上京ものがたりの紹介:2012年日本映画。西原理恵子の自伝的コミックを映画化した作品。田舎の女の子が画家を目指して上京するも才能のなさに挫折、苦悩しながら新たな道を自ら切り開こうと突き進む青春ドラマ
出演:北乃きい(菜都美)、池松壮亮(良介)、谷花音(沙希)、瀬戸朝香(吹雪)、ほか
映画「上京ものがたり」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「上京ものがたり」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
上京ものがたりの予告編 動画
映画「上京ものがたり」解説
この解説記事には映画「上京ものがたり」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
上京ものがたりのネタバレあらすじ:起
自分には特別な才能があると田舎から上京し、美大に入った菜都美(北乃きい)だったが、クラスでは最下位委の成績。お金もなく貧乏暮らしをしていた。ある日、絵具も買えない菜都美を見た同級生にホステスのバイトを紹介される。そこでボーイをしている良介(池松壮亮)と先輩ホステスの吹雪(瀬戸朝香)に出会う。良介はホステスにお金を借りるようなろくでもない男だったが、ひょんなことから菜都美の家に転がり込み、一緒に暮らすようになる。先輩ホステスの吹雪はシングルマザーで娘の沙希(谷花音)を育てていた。菜都美は最繁華街で一人母を待つ沙希を見つけ、2人は仲良くなった。菜都美のかわいい絵のおかげで沙希が明るくなり、最初は委縮していた先輩の吹雪とも距離が深まっていく。
上京ものがたりのネタバレあらすじ:承
上京して、仲間は増えたものの、菜都美は一向に将来が見えなかった。欲しい画集も買えず、良介はお金を無心する生活に悩んでいた。そんな中、イラストレーターとしての仕事を探し始める。何件も出版社を回るも、絵の下手な菜都美は相手にしてもらえず、やっともらえた仕事はアダルト雑誌の挿絵だった。菜都美は自分の居場所を見つけたようで、前に進めるようになっていった。
上京ものがたりのネタバレあらすじ:転
そんな時、吹雪が仕事中に倒れ入院する。周りにはくだらないイラストの仕事をバカにされるも、入院中の吹雪に自分が書いた雑誌を見てもらうことで勇気づけられていた。
ある日吹雪の姉から、吹雪の命がもう長くないことを知らされる。働かない良介との関係もうまくいかなくなっていて、新しくもらった仕事も打ち切りを言い渡され、菜都美は苦境に立たされていた。
上京ものがたりの結末
良介がカメラマンになりたかったことを知った菜都美は、お互い新たなスタートを切るべく良介と別れる。吹雪は亡くなり、苦しみをばねにがむしゃらに仕事に打ち込む日々が続いた。菜都美は数年後、サイン会を開けるほどの漫画家になった。遠くからサイン会を見つめる良介は菜都美の写真を撮影する。菜都美は良介を見つけ追いかけるも、会うことはなかった。
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