カンフーパンダ2の紹介:2011年アメリカ映画。2008年に公開されたアメリカのアニメーション映画「カンフーパンダ」の続編として制作されました。前回よりも映像が美しくなり、「カンフー」らしさは前作を上回っています。今回は主人公ポーの出生の秘密にも踏み込んでいます。悪役として登場するシェン大老は気持ち良いほどに徹底した悪役ぶりなので、物語の構成はとても分かりやすくなっています。泣き所もあり見応えがあります。シーンは短いですがポーと「育ての親」である父とのシーンは切なくもあり温かみもあり良いシーンです。
監督:ジェニファー・ユー 出演:ジャック・ブラック(ポー)、ダスティン・ホフマン(シーフー老師)、ジャッキー・チェン(マスター・モンキー)、アンジェリーナ・ジョリー(マスター・タイガー)、ミシェール・ヨー(予言おばば)、ゲイリー・オールドマン(シェン大老)ほか
映画「カンフーパンダ2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「カンフーパンダ2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「カンフーパンダ2」解説
この解説記事には映画「カンフーパンダ2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カンフーパンダ2のネタバレあらすじ:権力に溺れた孔雀
前回の戦いに勝利したポーたちはすっかり国中の人気者になり、ポーの実家のラーメン屋ではサインを求めてたくさんのお客がきていました。ポーたちは更なるステップアップをとげるために、シーフー老師の元に修行に励んでいました。カンフーの次なる段階に進むためには自分で答えをださなくてはならないと多くを語らない老師。なかなかステップアップできないポーは悩んでいました。時と場面は変わり、古来から中国を安定して修め見守る孔雀の家系がありました。孔雀の家系には代々特殊な力を与えられており、中国全土の平和を保つ重要な役割を担っていたのでした。しかしその息子として生まれたシェン大老はいつしかその力と権力に溺れてしまいます。その邪悪な力はとうとう両親にも止められなくなり、孔雀の都市を闇に包みます。やりたい放題のシェン大老に側近である予言おばばは「あなたは自分を反省しない限り、いつしかパンダの戦士に倒されるだろう。」との予言を受けます。予言を一蹴するシェン大老でしたが、予言おばばの予言は外れたことがなく、その予言に怯えます。
カンフーパンダ2のネタバレあらすじ:過去に囚われたポー
修行が上手くいかないボーはひょんなことから自分の出生に疑問を抱きます。その疑問は前々からあったのですが、どうしても知りたくなります。なにしろパンダである自分の父親が鳥なのですから。自分の出生の秘密を父親に問うボーですが、父親は自分はボーの父親であると強く言います。しかし納得しない息子のために、ボーはラーメンの材料の荷物の中にまぎれて自分の家にやってきたことを告白します。しかし自分は本当の息子だと思って育ててきたと言います。父の想いに感謝するボーですが、今度は本当の自分の両親に会いたくなります。そんなボーの元に闇に包まれてしまった孔雀の都市を救えという国からの指令が届きます。ボーはマスター・タイガーら仲間と共に孔雀の都市へ向かいます。マスター・タイガーは仲間の中で一人修行が上手くいっておらず、自分の出生のことで迷いのあるボーのことを心配します。ボーらは上手く孔雀の都市の潜入することができます。人々はシャン大老の横暴な政権に苦しめられていました。彼らを救うため、シェン大老らと一戦を交えますが、敵の中に相手の過去に封印された記憶を呼び起こし相手を苦しめるという技を使うものがおり、心に迷いのあるボーはまんまとその技にかかってしまいます。そのせいでボーの仲間は敵に捉えられてしまいます。
カンフーパンダ2のネタバレあらすじ:ボーの過去とシェン大老
ボーは自分自身も敵に捕らえられてしまったと思いましたが、ボーは予言おばばに匿われていました。ボーは敵の技にかかり、過去を目のあたりにします。よみがえった過去の中で、ボーは赤ん坊の頃パンダの村で両親と幸せに暮らしていましたが、シェン大老の軍によって滅ばされてしまい、母親の手によって遠くに運ばれたのですが途中で母親は追ってに捕まりボーだけ荷物に隠され助かったのでした。壮絶な自分の過去とシェン大老への怒りでボーは身も心もぼろぼろになっていました。そんなボーに予言おばばは自分のせいだと謝ります。権力に溺れたシェン大老に改心してほしくて予言を伝えたが、予言を聞いたシェン大老はそれならばパンダを一匹残らず滅ぼしてしまおうという行為に及んでしまったと言います。予言おばばはボーに「過去に囚われず今を生きてほしい。」と頼みます。悩むボーですが、ふとボーの心に育ての父親との楽しい日々が蘇ります。そして自分は確かにラーメン屋の父親の息子であると再認識し、過去から脱却します。
カンフーパンダ2の結末:強くなったボー
過去の囚われから脱却できたボーは「今を生きる」ことを強く認識します。そのことを感じることこそが、シーフー老師の言っていたステップアップの鍵となることだったのです。ボーのカンフーの技はステップアップして強くなります。強くなったボーは仲間を奪還し、シェン大老と戦います。シェン大老はボーの憎しみの心を呼び起こそうとしますが失敗します。シェン大老を追い詰めたボーは「過去のことは許すから、反省して罪を償って生きてほしい。」と言います。シェン大老は涙を流して反省するふりをして、隙をみせたボーを倒そうとしますが、見事に早くそのことを察知したボーに逆に倒されます。シェン大老は倒れ、孔雀の都市に元の平和が訪れます。家に帰ったボーは父親に「僕の本当の父親はあなただ。」と言って笑顔でラーメン屋を手伝います。涙を浮かべながら父親はラーメンを作り続けます。・・・とある秘地でパンダの群れが暮らしています。そこで一匹のパンダは叫びます。「私の息子は生きていた!」と・・・。
以上、カンフーパンダ2のあらすじと結末でした。
カンフーパンダはずっと昔にみたのですが、2があることをしって最近見ました!かわいらしいポーは見ているだけで癒されます。敵の孔雀ですが、なんだか優雅で見ていると偉大な中華の宮廷にいるような気分になりました!(笑)
そして、ポーと鳥のお父さんとの関係にも胸が温まりました、、ですが、最後に気になる展開があって、次回作がとても楽しみですっ!