宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第六章 回生篇の紹介:2018年日本映画。TVアニメ「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の第19話から第22話を再構成したOVA。加藤の背信行為により波動エンジンが停止したヤマトは、白色彗星の超重力に引き寄せられ彗星内にある惑星に不時着します。その惑星はゼムリアという名の星で、かつてガトランティスが生み出された場所でした。そこでキーマン達は、ズォーダーが人類に反旗を翻した理由を知ります。さらに、人造生命体であるガトランティス人を死滅させる「ゴレム」という装置の存在を知った古代達は、ゴレムを発動させるべくズォーダーがいる都市帝国に向かいますが、その前にガトランティスからガミラス人が移住可能な惑星の提供を持ちかけられたデスラーが立ちはだかりました。
監督:羽原信義 声優:古代進(小野大輔)、森雪(桑島法子)、島大介(鈴村健一)、真田志郎(大塚芳忠)、徳川彦左衛門(麦人)、加藤三郎(細谷佳正)、土方竜(石塚運昇)、斉藤始(東地宏樹)、クラウス・キーマン(神谷浩史)、桂木透子(甲斐田裕子)、藤堂早紀(高垣彩陽)、シファル・サーベラー(甲斐田裕子)、ズォーダー(手塚秀彰)、アベルト・デスラー(山寺宏一)
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第六章 回生篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第六章 回生篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第六章 回生篇」解説
この解説記事には映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第六章 回生篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第六章 回生篇のネタバレあらすじ:起
加藤が反波動格子を作動させたために波動エンジンが停止し、ヤマトは推進力を失い白色彗星の超重力により白色彗星に引き寄せされていました。土方は、ヤマト艦内から乗員退艦を命じ、多くの乗組員はヤマトから脱出しますが、古代など一部の乗員は脱出できないままヤマトと共に白色彗星内に落ちていきました。
ヤマトから脱出した乗組員は、ヤマトの同型艦の「銀河」に乗艦しガトランティス艦隊への迎撃に臨みます。そして、無人戦闘機「ブラックバード」を用いてガトランティス艦隊の足止めする作戦を実施しますが、無人戦闘機のけん引役として加藤も出撃しました。
作戦は成功し、ガトランティス艦隊の足止めに成功しますが、ヤマトを危機に陥れた責任を取るために死ぬつもりで志願して作戦に参加した加藤は、生き残ったことに絶望しました。ヤマトは、彗星内の無人の惑星に不時着していましたが、惑星を調査していたキーマン達の目の前に、巨大な遺跡が現れました。
そのころ、ヤマトでは、桂木透子をかばって負傷した森雪の意識が回復しましたが、雪は婚約者である古代のことを覚えていませんでした。雪は、事故の影響で失っていたヤマトに乗艦する前の記憶を取り戻しましたが、逆にヤマトで過ごした4年間の記憶を失っていたのでした。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第六章 回生篇のネタバレあらすじ:承
キーマン達は、遺跡に入り内部を調査していましたが、巨大な石板を調査している時に突如アナライザーがこの星のことやガトランティスの事を語り出しました。石板は、この星の事を後世に残すための記憶装置で、自らを語り部と称し、アナライザーを乗っ取って、キーマン達に語り掛けたのでした。
この星の名前はゼムリアといい、この星にいたゼムリア人が戦闘用としてガトランティスを生み出しましたが、やがてゼムリア人とガトランティスの間で戦争が発生しました。ガトランティスでありながら人間と同等の知能を持つズォーダーは、ゼムリア人のサーベラーと愛をはぐくんでいましたが、ゼムリア人にサーベラーとその子を人質にされたことからガトランティスを裏切りました。
ズォーダーの裏切りにより戦争はゼムリア人の勝利に終わりましたが、ゼムリア人はズォーダーとの約束を反故にしてサーベラーとその子を殺してしまいました。ズォーダーは、生き残ったガトランティスと共に旅立ち、そして、封印された都市帝国を発見すると、復元させたサーベラーのコピーにより都市帝国の封印を解き、ゼムリア人を滅ぼしました。
そして、ズォーダーは、都市帝国で全宇宙にはこびる悪しき種である人類の抹殺を決意したのでした。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第六章 回生篇のネタバレあらすじ:転
アナライザーを介して語り部をヤマトに持ち込んだキーマンは、ゼムリア人がガトランティスを隷属させるために用意した安全装置について尋ねました。語り部は、返答を拒否しましたが、そこに桂木透子が現れて、最後のゼムリア人として語り部に命令すると、全ての人造人間を殺す「ゴレム」という装置の事を話しました。
語り部は、ゴレムのありかを話す前に消滅してしまいましたが、透子は、ゴレムはズォーダーの元にあると言いました。ゴレムの情報が漏れた事を察したズォーダーは、ゼムリア星を破壊しようとしますが、それに乗じてヤマトは、ゼムリア星を飛び立ちました。
その頃、戦況が不利と判断した銀河に搭載されたAIが、司令部から発令された人類を地球以外で存続させる「G計画」を受理しましたが、どのような形になっても人類の種を残そうというあまりに非人道的な作戦に、ヤマトの乗組員たちは非難の声を上げました。
その時、白色彗星付近で戦っていたアンドロメダ改からヤマト発見の報が入りましたが、アンドロメダ改だけではヤマトの救出は不可能でした。銀河のAIは、G計画の発動を艦長である藤堂早紀に迫りますが、藤堂は、AIを破壊すると銀河はヤマト救出に向かいました。そして、アンドロメダ改と銀河により白色彗星の重力核が破壊されると、ヤマトは、白色彗星からの脱出に成功しました。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第六章 回生篇の結末
時間断層の中で修復を終えたヤマトは、ズォーダーの元にあるゴレムを発動させるため彗星帝国に向けて発進しました。しかし、その前には、ガトランティスからヤマトの消滅が確認されたらガミラス人の新たな移住先を提供すると、言われたデスラーが待ち受けていました。
そして、デスラーは、デスラー砲の発射体制に入りますが、直前にヤマトに向けて発光信号を送ったため、ヤマトは攻撃を察知し、ワープによりデスラー砲を回避しました。そして、デスラーの乗艦の前にワープアウトしたヤマトは、ガトランティスとの決戦を前に後顧の憂いを断つとして、デスラーの乗艦に体当たりし、ヤマトとデスラーの乗艦の中で白兵戦が展開されました。
白兵戦を得意とする空間騎兵隊は、ヤマト艦内でガトランティスのロボット兵を迎え撃ちましたが、空間騎兵隊の斉藤始は、ロボット兵が無防備となった自分を攻撃せずに去って行ったことから、自分は透子と同じガトランティスにより作り出され送り込まれたスパイではないか、と思いました。
デスラーの元に辿り着いたキーマンは、デスラーに即時停戦して地球と手を組むようにいいますが、その時ガトランティスのミルが現れ、デスラーを撃ちました。ミルは、キーマンにデスラーを殺せば地球とガミラスを助けると言いました。
以上、映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第六章 回生篇」のあらすじと結末でした。
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