ムーンライト下落合の紹介:2017年日本映画。長田は友人である三上を泊め、深夜に目が覚めた二人はポツポツと会話を始める。かみ合うようでかみ合わない二人の数時間を描いた作品。加藤一浩の短編戯曲を俳優柄本佑が映画化。
監督:柄本佑 出演:加瀬亮(長田)、宇野祥平(三上)、ほか
映画「ムーンライト下落合」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ムーンライト下落合」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ムーンライト下落合」解説
この解説記事には映画「ムーンライト下落合」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ムーンライト下落合のネタバレあらすじ:起
薄暗い部屋。テーブルの上には飲み食いした後の容器が散らかっていますが、それ以外は綺麗に片付いています。寝ていた長田が大きく息を吐いてから起き上がります。そして、リモコンでテレビをつけようとしますがつかず、電池を入れなおしたり叩いたりしても無理だったので諦めて布団も戻ります。しばらくして、その隣で寝ていた三上が起き、リュックから携帯を確認した後、また布団に戻ります。互いに寝たり起きたりを繰り返した後、水を飲みに起きた三上の後に長田も起き、結果眠れなかった二人は会話をはじめます。
ムーンライト下落合のネタバレあらすじ:承
靴下を脱ぎかけた長田がまた靴下をはき「夜はまだ冷えるな」と言います。時間は深夜の二時。「悪い、起こしちゃった?」という三上に「歯磨こうと思って」と長田は答えます。三上はすでに歯を磨いており、コンビニで食べ物を買った時に歯ブラシも買ったと言います。食べ物代を払おうとする長田でしたが、三上は泊めてもらっているからいいと返し、それでも食い下がる長田に対し、いいから、と強い口調でやりとりを終わらせます。長田はホームセンターで約一年半バイトをしており、この部屋には八年住んでいます。一方の三上は友達と住んだこともありましたが今は実家暮らしをしています。三上は「やっぱオレ、前にもここきてるわ。吉田たちと。」と長田の部屋にきたことがあると言いますが「え、いつ?」と長田は思い出せません。
ムーンライト下落合のネタバレあらすじ:転
そのまま共通の友人の近況について話した後、長田が「つかないんだよ」とリモコンをテレビに向けます。三上がテレビの配線を確認し長田がテレビを叩きますが、やはりテレビはつかず、二人がテレビを揺らしたせいでテレビの上の白い馬の置物が落ちます。長田は暗いブラウン管ごしに三上の顔を見て「新宿で何してたの?」と三上に聞きます。三上はそれには答えず、カーテンをあけ「月がでかいよ」と窓の外を見ます。そしてテーブルの上の片づけを始ると、三上は実家がすし屋なので「オレすし屋になる為に修行はじめようと思うんだよ」と長田に打ち明けます。長田は柿ピーの残りを三上に無理やり持たせますが、「とりあえず」と三上はそれを机の上に戻します。
ムーンライト下落合の結末
今後は長田が「態度が悪く挨拶がないので頭にくる」とコンビニ店員の話をします。そして、帰る、帰ろうかな、と迷う三上に対し、長田が「どっちでもいいけど、いたら」と声を荒げます。三上は帰ろうとかついだリュックを下し「なんの時だったろうな、ここに来たの。多分、前に来た時もこんな感じだったんだろう」と天井を見上げます。大きな月が窓から見え、三上が「長田、月が」と言うと「きれいだね」と長田が返します。そして「もうちょっとで満月だ」と長田は月を見続け、三上はテーブルの上の残った柿ピーを食べはじめます。長田は「月があんなに輝いているなんて」と窓辺に立ち、月を眺めるのでした。
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