るろうに剣心 京都大火編(るろうにけんしん きょうとたいかへん)の紹介:2014年日本映画。るろうに剣心京都大火編は佐藤健の演ずる「人斬り抜刀斎」と幕末恐れられた緋村剣心の物語である。第一作「るろうに剣心」の続編として2014年8月1日に全国劇場公開され、52.2億円の興行収入を記録しました。
監督:大友啓史 出演者:緋村剣心役「佐藤健」 神谷薫役「武井咲」 四乃森蒼紫役「伊勢谷友介」相楽左之助役「青木崇高」高荷恵役「蒼井優」他
映画「るろうに剣心 京都大火編」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「るろうに剣心 京都大火編」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
るろうに剣心 京都大火編の予告編 動画
映画「るろうに剣心 京都大火編」解説
この解説記事には映画「るろうに剣心 京都大火編」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
るろうに剣心 京都大火編のあらすじ1
幕末に「人斬り抜刀斎」を恐れられていた伝説の男、緋村剣心。新時代を迎えた今は女師範の神谷薫ら仲間たちとともに穏やかな生活を送っていた。そんなある日、新政府の大久保利通に呼び出され、剣心の後釜として「影の人斬り役」を務めていた志々雄の暗殺を依頼される。維新後口封じのために新政府によって焼き殺されたはずの志々雄が京都で戦闘集団結成し、日本転覆をするため動き始めていた。その志々雄征伐のため送り込まれた討伐隊は返り討ちに遭い、もはや剣心にしか託せるものはいなかった。剣心は自らの運命に立ち向かうことを決意し、薫の制止を振り切り京都へと旅立った。その後、京都へ向かう剣心は小田原の川辺で焚き火をしていると、目を離した隙に剣心の刀を盗もうとする少女が。少女は村へ逃げ、刀を手に入れたと喜ぶが剣心に追いつかれてしまう。軽々と刀を取り返すと少女が剣心に殴りかかる。ひと悶着あり「逆刃刀でござる」と告げて和解した。少女の名前は「巻町繰」。そこに傷だらけの少年が「助けて」と現れる。その少年とともに草むらへ行くと血だらけの青年がいた。青年は志々雄の一味に村が襲われたと言って息を引き取った。少年の案内で村へ向かう剣心と繰だが、村に着くとそこは村として原形をとどめていまい有様だった。突然鐘がなり志々雄の一味が現れた。剣心は一味を倒していくがそこに宗次郎が現れた。宗次郎に連れられた場所には志々雄の姿。そこで語られた志々雄が望む新時代構想に怒りを見せた剣心。剣心は志々雄に「刀を取れ」と言うが剣心の相手は宗次郎が立ち向かった。2人は決闘したが、宗次郎に刀を折られてしまった剣心。そのまま去っていく宗次郎であった。
るろうに剣心 京都大火編のあらすじ2
一方の志々雄は隠れ家で「十本刀」を集結させるように命令し、ついに国取りが開始された。さらに一方で、道場では左之助が京都へ向かうことに。薫と弥助も剣心を追って京都へ向かう。そして村を去った剣心はついに京都へ向かう。一緒に着いてきた繰に強引に連れられ葵屋へ。そこで翁と出会い繰に「抜刀斎」であることをばらされてしまう。抜刀斎であることを知った翁は剣心に身の上を語る。自らは幕府の京都探索方の一味であり、繰もその一味であること。葵屋は実は幕府の隠れ家であること。そして隠密御庭番衆の頭、四乃森蒼紫は幕府の口封じのため殺されようとする仲間を助けようとしたが逆に仲間に庇われてしまい、守るべき仲間も憎むべき幕府もない中で死んでいった仲間への手向けとして最強の称号を捧げるために修羅に落ち、幕末最強の緋村抜刀斎を倒すことが唯一の生きる目的になったことを。剣心は京都に来たのは志々雄との決着を付けるためだと伝え、折れた「逆刃刀の生みの親、新井赤空を探してくれ」と協力を願う。翁はすぐに調査に入る。そして御庭番衆の協力もあり、新井赤空の居場所が判明するがすでに亡くなっていた。新井赤空の息子である新井青空がいることを知り青空のもとへ行き新しい刀を打ってもらうことを頼むが、青空はもう包丁等の小刀しか作っておらず、二度と刀は作らないと聞き、素直にそこを後にする。剣心は道中で見つけた風車を見て青空の赤ん坊に買っていってやろうとする。その頃、青空家では突然赤ん坊を抱き上げる「刀狩りの張」が現れ、張は青空に新井赤空が最後に打った刀を出せと詰め寄る。そこに風車を持った剣心がやってくるが、既にそこに張と赤ん坊の姿はなく、剣心に助けを求める青空と妻の姿だった。
るろうに剣心 京都大火編のあらすじ3
近くの神社の賽銭箱の横に置かれた泣く赤ん坊を剣心が見つけ、張はすぐに緋村抜刀斎と気づき、そこで決闘が始まった。しかし剣心には刀がなく鞘のみで戦ったが刀相手では太刀打ちできないでいた。二人の決闘する神社にきた青空は剣心の言葉で剣心なら父の刀を正しく使ってくれると信じ、新井赤空の最後の刀を剣心に託す。そこに現れた薫が見守る中、剣心は刀を抜けずにいた。「人斬り」に戻るのを躊躇していた。しかし刀を抜き、張への攻撃を開始した。倒れる張だったが、弥彦が切り傷のないことに気づいた。赤空の最後の刀は逆刃刀だった。張を倒すことができた剣心だが精神的な傷を負った剣心だった。葵屋へ戻った剣心は刀の柄を変えるために逆刃刀・真打を解体するとその刀には「我を斬り刃鍛えて幾星霜子に恨まれんとも孫の世のため」と赤空の思いが文字として刻まれていた。その思いを胸に刻む剣心。その頃志々雄の隠れ家では京都大火実行が宣言された。一方、警察に捕らえられた張は「志々雄に忠誠心はない。利害関係あるだけ」と供述した。そして葵屋にも志々雄の計画の情報が入り、京都は我々の手で守ると翁が戦闘準備にかかる。ついに決行の日を迎える。薫と弥彦も御庭番衆とともに京都を守ることになった。剣心と斎藤は決行の時を待つ中、決行の時間となった。
るろうに剣心 京都大火編の結末
町へやってくる志々雄の手下達は火を纏い、京都へ攻め込んだ。大勢の警察官達と志々雄の手下達とが争う中、剣心と斎藤も行動を起こす。炎に包まれる京都の各地で抗争が巻き起こり、薫と弥彦も腕を振るい、駆けつけた左之助も暴れていた。一方葵屋に来た翁の目の前に蒼紫の姿が!抜刀斎を求める蒼紫に「目を覚ませ」と語りかけるが蒼紫の刃は翁へ向けられた。葵屋では翁と蒼紫とも戦いが始まった。志々雄の手下と戦う繰に「蒼紫が帰ってきた」と知らせが入る。繰はすぐに葵屋へ向かうが繰の目には激しい戦いを繰り広げる翁と蒼紫の姿が!そして蒼紫の刀が翁に決定的な一撃を!倒れる翁のもとを去っていく蒼紫は「俺はかつての四乃森蒼紫ではない」と呆然とする繰とすれ違う。そして抗争も警察側が優勢になり、志々雄の勢いも弱まってきたとき剣心達は違和感を感じる「簡単過ぎる。そもそも京都を燃やす目的なら志々雄自身がそれを見たいはず。」抗争の中に志々雄や十本刀の姿がなかったのだった。幕末の歴史から一つの答えにたどり着く。「京都大火は第一段階で真の目的は東京だ」と。一方で、抗戦する薫のもとに宗次郎が現れて隙をついて薫を拉致する。その姿を見た剣心は宗次郎を追いかけるがその先には巨大な船が!志々雄が身を隠していた隠れ家は巨大な船だった。剣心はすぐその船に乗り込むが、すぐに人質とされた薫を出され、身動きが取れない!そこで志々雄と決闘になるが、志々雄の手下が薫を海へ放り投げる。それを見た剣心も志々雄の刀を振り抜き、薫を追うように海に飛び込む。その後浜辺に打ち上げられる剣心を謎の人物が助ける。
以上が「るろうに剣心 京都大火編」あらすじです。
るろうに剣心 京都大火編 主題歌 Mighty Long Fall/ONE OK ROCK
るろうに剣心 京都大火編のレビュー・感想
今作「るろうに剣心 京都大火編」の目玉であるアクションは間違いなく、前作「るろうに剣心」(2012年作品)を遥かに越えて増量されている。そして、原作の要所を押さえつつ、観ている者の集中が切れかかると思われる所に激しいバトルを盛り込み、流れるようなテンポの良さを維持し続ける。
今回「るろうに剣心 京都大火編」について鳥肌立ちしたのは、翁と蒼紫がトンファーと二刀の小太刀を構えて戦う前の睨み合うシーン、緊迫したBGMが重なって最高に良い。剣心が心変わりする理由や、ただの戦闘ありきの作品にならないように、“人の死”を印象付けるような演出は、作り手特に大友監督の意向なのかなとも思う。十本刀は、宗次郎と張くらいしか今回は目立ってなかったので、後編での活躍を期待したい。原作では斎藤一が好きなので宇水戦はやってほしいが、尺の関係でカットされてしまうかな、牙突で上半身吹っ飛ばされちゃうし。 実写版の斎藤一は江口洋介が演じていることも大きいのか、一匹狼らしさや非情な感じが薄れて、少し人間味あるキャラになっていると感じる。十本刀も漫画的なキャラから実写版らしいリアルなサイズになっているが、夷腕坊の設定はどうするのか気になる。縁一派でお目見えした外印は既に前作「るろうに剣心」で登場しているし、演じた金髪の綾野剛は少し縁っぽかったので、実写版でやってほしいなと思った。
前作「るろうに剣心」と今作「るろうに剣心 京都大火編」も大ヒットしているようなので、続編を求める声も多いはず、人誅編に原作者考案のオリジナル話を織り交ぜるとか、続編や実写版シリーズを期待している。続編「るろうに剣心 伝説の最後編」がとても楽しみになる。
見たことが無かったので、面白くなっています。
Wakariyasui!!!!!!!!!!!!