LOFT ロフトの紹介:2005年日本映画。スランプで小説が書けなくなり、せき込んで体調不良に陥った礼子が、気分転換に引っ越した家の前にある、大学の研修室でミイラの研究をする吉岡と知り合った事から、霊を見るようになり、引っ越し先の家であった謎を知るうちに・・・というミステリーホラー映画です。
監督:黒沢清 出演者:中谷美紀(春名礼子)、豊川悦司(吉岡誠)、西島秀俊(木島幸一)、安達祐実(亜矢)、鈴木砂羽(野々村めぐみ)、加藤晴彦(村上)、大杉漣(日野)ほか
映画「LOFT ロフト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「LOFT ロフト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
LOFT ロフトの予告編 動画
映画「LOFT ロフト」解説
この解説記事には映画「LOFT ロフト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
LOFT ロフトのネタバレあらすじ:起
恋愛小説家で賞を受賞した春名礼子(中谷美紀)は新しい小説が書けない事からいつも咳き込み、体調不良でした。原稿の出来ない礼子に対し、編集部長である木島(西島秀俊)は焦りといらだちがありました。ある日、礼子が気分を代える為に引っ越しをしたいと言い出し、木島が郊外の森の近くの一軒家を準備し、引っ越しをすることになりました。目の前には廃墟のような建物がありました。そこには吉岡(豊川悦司)という男がいつも出入りしていました。礼子はこの建物の事を聞くと、相模大学の研修室だという事でした。更に礼子は編集者のめぐみ(鈴木砂羽)に調べてもらうと、吉岡は大学教授で、1000年前の女性のミイラをミドリ沼で発見したことで有名でした。そしてそのビデオを見せられましたが、よくわからない内容でした。話によると1000年ほど前の女性は美を保つため泥を食べていたという事でした。
LOFT ロフトのネタバレあらすじ:承
礼子は家の中に自分しかいないのに物音が聞こえるようになりました。そしてミイラの話が気になった礼子は鍵の開いていた研修室に入りました。そこにはミイラがありました。近寄って調べようとすると吉岡が帰って来て、礼子は慌てて飛び出しました。吉岡は大学の日野(大杉漣)からミイラの展示を要請されていましたが断り続けていました。ある日、礼子の家のチャイムが鳴りました。出てみると吉岡でした。学生たちが三日間研修に来るので、その間ミイラを預かってくれというものでした。礼子は『何故私に?』と聞くと、吉岡は『貴女は預かってくれるから』と言いました。ミイラを預かった礼子は執筆がますますできなくなっていました。その時、礼子の前に住んでいた住人の原稿が見つかり、これを入力して木島に渡しました。また礼子と吉岡はお互い気になりだしていました。
LOFT ロフトのネタバレあらすじ:転
礼子に黒いドレスの女性が見えるようになりました。この女性は吉岡にも見えていました。夜、礼子が怖がっていると木島が入って来ました。木島によると鍵が開いていたという事でした。礼子は吉岡とミイラの話をしました。礼子の説は、このミイラは美を守る為に大量の泥を飲んで自殺したのでは?というものでした。吉岡もそうかもしれないと言いました。翌日の夜も、木島が入って来ました。礼子は、なぜ合鍵を持っているんだ?と言って怒り、木島を追い出しました。そして木島は礼子の前に住んでいた女性のために構えた家だと言いました。その女性も小説家でしたが、目が出ずにいなくなったと言いました。その時めぐみから電話がありました。この家の、前の住人である亜矢(安達祐実)の殺人事件で、木島に容疑がかかっていると言う内容でした。その亜矢こそ黒いドレスの女でした。
LOFT ロフトの結末
吉岡が重い口を開きました。木島が亜矢を殺害し、山に埋めるのを目撃していました。そして吉岡が掘り返すと亜矢は生きていたというのです。そして再び亜矢を殺し、そしてミドリ沼に沈めたと言いました。しかし、どこまでが現実か妄想かが吉岡にも分からなくなっていました。これは1000年前のミイラの霊がそうさせているのかもしれないと思い始めました。そこで礼子は吉岡にミドリ沼に行って確認すればいいと言い、二人は向かいました。そして箱を引き上げると空でした。礼子と吉岡は抱き合い、永遠に一緒にいようと言いました。その時クレーンが上がり、海中から亜矢の死体が上って来ました。その反動で吉岡は水中に引き込まれるのでした。
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