映画「テイルズ オブ ヴェスペリア ～The First Strike～」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
テイルズ オブ ヴェスペリア ～The First Strike～の紹介：2009年日本映画。TVゲーム「テイルズ オブ ヴェスペリア」の劇場版アニメーションでゲームより数年前を描いています。人と魔物との戦いが終わり、人々は繁栄を築き上げようとしていました。帝国騎士団ナイレン隊に入隊したユーリは、幼馴染のフレンなど仲間達と共に日々活動していました。そんな時、根源たる力“エアル”が異常噴出する事件が発生し、隊長ナイレンをはじめとするナイレン隊は調査を開始します。しかし、この事件の背景には恐るべき陰謀があり、ユーリ達は、帝国の暗部を目の当たりにすることになります。
監督：亀井幹太 声優：ユーリ（鳥海浩輔）、フレン（宮野真守）、ナイレン（谷口節）、ヒスカ（小笠原亜里沙）、シャスティル（水沢史絵）、エステリーゼ（中原麻衣）、リタ（森永理科）、レイヴン（竹本英史）、ほか
この解説記事には映画「テイルズ オブ ヴェスペリア ～The First Strike～」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
帝国騎士団ナイレン隊に入隊したユーリは、幼馴染のフレンなど仲間達と共に日々活動していました。そんな時、根源たる力“エアル”が異常噴出して魔物が急激に増える事件が発生しました。隊長のナイレンは、軍師のガリスタを相談しますが、川の上流の遺跡に何かあると考え、調査に乗り出すことになりました。
ある日の夜、ヒスカ、シャスティルと食堂に入ったユーリとフレンは、そこに居たギルドの構成員と喧嘩となりますが、ギルドの首領であるメルゾムの仲裁により事なきを得ました。メルゾムは、ユーリに森の様子がおかしいことを話しますが、ヒスカ達が慌ててユーリを連れて店を出てくのを見て、ギルドに居候していたレイヴンに調査を命じました。
隊舎に帰ったユーリ達はナイレンに呼び出され、フレンはナイレンの代わりに帝都で行われる式典に参加し、さらに今回の事件に対応するために援軍を要請するように命じられました。また、シャスティルは、ナイレンと一緒に今回の事件の調査に行くように命じられました。
彼らが重要な任務を仰せつかる一方でユーリは、帝国騎士団の軍用犬であるランバードの世話をするように命じられました。
次の日、調査に出かけたナイレンとシャスティルは、森の中にブラスティアがいくつもあるのを見つけ、それをたどっていくと小さな小屋にたどり着きました。
中には、魔導器研究のリタがおり、ナイレンが森の中でエアルが異常発生していることを話すと、リタは、ナイレンが怪しいと睨んだ遺跡の中で何者かがエアルを発生させるブラスティアを作動させていて、さらにそのブラスティアが暴走している可能性があると言い、エアルの発生を抑えるブラスティアを貸してくれました。
リタは、ガリスタの事を知っていましたが、ブラスティアの動力源である魔核を武器に転用したガリスタを毛嫌いしていました。
その頃帝都に着いたフレンは、帝国騎士団長であるアレクセイにナイレンの援軍要請の手紙を手渡しますが、アレクセイは式典が終わり次第援軍を出すとして現状を保持するように命じ、至急の援軍を懇願するフレンを一喝して立ち去りました。
その日の夕方、突然魔物が町の近くに現れて荷馬車の一行を襲いました。魔物は、帝国騎士団やギルドにより撃退されましたが、ランバードが何かを感じ取り森の中に入って行きました。ランバードを追って森の中に入ったユーリ達は、そこでランバードを体内に取り込んで一体化した魔物に襲われました。
ユーリは、必死にランバードの名前を叫びますが、魔物に取り込まれたランバードはそれに応えることはなく逆にユーリに襲い掛かってきたので、ユーリはやむなく魔物ごとランバードにとどめを刺しました。
帝都からフレンが戻ってきましたが、援軍は式典後に出すのでそれまで現状を保持せよ、というアレクセイの命令を伝えただけでした。
それを聞いたナイレンは、アレクセイの命令を無視して現状の戦力で遺跡の調査を行うことを決定し、命令違反をして死んだ父を持つフレンはそれに反対しましたが、ナイレンは決定を変えず、次の日、ナイレン隊は、遺跡に向けて出発しました。
遺跡についたナイレンは、遺跡の中に入る突入班とそれを援護する援護班に分け、ユーリとフレンは共に突入班となりました。遺跡に入ったユーリ達は、遺跡にある塔の地下からエアルが大量に湧いているを確認しましたが、その時魔物がフレンを襲い、それを防いだナイレンが腕を負傷しました。
ユーリ達は、援軍に駆け付けたギルドの面々と共に塔の地下に降りると、先ほどフレンを襲った魔物が再び襲い掛かってきました。魔物の本体は、エアルが赤い筋状となったもので、塔を形作る石を操って攻撃するため剣では歯が立ちませんでした。
そこで、フレンは、ユーリに石ではなく魔物の本体である赤い筋を切るように言い、ユーリが筋を断ち切った事で魔物を倒すことができました。ナイレン達がさらに奥に進むと、地下からエアルを吸い出す巨大なブラスティアがありました。
ナイレンは、リタから借りたエアルの発生を抑えるブラスティアを作動させると、巨大なブラスティアは昨日を停止しましたが、次の瞬間、巨大なブラスティアは爆発し辺りは崩壊を始めました。
ユーリ達は急いで避難を始めましたが、フランは、床に埋め込まれた魔核に気が付きました。そして、地上に通じる階段の前まで来た時、床に埋め込まれた魔核が爆発して床が崩壊し、気絶したシャスティルを背負っていたナイレンが巻き込まれましたが、ナイレンはとっさにユーリに向かってシャスティルを投げ、1人で落ちてしまいました。
ユーリは必至に手を伸ばしますが、ナイレンは、先ほどフレンをかばった時にできた腕の傷が悪化しており、ユーリの手を取ることはできませんでした。ナイレンは、ユーリに助けられるものを助けろと諭して自分が身に付けていたブラスティアを投げ、そしてフレンに後を託すと落ちてくる瓦礫に中に消えました。
町に着いたユーリ達は、ナイレンの葬儀を執り行いましたが、ナイレンの葬列に敬礼をささげるガリスタを見たユーリは、ガリスタが身に付けている腕輪から一連の事件にガリスタが絡んでいることに気が付きました。
私室に戻ったガリスタを追いかけて部屋に入ったフレンとユーリは、遺跡の床に埋め込まれた魔核はガリスタしか使用しないタイプだ、と問い詰めました。ガリスタは、あの遺跡は新たなブラスティアの実験場だったと答えました。
さらに、ガリスタは、ユーリの父が死んだのは過去に行った実験の事故のためだとも告げました。それを聞いたフレンは剣を抜いてガリスタに切りかかりましたが、ガリスタはブラスティアを起動して対抗しました。ユーリも参戦しますが、ガリスタが使うブラスティアの能力は強く、2人がかりでも歯が立ちません。
しかし、ユーリ達は、ナイレンから受け継いだブラスティアを発動させてガリスタの目を一瞬くらませると、その隙にユーリがガリスタを倒しました。事件が一段落した後、ユーリは帝国騎士団を辞めましたが、フレンはナイレンに後を託されたことも有り帝国騎士団に残る事になり、ユーリは、フレンに見送られながら町を後にしました。
以上、映画「テイルズ オブ ヴェスペリア ～The First Strike～」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する