にがくてあまいの紹介:2016年日本映画。それぞれ乗り越えられずにいる過去を抱えた野菜嫌いのキャリアウーマンとベジタリアン教師のゲイ男性の物語です。野菜を通じて近づき過去を乗り越えていく二人の姿はほっこりと温かい気持ちになります。
監督:草野翔吾 出演:川口春奈(江田マキ)、林遣都(片山渚)、淵上泰史(立花アラタ)、桜田ひより(青井ミナミ)、真剣佑(馬場園あつし)、ほか
映画「にがくてあまい」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「にがくてあまい」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
にがくてあまいの予告編 動画
映画「にがくてあまい」解説
この解説記事には映画「にがくてあまい」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
にがくてあまいのネタバレあらすじ:起
広告代理店でハツラツと仕事をしている江田マキは食と男に関しては一筋縄ではいってませんでした。食はサプリで済ませ、彼氏と別れてしまいました。しかし同僚の前では完璧な女性を装っていました。その同僚がある日仕事後にマキを食事に誘いました。しかしマキは断ります。そこは有機野菜のレストランでした。マキは野菜が大嫌いだったのです。その帰りにバーで呑んでると片山渚に会います。マキは一目ぼれしますが酔っぱらって倒れます。目を覚ますと自分の部屋で渚が朝ごはんを作ってくれていました。しかし渚はゲイの高校教師だったのです。マキはマンションの更新が迫っていて困っていたので、ゲイなのに男子高校の教師で生徒は知らないことをネタに渚をゆすり、同居を迫りました。
にがくてあまいのネタバレあらすじ:承
渚は同居を了解しましたが、ごはんは自分が作るのでそれを全部食べることを条件にします。渚はベジタリアンとのことなのでマキは不安になりましたが、渚の作る料理は野菜ですがどれも美味しくマキは満足げに食べていました。そして一緒に暮らすうちに何故マキが野菜嫌いなのかを知ります。マキの実家はいきいき農家という無農薬野菜を作っている農家であり、マキの父が脱サラをしスタートさせた農家でした。しかしはじめはうまくいかず、家も貧乏になっていきマキは腹が立ち家を出たのでした。そして今なお実家とは疎遠であり渚に会うまでは野菜を嫌って食べずにいたのでした。
にがくてあまいのネタバレあらすじ:転
そして渚の事情も知ることになります。渚の兄は亡くなっており、原因は持病の発作でしたが渚は自分が気付けなかったからだと悔やんでいました。そしてマキは渚と喧嘩してしまい家を飛び出したら元彼とばったり会い、二人でリッチなお肉料理を食べていましたがあまり美味しく感じず、野菜でも渚の料理が好きだと気付きます。渚に謝りに家に帰ると渚は麦茶を用意してくれていました。それはマキが落ち込んだ時に飲む好きな味でした。しかしそれはいきいき農家のものでした。そしてマキは実家に帰ることを決めます。
にがくてあまいの結末
二人で実家に向かい、マキは無事両親との間のわだかまりを溶かしました。渚は気に入られ、マキの父がマキをもらってやってくれと言いますが、ゲイであることを告白し断ります。そして渚も兄の墓参りにずっと行けずにいましたが、マキが乗り越えるよう勇気づけ二人でお墓参りに行くことができました。その後、無事二人の日々がまたはじまり、父が二人に仕送りの野菜を送ってくれました。そこには母がボーイズラブの書籍もこっそり入れてくれました。
出てくるご飯がとても美味しそう。主人公二人がそれぞれ過去を乗り越えて行く姿を応援しながら最後まで見ていました。料理をしている林遣都くんがとてもかっこいいです。他のドラマや映画で林遣都くんを好きになった方、この作品も是非見てください。