アニー・イン・ザ・ターミナルの紹介:2018年イギリス,ハンガリー,アメリカ,香港映画。イギリスの地下鉄終着駅にある街のダイナーで働くアニーには、殺し屋というもう一つの裏の顔があった。ミステリアスで美しい彼女にはリベンジという目的があり衝撃のラストを迎えることとなる。
監督:ボーン・ステイン 出演:マーゴット・ロビー(アニー)、サイモン・ペッグ(ビル)、デクスター・フレッチャー(ヴィンス)、マックス・アイアンズ(アルフレッド)、マイク・マイヤーズ(Mr.フランクリン / クリントン)ほか
映画「アニー・イン・ザ・ターミナル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アニー・イン・ザ・ターミナル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アニー・イン・ザ・ターミナルの予告編 動画
映画「アニー・イン・ザ・ターミナル」解説
この解説記事には映画「アニー・イン・ザ・ターミナル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アニー・イン・ザ・ターミナルのネタバレあらすじ:起
ダイナーで働く、殺し屋の裏の顔を持つアニー(マーゴット・ロビー)は、レジェンドと呼ばれる依頼人のMr.フランクリン(マイク・マイヤーズ)の元を訪れ、全ての仕事を自分1人に依頼してほしいと頼む。報酬を独り占めしたい彼女はMr.フランクリンに自分を認めさせるために他の2人組の殺し屋ヴィンス(デクスター・フレッチャー)とアルフレッド(マックス・アイアンズ)を始末してみせると自分を売り込むのだった。その際彼女はMr.フランクリンにある人を見つけてほしいと依頼する。
アニー・イン・ザ・ターミナルのネタバレあらすじ:承
ある日、地下鉄の駅でビル(サイモン・ペッグ)という男が自殺をしようと電車を待っていた。そこへ口笛を吹きながらやって来た掃除屋の男が彼に、今日はもう電車が無いことを告げアニーのダイナーに行くことをすすめる。この日の飛び込み自殺を諦めたビルはアニーのダイナーへと向かう。実はこの英語教師のビルは数日前に原因不明の病魔があることを医者に告げられ自暴自棄になって自殺を考えていたのだ。これをアニーに話すと彼女は自殺をするか誰かに殺してもらうことを提案する。クレイジーな事を次々言う彼女に対し、ビルは小さい頃に何かあったのかと呆れるのだった。
アニーはビルを立ち入り禁止と書かれた秘密の場所へと連れて行くと、どこまで続いているかも分からない深い穴を彼に見せ、飛び込んで自殺する事を提案する。自殺したいと言いながら結局飛び込まなかった彼にみっともないと言い放ち、自分が立たされている状況をゲームのように振る舞うアニーに対し、ビルは彼女のように「悪い女の子」たちを何人も見てきたと言う。するとアニーは顔に笑みを浮かべ彼をミスター・ビーと呼び、児童施設にいた幼かった自分を「悪い女の子」と呼び性的暴行や虐待をしてきた事を覚えているかと言い返す。施設にいたアニーのことを思い出し彼女に謝罪をするビルを彼女は刺し殺し、深い穴へと突き落とすのだった。実はアニーがMr.フランクリンに見つけてほしいと依頼した人物こそビルであったのだ。
アニー・イン・ザ・ターミナルのネタバレあらすじ:転
ビルへのリベンジを果たしたアニーは次にMr.フランクリンの手下の殺し屋であるヴィンスとアルフレッドに近づき彼らを殺す計画を着々と進める。ミステリアスで美しいアニーに惹かれるアルフレッドに、彼のパートナーのヴィンスが彼を裏切ろうとしている事を忠告し彼にヴィンスを殺させる。アニーとアルフレッドは地下鉄の掃除屋を呼び寄せヴィンスの死体を片付けさせるとデートの為と2人で地下鉄へと向かった。そこでアニーはアルフレッドを躊躇なく殺し、掃除屋に彼の死体も片付けさせる。アニーと掃除屋は2人の死体をあの深い穴に落とすのだった。
一仕事終えた掃除屋はいつも通り口笛を吹きながら駅の奥へと帰り、街中の防犯カメラの映像が映し出されている部屋へ入ると、顔マスクや入れ歯を取り外し、スーツを着て別人へと変身する。すると防犯カメラの映像にアニーが電話をかける姿が映り、彼の電話がなる。実はこの掃除屋の正体はMr.フランクリンであったのだ。アニーが殺し屋2人組を殺した事を伝えると、Mr.フランクリンは約束通り彼女に全ての仕事を依頼する事を承諾しする。
アニー・イン・ザ・ターミナルの結末
スーツ姿の男に変身したMr.フランクリンが駅から出ようとするとそこにはアニーが待ち構えていた。すると驚く彼を2人目のアニーが気絶させるのだった。なんとアニーには瓜二つの双子がいたのだ。2人はMr.フランクリンに自分たちの生い立ちを話し始める。昔クロエという若い女性がいた。ある夜彼女はバーでクリントンという裏の世界で生きる男と出会い一夜を共にした。双子の女の子たちを妊娠した彼女はクリントンから双子を守る為、ストリッパーとして稼ぎながら双子の存在を隠し育てていた。しかしある夜クリントンが男を殺している所を目撃した彼女は彼に見つかってしまう。クロエは急いで家に戻るが後を追ってきたクリントンにより家を燃やされ、双子を逃した後焼け死んでしまうのだった。
事件後施設に預けられた双子はビルにより性的暴行や虐待を受けて育つ。施設から逃げ出した2人はある地下鉄の駅で休んでいると、母親を亡くした夜に犯人が吹いていたあの口笛を吹く掃除屋に気づく。そして2人は掃除屋がMr.フランクリンであり、それが母親であるクロエを殺した自分たちの実の父親、クリントンであることを見つけ出す。そして彼へのリベンジを計画していたのだ。実の父親じゃ無いか、と助けを乞うクリントンを2人のアニーは容赦なく痛めつけ殺すと、満足そうに笑みを浮かべ去っていった。
この映画の感想を投稿する