劇場版 からかい上手の高木さんの紹介:2022年日本映画。シリーズ累計発行部数1000万部を誇る山本崇一朗の同名青春ラブコメ漫画で、3シーズンに渡ってテレビアニメ化された作品の初の劇場版作品です。主人公・高木さん役の高橋李依や相手役の梶裕貴などテレビ版のキャスト・スタッフが集結し、中学生活最後の夏を迎えた主人公たちのひと時の思い出が描かれます。
監督:赤城博昭 声優:高橋李依(高木さん)、梶裕貴(西片)、小原好美(日々野ミナ)、M・A・O(天川ユカリ)、小倉唯(月本サナエ)、落合福嗣(木村)、岡本信彦(高尾)、内山昂輝(浜口)、悠木碧(北条さん)、内田雄馬(中井くん)、小岩井ことり(真野ちゃん)、田所陽向(田辺先生)、水瀬いのり(ハナ)、戸松遥(太田さん)、福島潤(カツオ)、宮本侑芽(ちー)ほか
映画「からかい上手の高木さん」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「からかい上手の高木さん」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「からかい上手の高木さん」解説
この解説記事には映画「からかい上手の高木さん」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 からかい上手の高木さんのネタバレあらすじ:起
ここは香川県小豆島のとある中学校。隣の席同士で、互いを意識し合いつつもついからかっては反応を楽しむことを繰り返してきた女子中学生の高木さんと男子中学生の西片。今や高木さんたちも中学3年生となり、中学校生活最後の夏を迎えようとしていました。
この日は授業中に雨が降ってきました。傘を持ってきていない西片が焦っていると、高木さんは傘を持ってきたことを伝えました。そして高木さんは西片のノートに絵を描き始めました。西片は以前高木さんと成り行きで相合傘をしたことを思い出し、てっきり相合傘の絵を描いているのではと思いましたが、描き上がった絵はなんと魚の骨でした。
またしても高木さんにからかわれた西片はいつものように「高木さんめ」と思いました。授業が終わると、雨はいつの間にか上がっていました。
帰り道、高木さんと西片は近所の神社までグリコのじゃんけんをしながら歩いていきました。西片はなぜかずっとチョキだけを出し続け、それを見た高木さんは「チョキで負けたらキスをすること」と挑発してきました。
西片はまんまと挑発に乗せられ、高木さんにジュースをおごる羽目になりました。いつものように西片をからかっていた高木さんでしたが、その表情はどこか浮かない顔をしていました。
劇場版 からかい上手の高木さんのネタバレあらすじ:承
次の日は水泳の授業でした。西片は高木さんにどちらが水中で長く息を止めていられるか勝負をもちかけました。西片はかねてから風呂で練習してきたので今後こそ自信はありましたが、いざ勝負という時に西片は高木さんの美しさについ心を奪われそうになりました。
その時、高木さんは何かを呟きそうになった気がし、西方は思わず口を開いて水面に出てしまいました。高木さんはどうやら身体が浮きそうになったことを呟こうしていたようです。またしてもからかわれた西片でした。
ある時、高木さんはクラスメートの真野ちゃんから、島で季節外れの蛍を好きな人と見たら永遠に結ばれるという噂を聞きました。真野ちゃんは高木さんに西片を誘ってみればともちかけました。
その頃、高木さんたちのクラスメートである仲良し3人組、日々野ミナ、天川ユカリ、月本サナエはいつものようにつるんでいました。3人はこれからやってくる夏休みに想いを馳せていましたが、ミナとユカリは運動神経抜群で陸上部のエースであるサナエはいずれ島を出て都会の高校へ行ってしまうのではないかと一抹の不安を抱えていました。
劇場版 からかい上手の高木さんのネタバレあらすじ:転
この日は小豆島の祭り、中山千枚田の虫送りの日。西片は高木さんを誘って祭りに参加しました。祭りは町の人々がそれぞれ松明を手にし、夜通しで棚田の道を練り歩くものです。高木さんも西片もひそかに季節外れの蛍が現れることを期待していましたが、蛍は最後まで現れることはありませんでした。
翌日。高木さんも西片も互いの気持ちに素直になれないまま終業式の日を迎えました。帰り道、高木さんと西片はいつものように一緒に下校していると、神社の近くに生まれて間もない小さな子猫がいるのを発見しました。高木さんと西片は里親が見つかるまでの間2人で子猫の面倒を見ることにし、子猫に「ハナ」と名付けました。
高木さんと西片は島のペットショップに向かい、店員の太田さんから子猫の飼い方についてアドバイスを受けました。高木さんと西片はハナをたいそう可愛がり、雨の日も常に一緒にいました。やがて高木さんは意を決してハナを家で飼うことに決め、家族を説得して了承を得ました。
太田さんは大いに喜び、高木さんに真っ白な花がデザインされてピンク色の首輪をプレゼントしてくれました。
劇場版 からかい上手の高木さんの結末
高木さんと西片は首輪を持ってハナの待つ神社に向かいました。ところが、神社にはハナの姿はなく、高木さんと西片は必死でハナを探していたところ、ハナはある一組の家族連れに引き取られようとしていました。西片は止めようとしましたが高木さんは制し、ハナは家族連れに連れられていきました。
高木さんはハナの幸せを願いながら泣きじゃくっていました。西片は高木さんの手を握りしめ、「大丈夫、幸せになれる。俺が高木さんを幸せにする」と告白しました。高木さんは告白を受け入れ、その後2人で夏祭りに出かけました。その夜、高木さんと西片は手をつなぎながら夜空に上がった花火を見つめていました。
その頃、ミナ、ユカリ、サナエも夏祭りに来ていました。サナエは都会の高校への推薦話を蹴ってこの島の高校に進学すると打ち明け、ミナとユカリはこれからも一緒にいられると喜び合いました・・・。
・・・それから十数年後。高木さん改め(元)高木さんと西片は結婚し、一人娘のちーをもうけていました。この日は虫送りの日、松明を持って練り歩いていた(元)高木さんと西片、ちーは季節外れの蛍が舞っているのを目撃しました。(元)高木さんたちの家には、ピンク色の首輪をつけた飼い猫が待っていました。
以上、映画「劇場版 からかい上手の高木さん」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する