スピードの紹介:1994年アメリカ映画。警察特殊部隊に所属するジャックは、爆弾による脅迫事件解決の功績で受勲される。出勤しようとするとすると目の前でバスが爆破され、その犯人は受勲された事件の爆弾魔だった。爆弾魔は前の脅迫が阻止された腹いせにもう一台のバスに爆弾を仕掛けたと言い、またも大金を要求する。爆弾は一定の速度から落ちると起爆する仕掛けになっていて、ジャックはその犯行を阻止する為に走り出した。キアヌ・リーヴスを一躍有名スターにしたジェット・コースター・ムービー。
監督:ヤン・デ・ボン 出演者:キアヌ・リーヴス(ジャック・トラヴェン)、デニス・ホッパー(ハワード・ペイン)、サンドラ・ブロック(アニー・ポーター)、ジョー・モートン(ハーブ・マクマホン)、ジェフ・ダニエルズ(ハロルド・テンプル)、ほか
映画「スピード」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スピード」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スピードの予告編 動画
映画「スピード」解説
この解説記事には映画「スピード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スピードのネタバレあらすじ:起
ある高層ビル、エレベーターに爆弾が仕掛けられ十数人が閉じ込められます。犯人は大金を要求しており、解決の為に警察はSWATチームを派遣、所属するジャックとハリーの二人も出動します。現場の偵察を志願したジャックはハリーを連れて、エレベーターが止められている階に駆け上がり仕掛けられた爆弾を確認します。爆弾は、箱を爆破するものではなく落下させるよう仕掛けられていたので、ジャックは更に屋上に上がり、作業用クレーンでエレベーターを吊るす事を思い付きます。エレベーターにワイヤーを掛けている音がエレベーターシャフトに響き渡ります。その音を聞いて他のエレベーターに潜んでいた爆弾魔は、救出作戦が始まった事に気付き、爆弾を起爆します。エレベーターは落下します。クレーンはエレベーターのような重量物を引き上げる物ではなかった為、基部から外れてしまいますが、排気口に引っ掛かり何とか落下を阻止します。ジャック達は今にも落ちそうなエレベーターから全員無事救出します。期限前に爆弾が起爆した事でジャックは、爆弾魔がクレーンの作業を知ったのはビル内に潜んでいる事を見抜き、まだ未確認だった貨物用エレベーターをハリーと調べます。二人がそっと貨物用エレベーターの天井に折り途端、天井を撃ち抜いて銃撃が浴びせられ、ハリーがエレベーター内に落とされます。爆弾魔はハリーを人質に逃走を図ります。エレベーターから出て外に逃げようとした時、ジャックはハリーの脚を撃ちます。突然の事に爆弾魔が怯み、その隙にハリーは逃げ、ジャックは一転優位に立ちます。しかし爆弾魔は自分に爆弾を巻きつけており、迂闊に撃ってしまうと握っているグリップ型のスイッチが作動してしまいます。手が出せないジャックを尻目に爆弾魔は、扉の向こうに消えます。その途端、大爆発が起きました。
スピードのネタバレあらすじ:承
人質を無事救出した功績でジャックとハリーが叙勲され、その様子がテレビで放送されます。爆発で死を偽装し、逃げ延びた爆弾魔もそれを見ていました。祝賀会が催された翌日、ジャックがいつもの習慣でコーヒーを店に買いに行くと、目の前でバスが爆破されます。呆然としているとジャックは公衆電話が鳴っている事に気付き、その電話に出ます。電話は爆弾魔からで、前の一件を根に持っての犯行でした。彼の目的はジャックを巻き込み、前以上の大金を手に入れる事でした。爆弾魔はもう一台バスに爆弾を仕掛けたと言い、フリーウェイの規制上限速度に達すると起動し、50マイルを切ると爆発する仕組みだと説明します。ジャックは車に乗り、爆弾魔から聞いたそのバスを止めに走ります。爆弾が仕掛けられているとも知らずアニーはバスに飛び乗ります。彼女が乗るバスはそのままフリーウェイに乗りますが渋滞に捉まります。そこにジャックが追いつき、乗り込んで止めようとしますが丁度渋滞が切れてしまい、バスのスピードが上がっていきます。ジャックは追いかけますが速度は遂に起爆速度に達し、爆弾が起動してしまいます。ジャックは何とかバスに乗り込む事に成功、運転手に事情を説明します。しかし、警察が慌てて乗り込んできた事に焦った一人が銃を取りだし発砲、その男は取り押さえられましたが運転手が被弾してしまいました。運転が困難になった運転手に代わり運転を始めたのは、一番前に座っていた女性、アニーでした。ジャックはアニーを含めた乗客にも爆弾の事を知らせ、携帯電話で警察本部と連絡を取りながら対策を練ります。しかし道は何処かしら混んでおり、バスの行く先は常に障害物で溢れていてそれを跳ね飛ばしつつ進み、最終的には工事中のフリーウェイに誘導されました。爆弾魔は、騒ぎを報道しているテレビを見ながらそれを楽しんでいました。
スピードのネタバレあらすじ:転
ハリーは、調べた爆弾の部品や犯行の傾向、特に警察の捜査状況に詳しい事から、犯人が元警官だと睨みます。爆弾魔の電話をジャックの携帯電話で受けられるようにして、交渉が開始されます。ジャックは爆弾魔に負傷した運転手を降ろさせてくれと頼み、爆弾魔は譲歩します。電話を切る際に、乱暴運転、ワイルドキャットの運転手に速度を落とさせるなと付け加えます。運転手は、併走するトレーラーを使い救出されました。所がそれを見ていた乗客の一人が自分も脱出しようと試みます。しかし爆弾魔もそれを見ており、乗降口を爆破してその乗客を殺害します。その後も受難は続きますが何とか乗り越え、バスはジャックの機転で空港に入り込みます。空港なら報道ヘリは侵入できないので、犯人に伝わる情報は制限できる、滑走路を閉鎖し周回コースを作る事で安全に走り続ける等、多くのメリットがありました。そこにまた爆弾魔から電話が入ります。彼はジャックのアイディアを賞賛し、自分が元警官で負傷退職させられた後の不遇さの呪い節を語ります。ジャックは、身代金交渉の為に一旦バスを下ろさせてくれと言い爆弾魔も了承します。一旦バスを降りたジャックは、外から爆弾の解体に挑戦します。しかし作業はうまく行かず、トラブルが起きてジャックは乗客の助けを借りながらバスに戻ります。バスに戻る際、ジャックはガソリンタンクに穴を開けてしまい、状況を悪化させてしまいます。その作業の最中、本部は爆弾魔の正体を掴み、元警官ベインの家にハリーを含めたSWATを派遣していました。警官達が家に突入していきます。しかし、家はトラップハウスされていて、ハリー達は罠を発動させてしまい、家が爆破されてしまいました。ジャックの電話が鳴ります。ハリーからの朗報かと思えばベインからでした。ベインは、ハリーが罠に嵌って爆死した事を告げ、身代金の受け渡し方法を具体的にします。電話が切れジャックは携帯電話に怒りをぶつけ粉々に砕きます。アニーがジャックを宥め、彼は落ち着きを取り戻します。その時、彼女の上着がアリゾナ大学の物で、その大学のアメフトチーム名がワイルドキャットだった事に気付きます。ジャックは上着の文字が見える位置からバスに仕掛けられた隠しカメラを見付けます。彼はベインが車内の状況を把握していた方法を発見、逆手に取ります。テレビ局に無線送信している映像電波を捉えさせ録画して偽映像を作り、それを流してカメラを騙している間に乗客を下ろす作戦を実行します。バスの燃料が切れる直前なので、偽映像は1分間分しか作れず繰り返し流す事になりました。救出作業はベインに気付かれずに問題なく進みます。最後に残ったアニーとジャックが脱出しようとした時、バスのタイヤがパンクし、暴走を始めます。ジャックはメンテナンスハッチの蓋を使ってアニーと共に脱出に成功、バスは無人のまま突っ走り、速度が50マイルを切り大爆発をしました。
スピードの結末
乗客が救出された事も知らずベインは身代金の催促をします。警察はそこで罠を張り、彼を逮捕しようと試みます。引渡しの時刻が来て、ベインは目と鼻の先にある金を取りに行こうとします。その時ふと確認した隠しカメラの映像に不自然さを感じます。そしてその映像がフェイクだと気付きました。ベインは警察の裏をかく事を考えます。彼は警官に扮し、見張る警官に混じって搬送が後回しにされてしまったアニーを見付けます。身代金受け渡しの現場を見張るジャックは、時間が過ぎても誰も現れた無い事に不審を感じ、金の袋に仕込んだ発信機のスイッチを入れさせます。すると信号は動いていました。ジャックは慌てて身代金を入れたゴミ箱に駆け寄りますが、その下には大きな穴が開いており、そこは地下に通じていました。ジャックは穴を降りて逃げる人影を追います。追い付いて銃口を向けて立ち止まらせますが、逃げていたのはアニーでした。彼女は爆弾をくくり付けられていて、その姿にジャックは驚きます。そこにベインがやって来て、前回と同じ起爆装置を見せびらかします。ベインはアニーを人質に取り、そのまま地下鉄に逃げます。そしてベインは運転手を射殺しました。彼は爆弾を起爆させ、警察が死体確認に手間取っている間に高飛びする計画でした。ベインはジャックが追ってきているの察知し、彼を買収しようと金の詰まった袋を不用意に開けます。すると、袋に仕込んであった染料が撒き散らされ、金に印がついて使えなくなってしまいました。ベインは逆上し、銃を乱射して天井を撃ちます。彼は天井に登り、ジャックと取っ組み合いを始めます。ジャックは爆弾のスイッチを振り回すベインに苦戦しますが、なんとかベインを退け、彼から起爆スイッチを奪い取ります。車内に入ったジャックは爆弾の起爆装置を解除します。しかし司令室からの無線で地下鉄が工事区画に向かっている事を知ります。ブレーキはベインが運転手を射殺したときの流れ弾で壊されていて、停止する術がありません。アニーはポールに手錠で繋ぎ止めれており、その手錠もポールも壊す道具がありません。アニーはジャックに逃げてくれと言いますが、彼は地下鉄の向かう先にカーブがある事を知り、衝突より先にカーブで脱線させる事を考えます。ジャックは、生きている速度調節用のレバーで地下鉄を加速させ、衝撃に備え、アニーに覆い被さります。地下鉄は、まだ線路が敷かれて居ない区画に飛び込み、滑ってそのまま地上に飛び出しました。横転しながら路上で停止し、二人は無傷で生還する事が出来ました。
「スピード」感想・レビュー
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90年代アクション屈指の名作
子供の時に鑑賞、デニス・ホッパーが
アンソニー・ホプキンスに似ていたので勘違い
してましたw
爆弾魔との攻防戦
50マイルを下回ると爆弾魔が爆発
言葉で見るとあんまりですが
実際に見るとヒヤヒヤしますw
レンタルして見ることをオススメします
90年代中頃のアクション映画の名作。最後までハラハラしながら一気に観てしまいました。キアヌ•リーヴスもかっこいいですが、「ブルー•ベルベット」でも猟奇的な変人を演じていたデニス•ホッパーがまたもや変人の犯人を演じていて可笑しかったですが、名演でした。