7月24日通りのクリスマスの紹介:2006年日本映画。吉田修一の小説「7月24日通り」の映画化作品で、長崎を舞台に恋愛に奥手な妄想好きの女性が、クリスマスを前に理想の男性である先輩と本当の恋愛を成就させようと奮闘する姿を描いています。
監督:村上正典 出演者:大沢たかお(奥田聡史)、中谷美紀(本田サユリ)、佐藤隆太(森山芳夫)、上野樹里(神林メグミ)、阿部力(本田耕治)ほか
映画「7月24日通りのクリスマス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「7月24日通りのクリスマス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「7月24日通りのクリスマス」解説
この解説記事には映画「7月24日通りのクリスマス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
7月24日通りのクリスマスのネタバレあらすじ:起
長崎に住む地味で平凡なOLの本田サユリ(中谷美紀)は彼氏いない歴29年の妄想大好きな29歳です。サユリの趣味は漫画を読むことと、長崎の街をポルトガル・リスボンに置き換えて、出会う男たちに「自分だけの王子様ランキング」をつけることを楽しみとしています。サユリは長崎西通りを「7月24日通り」と呼んでいました。サユリの実家は喫茶店で、早くに母を亡くしており、店主の父・五郎(小日向文世)と、サユリの唯一の自慢であるイケメンの弟・耕治(阿部力)と暮らしています。五郎は店員の和子(YOU)と交際しています。サユリは、いつか自分だけの王子様が現れると信じて、毎日妄想を膨らませる日々を過ごしていました。
7月24日通りのクリスマスのネタバレあらすじ:承
サユリは幼馴染で漫画オタクの森山(佐藤隆太)に、本当の恋愛がしたいと愚痴ってばかりでした。そんなある日、サユリは職場の上司である安藤譲(沢村一樹)の自宅に招待され、安藤の妻でサユリの大学時代の先輩だった亜希子(川原亜矢子)に会います。亜希子から大学のOB会が開かれることを聞いたサユリは、当時からの憧れの先輩で「自分だけの王子様ランキング」のトップ独走中の聡史(大沢たかお)と数年ぶりに再会します。サユリの胸は高鳴るばかりです。聡史は今では本を書いたり照明技師の仕事をしたりしていました。やがてサユリの弟・耕治にも新しい恋人ができましたが、その彼女はサユリ同様に全く冴えないメグミ(上野樹里)という女性でした。
7月24日通りのクリスマスのネタバレあらすじ:転
森山が働く書店で、聡史が出版記念のサイン会を開くことになりました。聡史と会ったサユリはデートに誘われてすっかり舞い上がり、それ以来ファッション雑誌を買い込み、メイクに挑戦するなど必死で自分磨きに励みます。その甲斐あって初デートは成功します。その後、聡史が東京に戻るまで何度かデートを重ねていましたが、とある日のデートの時、遅れてきた聡史がかつて付き合っていた亜希子と会っていたことが発覚、サユリはこの恋は自分の身の丈に合わないと落ち込みます。実は、聡史と亜希子は仕事のために会っていただけだったのです。
7月24日通りのクリスマスの結末
落ち込んで帰宅したサユリは、メグミとの結婚を決意した耕治に対して結婚を認めないと告げます。その後、サユリは森山からのプロポーズを断ります。そしてクリスマスイブの日、耕治とメグミは挙式を挙げていましたが、式の最中にメグミが「やっぱり結婚できない」と突然結婚を解消してしまいました。サユリは耕治を励まします。そして、勇気をもって長崎に戻ってきていた聡史と再会し、二人は遂に結ばれます。一方、サユリの父・五郎も和子にプロポーズし、快諾を受けていました。その後、サユリは耕治と共に憧れのリスボンに向かって旅立って行きました。
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