け、東京から故郷の新潟へ向かいました。千代里の母親 麗子は新潟で居酒屋を営んでいましたが、男と駆け落ちした様でした。麗子は幼い千代里を一人で育てましたが、次々男を乗り換える女性で、そんな麗子の事を千代里はとても嫌っていました。麗子の居酒屋に着くと近所の中高年男女が飲んで騒いでいました。また、麗子が居なくなったことで、売掛金の回収を心配して大騒ぎしていました。
千代里を見た人たちは、千里子を麗子と比較するように、千代里を肴にして飲みだしました。母と比較されるのが嫌な千代里は大声で出て行けと怒鳴りました。そして厨房にいた従業員のアサダに『落ち着いたら東京に帰る』と言い、カラオケボックスへ食事に行きました。そこで会った二人の若者と意気投合し、一緒に酒を飲んだものの、酔っぱらって二人にレイプされそうになりました。アサダに助けを呼び、事なきを得ました。
いつも月夜に米の飯のネタバレあらすじ:承
アサダは千代里を介抱し、翌朝朝食を与えました。食べたくないと言った千代里でしたが、食べると少しでも回復が早くなると言われ、口に入れると美味しくて全部食べました。千代里はアサダのご飯が食べたくて、新潟に残るようになり、店を手伝い始めました。
店には常連のトミおばさんがいて『この店は麗子さん一人の頃は、昔いたスナックの客ばかり来ていたが、アサダ君が来てから客が変わった』と言いました。若い女性ミズキは『東京でモデルをしていたものの、急に嫌になり新潟へやって来て、お金もなく食べる物もない時に麗子さんに助けられた』と話しました。千代里はアサダを2階の空き部屋に住んでもらうことにしました。条件は毎日ごはんを作ってくれることだけでした。
千代里は店にも慣れ、アサダとのコンビも様になりました。千代里はアサダのご飯を食べ、アサダは千代里の佃煮を美味しいと食べました。やがて千代里はアサダに恋をし始めました。一方のアサダは千代里を自分の娘の様に思い始めました。
いつも月夜に米の飯のネタバレあらすじ:転
近所の痴呆症のおじいさんを千代里が店に連れてきました。アサダに『何か串焼きを食べさせたい』と言うと、アサダは『おじいさんは歯が無い』と言いました。そこで千代里は、はんぺんつくねを作り、焼いて食べさせました。おじいさんは美味しそうに食べて店を出ました。その後おじいさんは脳溢血で倒れました。悲しむ千代里にアサダは最後に美味しいものを食べられたことは良かったと言いました。
その夜、アサダは千代里に告白しました。『お母さんと結婚したいのでお父さんになってもいいか?』というものでした。てっきり自分への愛の告白だと思っていた千代里はショックを受けました。休みの日、アサダは千代里を港町へ連れて行きました。海鮮料理を食べ、お土産を買って帰りました。東京へ帰るミズキの送別会が行われ、ひと段落ついた時、麗子が帰って来ました。自分勝手な母親に対して怒った千代里は、麗子に怒鳴って部屋にこもりました。
いつも月夜に米の飯の結末
千代里は店に出なくなって2週間の間、アサダの食事だけは食べていました。常連客も心配する中、夜、アサダの部屋を覗きに行った千代里は麗子とアサダが愛し合っているのを見てしまいました。千代里は店を飛び出し、幼馴染の酒屋の瑛一とホテルで一夜を共にしました。
翌朝、千代里と瑛一は車の中で言い争いになり事故を起こし、病院に運ばれました。病院に駆け付けたアサダは瑛一を殴りました。すると千代里は『父親づらするな!』と怒鳴りました。アサダは『父親にならせてくれ』と千代里に頼みました。
アサダと麗子は結婚しました。披露宴で千代里が立ち上がり、アサダにプロポーズしました。アサダは責任は自分にあると言って店を出ました。東京へ帰った千代里は留年が決まり、自主退学しました。麗子は一人で店を切り盛りしながら、また新しい男を見つけていました。
千代里は新潟の観光ガイドブックに、アサダと食べた海鮮料理の店が載っているのを見つけました。新潟に帰った千代里は、その海鮮料理の店の面接に行きました。厨房にいたのはアサダでした。千代里はアサダに、『私の佃煮また食べたい?』と聞くのでした。
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