トゥームレイダー ファースト・ミッションの紹介:2017年アメリカ映画。世界的なファンを獲得し続けているゲームシリーズ「トゥームレイダー」。主人公は女性版インディ・ジョーンズとして人気のララ・クロフト。資産家の令嬢として生まれ、冒険家だった父の死の謎を解きながら過酷なミッションにトライしていく。向かったのは日本。神話上の島ヤマタイに隠された死の女王ヒミコの墓を封印するために次々とやってくる敵へ立ち向かう。ロンドンでごく普通の生活を送っていたララが、父の想いを受け、無敵のヒロインに変貌するまでの物語。
監督:ロアー・ウートッグ 出演:アリシア・ヴィキャンデル(ララ・クロフト)、ドミニク・ウェスト(リチャード・クロフト)、 ウォルトン・ゴギンズ(マサイアス・ヴォーゲル)、 ダニエル・ウー(ルー・レン)、クリスティン・スコット・トーマス(アナ・ミラー)、ハンナ・ジョン=カーメン(ソフィー)ほか
映画「トゥームレイダー ファースト・ミッション」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トゥームレイダー ファースト・ミッション」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
トゥームレイダー ファースト・ミッションの予告編 動画
映画「トゥームレイダー ファースト・ミッション」解説
この解説記事には映画「トゥームレイダー ファースト・ミッション」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トゥームレイダー ファースト・ミッションのネタバレあらすじ:起
イギリス、イースト・ロンドンのとある格闘技ジム。ララは激しい練習をこなすと、いつものように自転車宅配便のアルバイトに向かいます。男勝りな性格でありながらも、毎日生き生きと生活していました。ララは幼くして母を亡くしましたが、実業家の父リチャードから大きな愛を受け幸せに暮らしていました。ところが7年前のある日、最愛の父がララを残し姿を消してしまいます。それからというものララの心には大きな穴が空き、埋められないままでした。ララが21歳になったとき、父の会社クロフト・ホールディングスの重役で、幼い時からララを知るアナより呼び出されます。アナは相続人としてリチャードの遺産を引き継ぐ書類にサインするようララに促します。しかし、書類にサインするということは父の死を認めるということ。ララがペンを動かせずに迷っていると、弁護士よりからくり箱と呼ばれるパズルを渡されます。ララがパズルを解くと中からララの幼少期の写真と共に暗号が書かれたメモが出てきました。
トゥームレイダー ファースト・ミッションのネタバレあらすじ:承
メモを元に父の墓へと向かうララ。暗号を解いてみると墓はゆっくり開きます。地下へ降りてみると、秘密の書斎が姿を表しました。デスクには日本近海の孤島ヤマタイに眠る女王ヒミコの膨大な資料。そこにはララが知らない冒険家としての父の姿がありました。そして父リチャードはまるでララがこの書斎を発見することを分かっていたかのように、ビデオレターを残していました。そこには「世界を破滅から救うために、ヒミコに関する全ての資料を焼却するように」と遺言が残されていました。しかし、やはりララもリチャードの娘。資料は焼却されることなく、リチャードの遺志を継ぐ決意をします。ララは早速形見のペンダントを質屋に入れ金を作ると、メモに書かれていた協力者らしき人物ルー・レンを探すために香港へ向かうのでした。
トゥームレイダー ファースト・ミッションのネタバレあらすじ:転
香港についたララはやっとの思いでルーを探し出すことができました。ところがルーは酒浸りでふらふら。しかもララに銃を向け追い返そうとします。説得に応じないルーに対し、ララはありったけの持参金を積み上げヤマタイへの航海を迫ります。お金に困っていたルーはこれを承諾。こうして2人はヤマタイへ向かったのですが、目的地近くで2人を乗せた船は荒波に飲まれてしまい、ララは気絶してしまいます。目を覚ますと、目の前に男がいました。ララたちと同じくヒミコの墓を狙う秘密組織トリニティのリーダー、マサイアスでした。島には遭難し出られなくなった者や騙されて連れて来られた者たちなどが強制労働をさせられ、ヒミコが眠る墓のありかを探しています。その中にはルーの姿もありました。ララが持っていた地図はマサイアスに渡ってしまいました。ヒミコの邪気が放たれる前になんとしても食い止めたいララ。命からがら脱出することに成功しましたが、島の奥深くでひっそりと生活する父の姿を見つけます。父チャールズは生きていました。
トゥームレイダー ファースト・ミッションの結末
ララは次々と敵を倒し、マサイアスをあと一歩のところまで追い詰めましたが、チャールズを殺すと脅されたララは仕方なくヒミコの墓のパズルを解きます。扉が開き洞窟が現れました。墓に通じる内部には幾重にも仕掛けが隠されており侵入者たちを拒みます。墓までたどり着くと引き止めるチャールズをよそにマサイアスに命令された部下は墓を開けます。現れたヒミコの亡骸はみるみる灰となり、触れた部下の1人を感染させ無残な姿で倒れます。ヒミコは死の女王などではなく、自らを犠牲にして死病の感染を食い止めたのでした。感染はチャールズにも及んでいました。そして父チャールズもまた、自らを犠牲に手榴弾で墓を壊しララを救いました。ララはマサイアスを倒すと崩壊する墓から逃げます。こうしてルーの力も借り、無事島を脱出することができました。後日、父の会社、クロフト・ホールディングスを再び訪ねたララ。遺産の引き継ぎにサインをするも、経営に興味がないララは父が残した数々の会社の経営をアナに託します。これで戦いが終わりました。ホッとした表情で何気なく遺産のリストに目をやると、そこにはトリニティが絡んだ会社の名前がいくつもありました。ララは再び質屋にやってきてペンダントを取り返すと、店に並べてあった銃を手にし、決意を新たにしたのでした。
以上、トゥームレイダー ファースト・ミッションのあらすじと結末でした。
トゥームレイダーのシリーズを映画館で観るのは恥ずかしながら初めてでした。日本の卑弥呼の墓が舞台ということで、過去作より派手さが少ないのを感じましたが、主演女優のララがアクションを頑張っていましたね(どうしても走る時とか飛び移る時とか、女性っぽさを感じてしまうのですが・・・)
無難な親子の絆とありがちなエンディングだったので、評価は中ぐらいです。アクションが好きなら楽しめるかと思います。日本を舞台にすると必ず一緒に中国もついて回るのは、スポンサー的な裏の取引を感じます・・・