仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏(トリオ)の紹介:2022年日本映画。2020年から2021年にかけて放映された令和仮面ライダーシリーズ第2作『仮面ライダーセイバー』の最終回のその後を描いた完全オリジナルストーリーです。あれから8年後、主人公・神山飛羽真らライダーたちはそれぞれの人生を歩んでいましたが、世間からライダーの記憶が忘れ去られ、その存在も消失する事件が起こったことをきっかけに新たな戦いに巻き込まれていきます。
監督:上堀内佳寿也 脚本:福田卓郎 原作:石ノ森章太郎 出演者:内藤秀一郎(神山飛羽真)、山口貴也(新堂倫太郎)、川津明日香(須藤芽依)、青木瞭(富加宮賢人)、生島勇輝(尾上亮)、富樫慧士(緋道蓮)、岡宏明(大秦寺哲雄)、市川知宏(ユーリ)、アンジェラ芽衣(神代玲花)、庄野崎謙(神代凌牙)、浅井宏輔(仮面ライダーセイバー)、今井靖彦(仮面ライダーブレイズ)、中田裕士(仮面ライダーエスパーダ/仮面ライダーファルシオン)、飛鳥凛(立花結菜)、嶺岸煌桜(陸)、長谷部瞳(白井ゆき)、フェスタ(ラッキー)、松原冬真(幼い間宮/幼い陸)、新垣翼(幼い飛羽真)、宮宇地怜央(幼い倫太郎)、新井笑琳(幼い芽依)、福峯壱真(幼い賢人)、木村了(間宮)、橋本さとし(篠崎真二郎)、知念里奈(ソフィア)ほか
映画「仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏の予告編 動画
映画「仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏」解説
この解説記事には映画「仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏(トリオ)のネタバレあらすじ:起
小説家にして書店「ファンタジック本屋かみやま」の店主、そして仮面ライダーセイバーでもある神山飛羽真(内藤秀一郎)が世界の近郊を守る“本”の守護者である組織「ソードオブロゴス」の剣士(本作における仮面ライダー)たちと共に世界の危機を救ってから時が流れたある日。
「ファンタジック本屋かみやま」が原因不明の火災で焼失するという事件が発生しました。焼け跡にはなぜか陸(松原冬真)という少年が愛犬ラッキー(フェスタ)と共にいましたーーー。
ーーーそれから8年後。飛羽真は陸(嶺岸煌桜)を養子に迎え、父親として育てていましたが、陸は未だに飛羽真に懐かず、会話も全くありませんでした。陸は8年前の火災と剣士たちの戦いにより両親を失っており、未だに炎と飛羽真らライダーの持つ聖剣については恐れをなしていました。
その一方で、飛羽真は幼馴染で医師の間宮(木村了)の協力を得て書店を復活させ、順調に執筆活動も続けていました。飛羽真の担当編集者である須藤芽依(川津明日香)は仮面ライダーブレイズこと新堂倫太郎(山口貴也)との交際を続けていましたが、未だに結婚には至っていません。芽依は間宮と共に飛羽真のもとを訪れては子育てぶりを確認していました。間宮は陸の愛犬であるラッキーを苦手としていました。
仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏(トリオ)のネタバレあらすじ:承
そんなある時、ソードオブロゴスの本拠地・ノーザンベースのライダーたちが次々と姿を消し、人々の記憶からも忘れられていくという事件が相次いで発生しました。芽依らライダーと繋がりのある人々も飛羽真らライダーの記憶を失いかけていきました。
そんな時、陸が学校に行ったきり帰ってこなくなりました。飛羽真は陸を捜して回ったところ、不死身のライダー・仮面ライダーファルシオンが現れて陸とラッキーに襲い掛かろうとしていました。飛羽真は剣を怖がる陸のため、自らの聖剣・火炎剣烈火を使わず生身でファルシオンと戦い重傷を負ってしまいました。
一方、ライダーたちが消えた事件の謎を解明するため動き出した倫太郎の前にも仮面ライダーファルシオンが現れました。倫太郎は仮面ライダーブレイズ(今井靖彦)に変身して戦いましたが、ファルシオンは変身を解除すると篠崎真二郎(橋本さとし)という男の姿になりました。
篠崎は自分こそが倫太郎の実の父だと名乗り、半信半疑の倫太郎に今回の件について語り始めました。篠崎はライダーたちがいることで人々が犠牲になると考え、人間の人生の物語を閲覧・改ざんすることができるアメイジングセイレーンワンダーライドブックの力を使って人々からライダーの記憶と存在を消そうとしていたのです。
仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏(トリオ)のネタバレあらすじ:転
仮面ライダーエスパーダこと冨加宮賢人(青木瞭)は翻訳家として活動しており、恋人の立花結菜(飛鳥凛)との交際も順調でした。賢人は意を決して結菜にプロポーズしようとしたその時、突如現れた仮面ライダーファルシオンに襲撃されました。賢人はファルシオンの剣・無銘剣虚無を奪い、ファルシオンの腕にダメージを加えて難を逃れました。
帰宅した賢人は、結菜の腕には自分がファルシオンにつけた傷と同じような傷があることに気付きました。結菜はかつての恋人をライダーたちの戦いで失っており、復讐を果たすため賢人に近づいたことを明かしました。
一方、ファルシオンとの戦闘で怪我をした飛羽真は間宮の手当てを受けました。飛羽真は陸にとって必要なのは自分ではなくラッキーだと痛感しており、間宮の制止を振り切ってラッキーの行方を捜そうとしました。
倫太郎と賢人はそれぞれファルシオンと決着をつける意思を固めました。篠崎はかつてのライダーたちの戦いで犠牲になった人々の幻を倫太郎に見せつけましたが、倫太郎はその人々を背負って生きていくと宣言し、ブレイズに変身してファルシオン(篠崎)を倒しました。
戦いが終わり、倫太郎と篠崎は親子としての再会を喜びましたが、篠崎は無銘剣虚無との契約により身体を貫かれて命を堕としました。
賢人は仮面ライダーエスパーダ(中田裕士)に変身し、ファルシオン(結菜)と戦い始めました。賢人の結菜を救いたいという想いは新たなライドブック・アラビア-ナナイトワンダーライドブックを生み出し、エスパーダは新たな形態・アラビア-ナナイトへと進化を遂げてファルシオン(結菜)を倒しました。
結菜は最初は復讐のために賢人に近づいたのでしが、いつしか本気で賢人を愛するようになっていました。賢人は自分の命を投げ打ってまでも結菜を助けようとしましたが、結菜はそのまま命を落としてしまいました。
仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏(トリオ)の結末
飛羽真はかつて「ファンタジック本屋かみやま」のあった場所で陸とラッキーを見つけました。そこにファルシオンが現れて飛羽真に襲いかかり、飛羽真は仮面ライダーセイバー(浅井宏輔)に変身して戦い始めました。
飛羽真を襲ったファルシオンの正体は何と間宮でした。間宮は飛羽真の幼馴染などではなく、ライダーたちの戦いで命を落とした両親の復讐のためにアメイジングセイレーンワンダーライドブックの力を使って飛羽真らの存在を消そうと考えていたのです。
飛羽真は有名な作家であるため人々からライダーの記憶を消すのには8年の月日がかかり、間宮はその間に篠崎と結菜にも協力を求めたのです。
間宮は飛羽真にも自分と同じ苦しみを味わわせようと陸とラッキーに刃を向けました。その時、陸は初めて飛羽真のことを「お父さん」と呼び、火炎剣烈火を手に取ってファルシオンと対峙しました。
その時、間宮は全ての記憶を取り戻しました。実は間宮は陸のもうひとつの人格であり、8年前の事件でアメイジングセイレーンワンダーライドブックを手にしたことにより、陸の中から分身として間宮が誕生していたのです。
陸にとっても、間宮にとっても、飛羽真と過ごした8年間は飛羽真を敵ではなくかけがえのない存在へと変えていました。間宮と陸はライドブックの力でこれまでの8年間をなかったことにすることにし、篠崎や結菜も倫太郎らと戦うことも死ぬこともなくなりました。そしてライダーたちも元通りに戻っていきました。
後日。飛羽真のもとに芽依がある原稿を持ってやってきました。原稿を書いたのは「間宮陸」という人物であり、飛羽真はこの原稿はきっと良い小説だろうと太鼓判を押しました。
以上、映画「仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏(トリオ)」のあらすじと結末でした。
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