薔薇の名前の紹介:1986年フランス,イタリア,西ドイツ映画。修道士とその弟子が中世イタリアの修道院で起こった連続怪死事件の謎解きに挑む。ウンベルト・エーコの同名小説「薔薇の名前」を映画化。
監督:ジャン=ジャック・アノー 出演:ショーン・コネリー(バスカヴィルのウィリアム)、F・マーレイ・エイブラハム(ベルナール・ギー異端審問官)、クリスチャン・スレイター(メルクのアドソ)、エリヤ・バスキン(セヴェリナス)、フェオドール・シャリアピン・Jr(ブルゴスのホルヘ)ほか
映画「薔薇の名前」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「薔薇の名前」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
薔薇の名前の予告編 動画
映画「薔薇の名前」解説
この解説記事には映画「薔薇の名前」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
薔薇の名前のネタバレあらすじ:謎の死
中世、北イタリアの人里離れたベネディクト会修道院を訪れたフランシスコ会の修道士ウィリアムと弟子のアドソは、到着早々、修道院長から写本絵師をしていたアデルモという修道僧が塔から落ちて怪死したことを聞き、真相を突き止めて欲しい、と依頼される。現場を調べたウィリアムは、アデルモの死は自殺と推測するが、翌朝、修道僧ヴェナンツィオの死体が発見される。
薔薇の名前のネタバレあらすじ:連続怪死事件
僧たちは黙示録だと恐怖におびえるが、ウィリアムはアデルモの自殺との関連性を調査することにする。死んだ2人の僧は共に塔にある図書室で仕事をしていたことを知り図書室を訪れるが、そこでウィリアムらは蔵書が見当たらないことを不審に思って夜間、図書室に忍び込み、暗号が書かれたメモを発見する。解読しようとしたとき、潜んでいた副司書のベレンガーリオがヴェナンツィオの机にあった本を持ち去ってしまう。ベレンガーリオが事件の鍵を握っていると確信したウィリアムは彼を探すが、翌朝、ベレンガーリオは浴槽で溺死体となっていた。死んだ3人の死の原因には禁書が関係していることを突き止めたウィリアムだったが、異端審問官ベルナールの到着により、修道院長はウィリアムに調査の打ち切りを言い渡す。
薔薇の名前のネタバレあらすじ:異端審問
そんな中、持ち去られていた禁書を見つけた僧が殺され、犯人として僧レミージョが拘束される。ウィリアムは犯人は他にいて殺人はまだ続く、と異を唱えるが、ベルナールはレミージョを異端とし、一連の殺人事件の犯人として有罪の判決を下す。
薔薇の名前の結末:終焉
異端者が火あぶりになろうとしていたとき、僧マラキーアが死ぬ。ウィリアムとアドソはすべての鍵を握る禁書を探し出すべく、塔の隠し部屋に向かい、そこで禁書を持ったホルヘ長老を発見する。ホルヘ長老は禁書が公になることを恐れて火を放ち、塔全体に燃え広がる。かろうじて塔から逃げ出したウィリアムとアドソは真相を胸に秘めたまま教会を後にして故郷へ戻る。
この映画の感想を投稿する