きな子~見習い警察犬の物語~の紹介:2010年日本映画。香川県の実話を基にしたストーリー。警察犬試験に失敗しながらも、何度もチャレンジを繰り返すラブラドール・レトリバーの「きな子」と、訓練士を目指す少女の物語。途中、挫折し、警察犬試験を諦めるものの、きな子と少女の絆が深まり、警察犬試験に再度トライする。
監督:小林義則 出演者:夏帆(望月杏子)、寺脇康文(番場晴二郎)、戸田菜穂(番場詩子)、山本裕典(田代渉)、広田亮平(番場圭太)、大野百花(番場新奈)ほか
映画「きな子 見習い警察犬の物語」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「きな子 見習い警察犬の物語」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「きな子 見習い警察犬の物語」解説
この解説記事には映画「きな子 見習い警察犬の物語」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
きな子~見習い警察犬の物語~のネタバレあらすじ:主人公の望月杏子
望月杏子は警察犬訓練士を目指して、訓練所へやってきました。亡くなった父親が訓練士で日本一の警察犬・エルフと共に活動をしていたため、それに憧れて、訓練士の夢を捨てきれずにいたのでした。元気ですが、少し間抜けな性格でした。
きな子~見習い警察犬の物語~のネタバレあらすじ:きな子と出会う
杏子は訓練所へやってきても、犬の訓練はやらせてもらえず、雑用ばかりやらされていました。そこで、弱弱しい子犬の「きな子」と出会います。きな子は病弱な身体で、警察犬にはなれないと言われていました。しかし、父親の警察犬・エルフと同じラブラドール・レトリバーで、杏子はきな子のことを忘れられずにいました。そして、所長に「きな子を警察犬にしたい」と申し出ます。申し出を許可され、杏子ときな子の共同生活が始まります。
きな子~見習い警察犬の物語~のネタバレあらすじ:きな子の訓練開始
杏子ときな子の訓練が始まりました。しかし、きな子は訓練中も他のことに目をやられ、まったく訓練は進みませんでした。大きな障害物を飛び越えることもできず、きな子はおびえていました。杏子の傍にはいつも立派な訓練士を目指す渉の姿がありました。渉はきちんとできるのに、なぜきな子は自分の思い通りに動かないのだろうと、杏子は苦い思いをします。訓練所の子ども、新奈とも関係がうまくいかず、悩む杏子でした。
きな子~見習い警察犬の物語~のネタバレあらすじ:渉、訓練所を去る
突然、渉が訓練所を去ります。渉の父親が倒れ、うどん屋を継ぐことになったのです。訓練所から訓練士デビュー第一号と思われていた渉がいなくなり、訓練所は暗いムードになります。そこへ、杏子に渉の使っていたノートが渡されます。そのノートには、自分の訓練犬のみならず、きな子のことも詳しく書かれていました。杏子は本気になり、訓練にも熱が入ります。
きな子~見習い警察犬の物語~のネタバレあらすじ:訓練発表会
渉の代わりに訓練発表会に出ることになった杏子。しかし、結果は思わしくなく、杏子は恥をかきます。きな子の行動を見ていたレポーターはきな子に注目し、きな子を徹底的にマークするようになります。杏子はきな子のせいで恥をかいたと言いますが、所長は「未熟なのは杏子」と言い、杏子はショックを受けます。
きな子~見習い警察犬の物語~のネタバレあらすじ:きな子の密着レポート開始
一躍脚光を浴びたきな子に報道陣がかけつけ、杏子ときな子の練習の密着レポートが開始されます。これを受けて、きな子は香川県内で有名な「ダメな犬」になります。しかし、地元では愛され、杏子ときな子の練習への応援が続きます。
きな子~見習い警察犬の物語~のネタバレあらすじ:警察犬試験
杏子ときな子は初の警察犬試験を受けます。しかし、結果は惨敗。杏子はまたも、きな子のせいにしますが、きな子の様子がおかしく、倒れてしまいます。杏子は警察犬試験に頭がいっぱいで、きな子の健康のことを気遣うことができなかったのです。
きな子~見習い警察犬の物語~のネタバレあらすじ:杏子、訓練所を去る
きな子が倒れたことを自分の責任だと感じた杏子は、訓練士の夢を捨て、訓練所を去ることにします。家に戻った杏子はアルバイトをしますが、どれも続きませんでした。テレビできな子が大人気なのを見ますが、訓練士の夢は諦めてしまいました。
きな子~見習い警察犬の物語~のネタバレあらすじ:新奈、きな子と共に旅へ
きな子は杏子がいなくなったことで、さびしそうな顔をしていました。それを見た新奈はきな子を連れて、山を越えて杏子の家へ行こうとします。しかし、その日は大雨が降りだしそうでした。
きな子~見習い警察犬の物語~のネタバレあらすじ:所長とエルフの関係
ある日、所長が杏子の元へ訪れます。所長は昔、どこにも行く当てがなかったのですが、杏子の父親に拾ってもらい、訓練士になったことを明かします。そして、エルフの写真を杏子に渡します。所長は「お前という未熟な訓練士を育てるために、きな子がいる。きな子という未熟な警察犬を育てるために、お前がいる」と告げます。杏子は父親から「絶対に、自分のパートナー犬を信じろ」と言われたことを思い出します。杏子は警察犬訓練士の夢を持った日のことを思い出していました。
きな子~見習い警察犬の物語~のネタバレあらすじ:杏子ときな子、新奈を助ける
その日、香川県は大雨に見舞われ、避難を迫られる地域が多発していました。新奈ときな子が渡っていた山も大雨で土砂崩れが起き、新奈は土砂から滑り落ち、足をくじいてしまいます。訓練所から新奈がいなくなったことを知った杏子は新奈を探しに行きます。すると、目の前からきな子が走ってきました。杏子はきな子と共に新奈を探しに行きます。杏子はきな子を信じ、捜索を続けます。練習中は飛び越えられなかった障害物も飛び越え、きな子は新奈を発見します。杏子は所長に再び訓練所できな子を育てたいと言い、了承を得ます。
きな子~見習い警察犬の物語~の結末:警察犬試験
2度目の警察犬試験がやってきました。同じ匂いを見つける試験で5回中4回正解すれば、警察犬への合格の道が見えてきます。1回目は失敗。しかし、杏子はきな子のせいにはせず、「次がある」と勇気づけます。2回目、3回目は正解。最後のチャンスがやってきました。きな子は走っていきました。きな子の挑戦は続きます。
以上、映画きな子のネタバレあらすじと結末でした。
学生時代に小説と映画を何度も見たり読んだりしました。
普通ならこの子は合わないと断念させるところどうしてこの犬だけ失敗続きでも訓練させたのかその意味がじわりと理解していくことができます。
杏子は見習の訓練士そしてきな子は見習の警察犬。
杏子がいるからきな子の存在の意味がありきな子がいるから杏子の存在の意味がある。言葉はなくてもそこには意味があることに感動しました。