那落の紹介:2015年日本映画。少年たちに暴行されて倒れている間に、妻をレイプされ、その後寝たきりになった妻。その行為を見つめる幼い娘。8年後、少年の一人が出所し、崩壊した家族に再び危機が迫る・・・というシリアスで重い自主製作映画です。
監督:平井健太 出演者:大本梨帆(なつみ)、有働剛(父・よしあき)、小林広和、青木早苗(母・けいこ)、中倉健太郎、佐伯恵太、水月圭、飯塚飛磨、栗原祥、佐藤もここ、山口卓真、ほか
映画「那落」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「那落」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
那落の予告編 動画
映画「那落」解説
この解説記事には映画「那落」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
那落のネタバレあらすじ:起
父親のよしあき(有働剛)は寝たきりの妻けいこ(青木早苗)と、年頃の娘のなつみ(大本梨帆)と3人暮らしをしていました。3人の間には会話は無く、この家族には複雑な過去がありました。
8年前、よしあきは真冬の雪道で立ち往生した1台の車を見つけました。よしあきが車を降りて様子を確認すると、3人の若者が「故障で動かなくなった」と言いました。携帯の電波が無いため、よしあきが近所の家を案内しようとした時、頭を石材で殴りつけられ、妻けいこを犯されました。車の中には少女のなつみがいました。妻のけいこは何度も殴られ、身動きできない状態で交代でレイプされ続けました。その中に未成年のゆうたがいました。ゆうたはなつみの視線を気にしながら、年上の二人の言われるがままレイプに加わりました。
那落のネタバレあらすじ:承
8年経った現在、けいこをレイプした3人のうちの一人、ゆうたが刑期を終えて出所する話を聞きました。よしあきは幼馴染のおさむから、絶対復讐はするなと止められていました。実はよしあきは自宅で、娘のなつみに売春をさせ、生計を立てていました。
なつみの所には、茶髪の青年がいつも来ていました。青年は当初、なつみの体が目当てでしたが、今ではなつみに惚れ、この家からなつみを連れ出して助けようとしていました。その頃、ゆうたが出所していました。友人宅で生活をしますが、ゆうたは少女だったなつみに見つめられたことがずっと頭にあり、眠れない日々が続きました。
那落のネタバレあらすじ:転
ゆうたはよしあき家族に謝罪する決意をし、家を訪れました。よしあきは怒りながらも8年間の苦悩を話しました。その頃、なつみを連れだそうと茶髪の青年が、よしあきの留守を狙って行動していました。なつみは母も連れて行くと言いますが、おさむに見つかり暴行を受けました。帰ってきたよしあきは、茶髪の青年をおさむに任せ、ゆうたに暴行を加え、全裸にして庭に縛り付けました。
おさむは茶髪の青年を殺害し、穴を掘って埋めました。おさむは幼馴染ですが、けいこをよしあきと取り合った仲でした。そして成長したなつみが、けいこそっくりになった頃から、なつみを目当てによしあきに接近していたのでした。その事を妻に悟られたおさむは、妻を殴りました。
那落の結末
なつみがゆうたを解いて自由にした時、よしあきはゆうたの目の前で娘のなつみを犯しました。その後、おさむがよしあきに金を渡し、なつみを抱こうとしました。嫌がるなつみの声を聞いたよしあきは、おさむを刺殺しました。ゆうたはよしあきの頭を陶器で殴り、なつみを連れだしました。
しかし、起き上がったよしあきが追いかけ、ゆうたに襲い掛かると、背後からなつみがよしあきを刺しました。そしてゆうたも刺し、なつみは一人町へ向かいました。よしあきは自宅に戻り、寝たきりの妻けいこに添い寝するのでした。
以上、映画「那落」のあらすじと結末でした。
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