東京喰種 トーキョーグールの紹介:2017年日本映画。ヤングジャンプで大人気連載中の石田スイによるダークファンタジー漫画を原作とする実写映画化作品。ヒトとして生きてきた主人公の金木研が半喰種(グール)となって生きていく事になった悲しくそして苦悩を抱ききながら人間とグールの共存を考えながら戦っていく物語である。2019年7月には続編となる東京喰種トーキョーグール2が公開となる。東京喰種 トーキョーグールは原作者のデビュー作でありながら世界で発行部数3000万部を誇る大人気漫画。
監督:萩原健太郎 出演者:窪田正孝(金木研/カネキ)、清水富美加(霧嶋董香/トーカ)、鈴木伸之(亜門鋼太朗)、桜田ひより(笛口雛実/ヒナミ)、蒼井優(神代利世/リゼ)、大泉洋(真戸呉緒)ほか
映画「東京喰種トーキョーグール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「東京喰種トーキョーグール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「東京喰種 トーキョーグール」の予告編 動画
映画「東京喰種トーキョーグール」解説
この解説記事には映画「東京喰種トーキョーグール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画「東京喰種 トーキョーグール」のネタバレあらすじ:起
ごく普通の人間という生き物の他に存在し、人に紛れて生活をするもう1つの生き物「喰種(グール)」という生き物が存在する世界がこの物語の舞台である。見た目は全く人間と変わりはしない姿で人間世界に紛れて生活する彼らだが見破れる方法が1つだけあり、それが人間が食べるものが食べられないという事だ。水とコーヒー以外に食せるのは人間の体のみというグールが暮らす街に住んでいる金木研/カネキ(窪田正孝)。
ある日、カネキは友人のヒデと一緒に来ていた「あんていく」という喫茶店で出会った神代利世/リゼ(蒼井優)という女性に一目惚れをしてしまうが、その女性の正体は「大食い」と呼ばれるグールだった。食われそうになった時にリゼの頭上から大量の鉄骨が落ちてきたせいでリゼは死亡、カネキはなんとか生き延びることはできるが、リゼに襲われて瀕死の状態だった為、リゼの臓器を移植されカネキは半喰種になってしまう。
映画「東京喰種 トーキョーグール」のネタバレあらすじ:承
今まで食べていたもの全てが食べられなくなり、人の肉に食欲をそそられるようになってしまったカネキはどうしたらいいか分からなくなってしまうが、突如香ってきた匂いに、ようやく食べられると匂いを辿っていく。そこには人間の肉を今まさに食べている最中のグールの姿があった。グールが最も苦しいとも言われているのが「飢え」なのだが、既に限界まできていたカネキは我を失ってしまう。
そんな時に現れたのが、あんていくの店員の1人である霧島董香/トーカ(清水富美加)だった。実はトーカを含むあんていくの店員全てがグールだと知り、助けを求めて、あんていくに向かう。喰種グールが唯一口にできるもの「珈琲」は一時的に空腹を抑えることはできるが、人肉を取り入れなければ餓死してしまう。全てのグールが自分で餌をとりに行ける者たちばかりではなかった…。
映画「東京喰種 トーキョーグール」のネタバレあらすじ:転
あんていくはそんな救いを求めるグールたちが集う場所だと知ったカネキは、常連だと聞いていた笛口親子の娘ヒナミと少しずつ仲良くなっていく。しかしグールたちを殺そうと動いてる組織:CCG喰種捜査官もまた笛口親子を狙っていた。喰種捜査官である真戸(大泉洋)と亜門(鈴木伸之)はグールであるヒナミの父親を殺し、母親であるリョーコ(相田翔子)を、ヒナミが見ている前で殺してしまう。
その場はカネキが駆け付けたため、捜査官からヒナミを逃がすことはできたが、唯一の家族だった母親を失ったヒナミは酷く落ち込んでしまう。悲しみに暮れるヒナミだったが、ある日外から香ってきた匂いに、外へ飛び出し匂いの元へ向かうとそこにあったのは切り落とされた母親:リョーコの手だった。
映画「東京喰種 トーキョーグール」の結末
しかしリョーコの手は、真戸と亜門がヒナミをおびき寄せるために置いたもので、本当の目的はヒナミを駆逐することだった。駆け付けたカネキは亜門と、トーカは真戸とそれぞれ戦い、リョーコの仇を打つのだが、そう簡単に倒せるわけもなく苦戦する。
カネキの方はトーカから訓練されていたおかげもあって動きも戦い方も問題なく戦えたことと、自我を失いグールとして覚醒した事でなんとか亜門に勝つが、殺す寸前で自我を取り戻しトーカの元へ急ぐ。トーカの方もまたボロボロな状態ではあったが真戸を殺し勝つことができたのだった。
戦いは終わり、あんていくで働く日常生活風景に戻り、物語は幕を閉じるのであった。
以上、映画「東京喰種 トーキョーグール」のあらすじと結末でした。
「東京喰種トーキョーグール」感想・レビュー
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私は窪田正孝君の前からのファンです。東京グールは、今回映画のお話部分をコミックで読んでいましたので、原作に重ねて見ました。原作がかなりエグくて、読みながら吐き気がしそうでした。が、映画はそれを上回っていたと思います。窪田君が渾身の演技でしたが、私はファンだからいいけど、知らずに見た人がドン引きしないか、はらはらしてしまいました。
また、リセ役の蒼井優が良かったです。原作よりも清楚で、柔らかな雰囲気で、好きでした。その分、グールになった時の残酷な落差に、ぞくぞくしました。
考えてしまった、東京グール。人種差別映画ですねこれ。事故で半分グールになってしまったカネキ。グールを嫌うあまり、グール特融の空腹をなんとかごまかすのですが・・・だって食料は人肉ですから。しかしグールが今まで人知れずひっそりと生きてきたことや、グールならではの悩みを知るうちに考えが変わってきたカネキは。敵対する政府側が悪人風に描かれていて、おもしろい。多>少の考えは差別の基本なんでしょうか。はやく次回作が見たい映画でした。