『脳男』の紹介:2013年日本映画。首藤瓜於による日本の推理小説を映画化された作品です。生田斗真さんが主演です。連続殺人事件を起こす感情を持たず、痛みも感じないという、謎の青年を巡るサスペンス作品です。
監督:瀧本智行 出演:生田斗真、松雪泰子、江口洋介、二階堂ふみ、太田莉菜ほか
映画「脳男」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「脳男」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
脳男の予告編 動画
映画「脳男」解説
この解説記事には映画「脳男」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
【謎に包まれた男】脳男のネタバレあらすじ
生田斗真扮する鈴木 一郎(すずき いちろう)と名乗る男の偽名の本名は、入陶 大威(いりす たけきみ)と言います。連続爆破事件の犯人である、緑川のアジトに居たために、現行犯逮捕されます。逮捕された後、緋紋家のビルに爆弾が仕掛けられていることを供述したために、共犯と見なされました。自分の過去については一切供述しようとせず、警察の取り調べでは偽名を名乗り続けます。戸籍上では29歳ですが、実年齢は確認されていません。常に丁寧で礼節を弁えています。様々なテストが行われ、知覚上の異常は一切なく、全て平均的、血液型はRh-O型という事実がわかります。一度見たものは、人物・書籍などを問わず全てを記憶でき、決して忘れません。ポルトガル語・ギリシャ語・ラテン語等、多数の言語も理解できます。
【事件の展開】脳男のネタバレあらすじ
逮捕された鈴木一郎を巡り、その生い立ちが次第に判明していくのと並行して、連続爆破事件の犯人である、緑川の執拗な鈴木一郎に対する殺意が続きます。大富豪の祖父入陶倫行(いりすのりゆき)から英才教育を受けていた鈴木一郎は、正義の殺人ロボットにする為の教育を受けて育った事がわかったことから、真犯人は、緑川で、鈴木一郎は緑川を殺人するために、アジトに居たことが判明し、釈放されます。
【真梨子との交流】脳男のネタバレあらすじ
精神科医で、鈴木一郎を調べた鷲谷真梨子は、彼の為に涙を見せたことから、鈴木一郎と僅かではあっても心を通わせることができるようになります。彼女の患者であった男が、実はまだ犯行を続けていたことがわかり、鈴木一郎はその男を殺しに行く予告をメールで真梨子に知らせます。
【緑川の最後】脳男のネタバレあらすじ
緑川は、病院の爆破予告をし、真梨子を人質にして立てこもり、鈴木一郎をおびき出して殺害する計画を立て、多くの犠牲者をだす。最終的には、真梨子の機転で緑川は刑事の茶屋に殺害され、鈴木一郎は姿を消します。
【ラストシーン】脳男の結末
最後に鈴木一郎は真梨子に電話をして、自分の為に泣いてくれたのは貴女だけだったことを告げ、「感謝しています。」という言葉と共に、微かに微笑む表情を見せるところが印象的なラストです。
CMを見たときは、なんて怖い映画なんだろうと思っていました。でも、怖いのももちろんでしたが想像以上に感動する作品でした。脳男を見ていると、人の成長って教育者に確かな重要性があるのかもしれないと改めて思いました。