カイジ2 人生奪回ゲームの紹介:2011年日本映画。講談社にて連載されている『カイジ』シリーズの実写映画2作目。前作『カイジ人生逆転ゲーム』の続編に当たる。原作者である福本伸行が脚本に参加し、オリジナルゲームである「姫と奴隷」が追加され、ファンの間では話題の中心となった。2020年には3作目で完結編となる『カイジ ファイナルゲーム』が公開された。
監督:佐藤東弥 出演:藤原竜也(伊藤カイジ)、伊勢谷友介(一条聖也)、吉高由里子(石田裕美)、生瀬勝久(坂崎孝太郎)、香川照之(利根川幸雄)、ほか
映画「カイジ2 人生奪回ゲーム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「カイジ2 人生奪回ゲーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
カイジ2 人生奪回ゲームの予告編 動画
映画「カイジ2 人生奪回ゲーム」解説
この解説記事には映画「カイジ2 人生奪回ゲーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画 カイジ2 人生奪回ゲームのネタバレあらすじ:起
主人公である伊藤カイジ(藤原竜也)は帝愛グループに借金しており、劣悪債務者として地下労働場にて強制労働をさせられていました。カイジは地下労働場で仲間を募ると、地下で行われているギャンブル「チンチロリン」での賭博に挑みました。
仲間の協力のもと、ギャンブルに勝利したカイジは、その報酬を持って地下労働場から一時的に外出する権利を得ました。カイジの目的は許された2週間という外出期間で、自分と仲間の借金を帳消しにするための金を得る事でした。
地上に出たカイジが大金を得る方法を探していると、あるホームレスに会います。それは前作(カイジ 人生逆転ゲーム参照)で戦った利根川幸雄(香川照之)でした。カイジに敗れた彼は、その後、組織内で居場所をなくし、ホームレスとなっていたのです。
利根川の紹介で、ある裏カジノの存在を知ります。そこでは高レートでのギャンブルが行われていました。偶然出会った坂崎考太郎(生瀬勝久)につれられ、”沼”と呼ばれる巨大パチンコの存在を知ります。一発当てる事が出来れば大金を得る事が出来るという、まさに一攫千金のパチンコでした。
これまでに当てた人間は二人。カイジはその二人が帝愛の重鎮達であると知っており、イカサマパチンコであると見抜きます。カイジは坂崎に連れられ、彼のアジトに向かいます。沼攻略を企む坂崎と協力する事に決めたカイジに、坂崎は一人の少女を紹介します。カジノ側の協力者、石田裕美(吉高由里子)でした。帝愛が主催するギャンブルで命を落とした父の復讐だと語る裕美。それはカイジも知っている男の事でした。
映画 カイジ2 人生奪回ゲームのネタバレあらすじ:承
坂崎の作戦の下、カイジたちは沼の攻略に挑みます。裕美の情報に基づいた作戦は、途中までは上手く行くように見えていたのですが、失敗してしまいます。失意の坂崎とカイジの前に、カジノの支配人一条聖也(伊勢谷友介)が現れます。彼は裕美がカイジたちを裏切っていた事を伝えます。
大金を失い絶望する坂崎に、一条はあるゲームを持ちかけます。そして、その場に居合わせたカイジにも。
数日後、カイジはあるキッカケから沼を攻略する作戦を思い浮かびます。その為には資金が必要であり、その金を得るために一条から提案されたゲームに参加する事を決意しました。それは「姫と奴隷」と呼ばれるゲームであり、三つの扉の中から「姫」が居る扉を選べば勝利というゲームでした。正解を知るのは「姫」だけ。失敗すれば、ハズレの扉に存在するライオンに喰われてしまう命がけのギャンブル。
「姫」には彼等を裏切った裕美が選ばれていました。裕美はカイジに正解の扉の番号を告げます。しかし、裏切った彼女を信用できるかどうか。苦悩するカイジにゲームの進行を担当していた利根川が助言を施し、カイジは裕美の言葉が真実であると考え、正解の番号を選び出すことに成功します。
映画 カイジ2 人生奪回ゲームのネタバレあらすじ:転
その夜、坂崎のアジトに利根川が訪れます。利根川も自身の地位を取り戻すために、沼の攻略を企んでいました。利根川も加え、三人で沼攻略の作戦を練っていると、三たび裕美がカイジたちの前に姿を現します。帝愛から逃げてきたということです。一度は裏切った彼女を仲間に向かえ、いよいよカイジたちは沼に挑みます。
作戦は上手く行っていたのですが、一条からイカサマの存在を指摘され、勝負を中断されてしまいます。一条は裕美からカイジ達がイカサマ、パチンコの玉のすり替えを行っていると知らされていたのです。再び裏切った彼女に驚き、怒り、呆れる一同の前で、裕美は勝つ確率の高い方に乗るという自身の生き方を語ります。それに対し、カイジは自分が最後に見た、父親の勇姿を彼女に語ります。
すり替えを確かめる一条でしたが、玉に異常はありませんでした。驚愕する一条と裕美。カイジ達は彼女に真の作戦を話していなかったのです。再び勝負は再開され、一条が施していたパチンコ台のイカサマは、カイジの作戦の前に次々と敗れていきます。
しかし、一条には最後の秘策があり、その秘策の前にカイジは敗れてしまいます。ですが、坂崎、利根川、そしてカイジ達が挑む姿を見て、共に戦う決意をした裕美。彼女達の支援のおかげで、カイジは沼を打ち破ることに成功し、見事に大当たりを獲得しました。
映画 カイジ2 人生奪回ゲームの結末:結
坂崎、裕美、カイジ、利根川は賞金の金を山分けし、カイジはその金で仲間と自身の借金を清算し、地下労働場からの自由を獲得します。
そんなカイジに、利根川は勝負を挑みます。利根川が得た賞金と、カイジの手元に残った賞金を掛けてのギャンブル。車のトランクに金を積み、勝負を始めるカイジ達。ですが、その最中、トランクがいきなり炎上し始め、カイジ達の賞金は目の前で灰となりました。
賞金がなくなってしまっては、勝負を続けても何の意味も無い。利根川はカイジに地下から解放された仲間達と会うための金を渡します。仲間達と会い、ともに喜びを分かち合うカイジ。そんな彼を遠くから見やる利根川。彼の手元には、灰になったはずの賞金がありました。トランクの中の金を予めすり替えており、炎上したのは偽物だったのです。
仲間達と別れ、一人帰路につくカイジ。彼の手元に残ったのは僅かな小銭だけでした。しかし、僅かな小銭でも、膨大な借金を背負っていたカイジにとって、マイナスの状態からゼロに這い上がった証でもあります。彼はそのまま雑踏の中へと紛れて行き、映画は終わりを迎えました。
以上、映画カイジ2 人生奪回ゲームのあらすじと結末でした。
続編「カイジ ファイナルゲーム」のネタバレあらすじはこちら。
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