オーシャンズ12の紹介:2004年アメリカ映画。超豪華俳優陣の夢の共演で一躍大ヒットとなった前作『オーシャンズ11』(2001年)の続編です。前回の豪華メンバーが再び集合、前作の敵から奪った金を返すよう迫られたチームは今度はヨーロッパに乗り込み、フランスを震撼させる大泥棒と対決します。
監督:スティーヴン・ソダーバーグ 出演者:ジョージ・クルーニー(ダニー・オーシャン)、ブラッド・ピット(ラスティ・ライアン)、マット・デイモン(ライナス・コールドウェル)、アンディ・ガルシア(テリー・ベネディクト)、ジュリア・ロバーツ(テス・オーシャン)、ヴァンサン・カッセル(フランソワ)、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(イザベル・ラヒリ)ほか
映画「オーシャンズ12」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「オーシャンズ12」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オーシャンズ12の予告編 動画
映画「オーシャンズ12」解説
この解説記事には映画「オーシャンズ12」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
オーシャンズ12のネタバレあらすじ:起
数年前、ラスベガスのカジノ王テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)から莫大な大金を奪い取ったダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)とその仲間たち。オーシャンはベネディクトの愛人となっていた元妻のテス(ジュリア・ロバーツ)も取り戻し、悠々自適の暮らしを送っていました。オーシャンの相棒ラスティ・ライアン(ブラッド・ピット)はハリウッドのホテル経営者に転身するなど、各地に散らばったオーシャンの仲間たちもそれぞれ思い思いの暮らしをしていました。ところが、かねてからオーシャンに復讐心を抱いていたベネディクトはオーシャンの仲間一人一人のもとを訪れ、オーシャン一味が盗んだ総額1億6000万ドルに利子をつけ、2週間以内に全額返済するよう脅してきました。ベネディクトは冷酷非情な男であり、もし返せなければオーシャン一味の命はありません。しかし、オーシャン一味は既に盗んだ金を使い果たしてしまっていました。
オーシャンズ12のネタバレあらすじ:承
もはやアメリカでは大きな仕事はしずらいと感じたオーシャンは、再び全米各地に散らばった仲間たちを集め、今度はヨーロッパに狙いを定めました。計画を練り上げ、ヨーロッパに飛んだオーシャン一味でしたが、狙いを定めたターゲットはいずれも何者かに先回りされてお目当てのものを盗み出されていました。そして現場には必ず謎の黒い狐の置物が残されていました。困り果てたオーシャン一味は、かつてヨーロッパでその名を轟かせた伝説の大泥棒ギャスパー・ルマーク(アルバート・フィニー)を訪ねて相談すると、一連の事件にはルマークの元弟子である“ナイト・フォックス”の仕業である可能性が浮上してきました。しかし、ナイト・フォックスの正体は、大富豪の貴族フランソワ・トゥルアー(ヴァンサン・カッセル)だったのです。
オーシャンズ12のネタバレあらすじ:転
金に全く困らないフランソワは、ただスリルと達成感を味わうがためだけに窃盗を繰り返してきたのですが、オーシャン一味がアメリカで大きな仕事を成し遂げたことから、より強い刺激を求めてベネディクトに接近、オーシャンたちの情報をベネディクトに売り飛ばしていたのです。そしてフランソワは遂にオーシャン一味にも接触、盗みで勝負を持ちかけてきました。それは、ローマの美術館で展示される「ファベルジェの卵」を盗み出すことであり、もしオーシャンたちが勝負に勝てばベネディクトへの返済も立て替えてやるというのです。もちろん受けて立つと誓ったオーシャンでしたが、その矢先にユーロポールの敏腕捜査官イザベル・ラヒリ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)が現れ、何とオーシャンは逮捕されてしまいました。
オーシャンズ12の結末
オーシャンを欠いた一味は、ライナス(マット・デイモン)の立案した奇策を実行に移すことにしました。オーシャンの妻テスはあのジュリア・ロバーツに非常に似ていることから、ライナスらはテスをジュリア・ロバーツに仕立ててファベルジェの卵を盗み出そうと考えたのです。しかし作戦は、失敗に終わり、一味は全員逮捕されてしまいました。その頃、フランソワはまんまとファベルジェの卵を盗み出し、勝負に勝ったかと思われたその時、逮捕されていたはずのオーシャンが姿を現しました。実はファベルジェの卵はオーシャンが既に盗み出しており、フランソワが盗んだのは偽物だったのです。オーシャンが逮捕されたのもフランソワを欺くためであり、この勝負はオーシャンの勝利に終わりました。逮捕された仲間たちもライナスの母(チェリー・ジョーンズ)がFBI捜査官に扮装して脱出させており、ベネディクトへの返済の目途が立ったオーシャン一味はほっと胸をなで下ろしました。
以上、映画オーシャンズ12のあらすじと結末でした。
「オーシャンズ12」感想・レビュー
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ベネディクトの執念深さにニヤリとします。相変わらずの雰囲気がなぜかこの映画の味わいにもなっている感じすらします。そして前作で大仕事を成し遂げた後ちりじりになっていたオーシャンズの仲間がしぶしぶ(?)終結。
テス役のジュリア・ロバーツがジュリア・ロバーツ役で登場するところには思わずクスリをしながらも、ばれないかと内心ひやひや。最初から最後まで存分に楽しませてくれること間違いなしです。
ナイトファックスのしなやかなボディバランスと正確にクリアしていく足の運び方動いているレザーセンサーを軽やかにかわしていく、シーンは舞っているかのように通路を通っていき、宝を盗む。ビシッとカッコイイ場面もあったり、ライナスの母親が出てきて釈放になったりとコミカルな部分もあるので、面白く見ることが出来る。ブルース・ウィルスがブルース・ウィルス役で出演しているもの少し笑えます。俳優陣が楽しんで出演しているように見えるのが、また良いかと思います。