メリー・ポピンズ リターンズの紹介:2018年アメリカ映画。前作の20年後、大人になり妻の死や金銭的な問題で苦しんでいるマイケルの元へ再び姿を現したメリーポピンズは、彼に力を貸し再び子供の様な気持ちになる事を思い出させる。そして今度はマイケルの3人の子供達を不思議な世界へと連れて行くのだった。名作『メリー・ポピンズ』から半世紀ぶりの続編。大恐慌時代を舞台にメリー・ポピンズが再び起こす奇跡を描く。
監督:ロブ・マーシャル 出演:エミリー・ブラント(メリー・ポピンズ)、リン=マヌエル・ミランダ(ジャック)、ベン・ウィショー(マイケル・バンクス)、エミリー・モーティマー(ジェーン・バンクス)、ジュリー・ウォルターズ(エレン)、ピクシー・デイヴィーズ(アナベル・バンクス)、サナニエル・サレー(ジョン・バンクス)、ジョエル・ドーソン(ジョージー・バンクス)、コリン・ファース(ミスター・ウィルキンズ)、メリル・ストリープ(トプシー)、ほか
映画「メリー・ポピンズ リターンズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「メリー・ポピンズ リターンズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
メリーポピンズ リターンズの予告編 動画
映画「メリー・ポピンズ リターンズ」解説
この解説記事には映画「メリー・ポピンズ リターンズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
メリーポピンズ リターンズのネタバレあらすじ:起
大恐慌時代のロンドン、妻を亡くしたばかりのマイケル・バンクスは3人の子供たちジョン、アナベル、ジョージーと妹のジェーン、メイドのエリンと共に両親の家で暮らしていた。そんなマイケルの元をある日、亡くなった父ジョージ・バンクスが働いていたフィデリティ銀行の弁護士たちが訪ねて来ると、5日後の金曜日の24時までにローンの返済をしないと家を取り押さえると警告する。動揺するマイケルだったが、父親が所有していた銀行の株があればローンを返済できると考え、屋根裏部屋の父親の荷物の中から株保有者の証明書を探す。
たくさんの荷物に囲まれ書類を見つけられない事に苛立つマイケルは、そこにあったボロボロの古い凧を見つけるとそれをゴミ箱へ捨てる。すると瞬く間に雲が空を覆い強い風が吹き始め、その凧は飛ばされてしまう。飛ばされた凧を見た電灯屋のジャックとマイケルの3人の子供達はその後を追いかける。やっと凧の紐を捕まえたジャックと子供たちが凧を飛ばされないように踏ん張っていると、急に空が明るくなり、消えていく雲の間からメリーポピンズが傘と共に降りてくるのだった。
突然現れたメリーポピンズは3人の子供たちを見ると彼らの名前をスラスラと言い彼らを驚かす。そんな3人をよそに、メリーポピンズはマイケルとジェーンを訪れ、今日から住み込みで3人の子供達の面倒をみると宣言する。早速、嫌がる子供達をお風呂へ入れさせるメリーポピンズは、3人を浴槽の中へ入れると彼らを海の様な不思議な世界へと連れていく。
同じ頃、父親ジョージ・バンクスがどこに銀行株保有者の証明書を保管していたかを探し回るマイケルとジェーンは、銀行の貸金庫も確認するが見つけることが出来ないで居た。そこで2人はフィデリティ銀行の支店長であるウィリアム・ウェザーオール・ウィルキンズのオフィスへ行き、証明書について相談する。2人は書類を探しておくと彼らに約束したウィルキンズに感謝して銀行を後にする。
メリーポピンズ リターンズのネタバレあらすじ:承
その日の夜、ジョンは母親の形見である壺を売って家のローン返済をすれば家を失わなくて済むとアナベルとジョージーに提案する。しかしそれに反対した2人と壺の取り合いになると、3人は壺を落としてヒビを入れてしまう。それを発見したメリー・ポピンズが誰が壊したのかを問いただすが、3人はお互いを攻め合う。すると、どこからか声がして3人が皆で壊した、と話し出す。驚く3人は声がする方を見ると、しゃべっているのは壺に描かれた人であった。するとメリーポピンズと3人の子供たちはそこにいたジャックと共に壺の世界へと入る。そこには話す犬や様々な動物がいる世界が広がっており、そこでメリーポピンズとジャックがミュージカルを披露する。
皆がミュージカルを楽しむ中、1人で裏へ行ってしまったジョージーは、バンクス家の物を盗んでいる最中の時計を持った狼を発見する。狼を止めようとするジョージー、それを助けようとするジョンとアナベルは皆崖から落ちそうになる。するとそこでメリーポピンズの声に気づき自分達のベッドの上で目を開けた子供達は、悪い夢を見て居た事に気がつく。3人はメリーポピンズに大好きな母親と暮らした家を失いたくないと話すと、彼女は3人の母親がいつも彼らの心の中に生きていると伝える。
メリーポピンズ リターンズのネタバレあらすじ:転
次の日、マイケルを探してメリーポピンズと子供たちは銀行へ行く。3人の子供達はウィルキンズへ直接お願いをするため彼のオフィスに忍び込む。しかし彼らはそこで彼がバンクス家の家だけでなく全てを取ろうと計画している事を盗み聞きする。そしてジョージーはウィルキンズが時計を持っている事に気づき、悪夢でみた狼が彼である事を確信する。子供達に聞かれて居た事に気づいたウィルキンズは3人を捕まえようとするが、ウィルキンズから逃げ切る事に成功した子供達はマイケルにウィルキンズが計画していることを警告する。しかしマイケルは子供達がウィルキンズの事を誤解していると考え、彼らを叱り家へと帰らせる。
そして遂に金曜日の夜になり、株所有者の証明書が見つけられないバンクス家は仕方なく家を去るため荷物を詰める。最後にあの古い凧をトラックに積もうとした時、凧の穴を修復する為に使われて居た紙切れを見たマイケルは、その紙切れが証明書である事に気づく。しかしもう既に時間は24時の7分前で、時間内に銀行に着くのは不可能であった。そこでアナベルが時間を巻き戻せば良い、と提案しするとジャックとメリーポピンズが力を合わせてビッグベンの時計の針を巻き戻す。
銀行で自分の時計を見つめて居たウィルキンズは、24時になったにも関わらずビッグベンの鐘がならない事を不思議に思っていた。そして外を見た彼の目にはマイケルの姿が映る。彼をどうしても中に入れないよう部下に鍵をかけさせるが、メリーポピンズの協力もあり、マイケルはビックベンの鐘がなる前にウィルキンズの元に到着する事に成功する。
証明書を見せてもサインが無いから無効だと言うウィルキンズだったが、そこへ彼の叔父がちょうど旅行から帰宅し、ウィルキンズがバンクス家や他のロンドン市民にしている悪事を批判し追い出してしまう。そして彼はマイケルにジョージ・バンクスが株の所有者であった事、その株でローンを払いきれる事を伝えると、家を手放さなくても良いと伝える。
メリーポピンズ リターンズの結末
次の日、家を手放さずに済んだバンクス家一行は公園へ出かけると風船を売るおばあさんと出会う。風船を触るのが子供の時以来だと言うマイケルに、おばさんは彼が子供になる事を忘れていると言うと、彼の特別な風船を選ぶ様勧める。マイケルは自分の選んだ1つの風船に触れると、空中に浮かび始める。風船と飛ぶマイケルは子供の様な気持ちになる事、子供の時にメリーポピンズとした不思議な体験を思い出す。それに連られて子供達、ジェーン、ジャック、その周りの人々も自分の風船を選ぶと空へと浮かび始めるのだった。
その姿を下から見つめるメリーポピンズは時間が来た、と言うと傘を広げて空へ消えて行く。すると風船で家へ帰ったバンクス家で風が起こり、マイケルとジェーンはメリーポピンズが帰ってしまった事を悟る。そしてマイケルは空に向かって彼女に感謝を告げるのだった。
以上、映画「メリーポピンズ リターンズ」のあらすじと結末でした。
過去作品のメリー・ポピンズを知ってる人は是非見ていただきたい作品です。前作はSF部分が(時代の技術が追いついていなかったため)どうしようも無かったけど、それを現代のSFXで行えばどうなるか。一番のお気に入りは過去でおじいさんやってた男優さんが同一人物で本当のおじいさんになっていることです。