サタンクロースの紹介:2005年アメリカ映画。実はサタンの息子だったサンタクロースが、クリスマスに大虐殺を繰り広げるホラー&コメディ。クリスマス嫌いのニッキーは、発明家の祖父からサンタクロースの真実を教えられていた。サンタクロースは実は悪魔の息子で、1000年前に天使との勝負に負けて以来子ども達を幸せにする奉仕活動に縛られている。そして今年が天使との約束が終了する年だった。天使との約束から解放されたサンタクロースは、1000年間の鬱憤を晴らすべく街で次から次へと殺戮を続ける。元プロレスラーであるビル・ゴールドバーグが恐怖のサンタクロース役を務める。
監督:デヴィッド・スタインマン 出演者:ビル・ゴールドバーグ(サンタクロース)、ダグラス・スミス(ニッキー)、エミリー・デ・レイヴィン(メアリー・マック)、ロバート・カルプ(おじいちゃん)、デイヴ・トーマス(ティモンズ牧師)ほか
映画「サタンクロース」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サタンクロース」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
サタンクロースの予告編 動画
映画「サタンクロース」解説
この解説記事には映画「サタンクロース」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サタンクロースのネタバレあらすじ:サンタクロースの真実
クリスマス・イヴの夜。パーティーを楽しむ一家の暖炉がきしみ、真っ赤な帽子と真っ赤な服のサンタクロースが飛び出して来ました。暖炉を破壊したサンタクロースは暴れに暴れ、一家を虐殺してしまいます。
その頃、ヘルタウンに住む16歳のニッキーは、アルバイトに勤しんでいました。ニッキーは変人と名高いおじいちゃんの影響もあり、クリスマスを嫌っています。ニッキーとアルバイト仲間のメアリー・マックは、店長のグリーンからそれぞれクリスマスプレゼントを貰いました。ニッキーの分は、25都市の時刻が分かるという時計です。
マックに送って貰い帰宅したニッキー。いつも訳の分からない発明をしているおじいちゃんとの二人暮らしです。おじいちゃんは、今年はサンタクロースに用心しなければならないと、地下に避難所まで作っていました。おじいちゃんは先祖代々引き継がれて来たという古い本を持ち出し、サンタクロースについて語ります。
悪魔が処女エリカを懐胎させ、サンタクロースが生まれました。その誕生日である12月25日には必ず殺人が起こり、虐殺の日とされてきました。人々の救済の祈りに応え、神様が人間界に天使を派遣します。老人の姿をした天使は、妖精と穴釣りをしているサンタクロースと賭けをしました。
双方穴に落とさないよう石を滑らせ、穴に近い方が勝ちというものです。サンタクロースが勝てば老人に永遠の苦痛を。老人が勝てば、サンタクロースは1000年間虐殺をやめ毎年クリスマスを楽しいものにするという条件でした。結果的に老人が賭けに勝ち、サンタクロースは人々への奉仕を強いられます。これが今からちょうど1000年前の出来事でした。
サタンクロースのネタバレあらすじ:サンタクロースの虐殺
1000年の奉仕活動から解放されたサンタクロースは、1000年間の鬱憤を晴らすように街で虐殺を繰り広げていました。ゴロツキをあっという間に殺害した後、ストリップクラブに乱入してスタッフを皆殺しにします。サンタクロースはバッファローが引くソリで縦横無尽に駆け回りました。
翌日、クリスマス当日。ニッキーのバイト先に押し入ったサンタクロースは、グリーンを殺害し食事を楽しみます。バイト先に強盗が入ったと知ったニッキーは、慌てて店に駆けつけました。まだ生きていたグリーンは、サンタクロースは実在すると言い残して絶命します。
警察署で事情を聞かれることになったニッキーは、サンタクロースが実在すること、とても危険な存在であることを訴えました。北極でクリスマスが終わる時間、つまりヘルタウンで午後7時になるまでは、サンタクロースの危険は去りません。しかし警察には全く相手にされませんでした。
事情を知ったマックがニッキーを迎えに来てくれて、2人は帰路に就きます。その後サンタクロースは警察署を襲撃し、警官達を皆殺しにしました。
サタンクロースのネタバレあらすじ:サンタクロースの狙い
サンタクロースは次にマックの車を狙います。取りつかれたニッキーはサンタクロースを銃撃しますが、まるでダメージがありません。何とかサンタクロースを振り切って、ニッキーの家に到着しました。
避難所から隠れ通路を使い外に出ると、サンタクロースが現れます。おじいちゃんはサンタクロースに対し、自分との約束通り世界中の子ども達を幸せにしたのかと尋ねました。するとサンタクロースは、子どもは大嫌いなので、自分に手紙を書いた子どもを皆殺しにすることをずっと楽しみにしていたと言い出します。
おじいちゃんがソリに轢き殺されてしまい、ニッキーとマックはスノーモービルで急いでその場から逃げ出しました。サンタクロースは空を飛びながら、爆弾を投げつけ2人を殺そうとします。
サタンクロースのネタバレあらすじ:2度目の勝負
ニッキーとマックは学校に逃げ込み、クリスマスが終わるのを待つことにしました。そこへサンタクロースが追って来ます。スケートリンクに追い詰められたニッキー達の前に、ぼんやりと輝くおじいちゃんが現れました。実は、おじいちゃんは1000年前にサンタクロースと賭けをした天使だったのです。ニッキーの祖母に恋をして、永遠の命を捨てていたのでした。
おじいちゃんはニッキー達を見逃すようサンタクロースに言います。しかしニッキーがおじいちゃんの孫であること、そしてニッキーが昔サンタクロースに手紙を書いていたことを理由に引く気が無いようでした。おじいちゃんはまた勝負をしようと言って、カーリングの道具を出します。
了解したサンタクロースはスケートリンクに地獄への穴を空けました。おじいちゃんが勝った時は、サンタクロースは虐殺をやめクリスマスを永遠に楽しいものにすること。逆にサンタクロースが勝った時は、おじいちゃんは永遠に地獄で苦しむことになりました。
勝負が始まると、サンタクロースは隙を突いておじいちゃんを地獄の穴へ滑り落としてしまいます。その時、北極が12月26日0時になりました。ニッキーは、クリスマスは終わりだと言いますが、サンタクロースは余裕綽々の顔です。北極の時刻は任意に決められるので、クリスマスの終わりはサンタクロース自身が決められるのだと言い出しました。
ニッキーはおじいちゃんが改造したくるみ割り人形銃を取り出し、サンタクロースを銃撃します。胸に被弾したサンタクロースは弱って逃げ出しました。おじいちゃんは穴の淵にギリギリ捕まっており、ニッキーとマックが慌てて引き上げます。サンタクロースが弱っている今こそチャンスだと言って、おじいちゃんは消えてしまいました。
サタンクロースの結末:最後の戦い
ニッキーとマックは外に出て、銃を持ったハンター達に空飛ぶバッファローの首を取ってくれるよう頼みます。ニッキーが指笛でバッファローをおびき出し、一斉射撃しました。マックの父がバズーカ砲を撃ち、見事バッファローの首を取ります。
ソリは墜落し、サンタクロースはポールに突き刺さって死亡しました。しかしよく見てみると、それはサンタの格好をした悪徳牧師のティモンズです。彼は騒動に巻き込まれていただけで、本物のサンタクロースは姿を消していました。
クリスマスは終わり、サンタクロースも消えました。とりあえず安心したニッキーは、マックとキスを交わします。一方のサンタクロースは、シャターンと名乗り飛行機で北極へ帰ろうとしていました。北極に戻った彼が「次は誰だ?」と威嚇し、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画「サタンクロース」のあらすじと結末でした。
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