映画「綱引いちゃった！」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
綱引いちゃった！の紹介：2012年日本映画。知名度の低い大分市を何とかしようと市長が考え出したのは、綱引きで名前を売る事でした。メンバーの集まらなくて困っていた職員の千晶は、給食センター廃止の抗議運動をする女子従業員たちを綱引きメンバーに使用と考えましたという内容の波だと感動の御当地映画です。
監督：水田伸生 出演者：井上真央（西川千晶）、玉山鉄二（熊田公雄）、浅茅陽子（大林和枝）、西田尚美（中山絵美）、渡辺直美（藤代美香）、ソニン（伊藤麗子）、犬山イヌコ（姫野かおる）、中鉢明子（吉田沙織）、風間杜夫（花宮健一郎）、松坂慶子（西川容子）ほか
この解説記事には映画「綱引いちゃった！」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
大分市に修学旅行にやってきた中学生たちを、市長が案内していました。しかし、大分市がほとんど知られていないことに市長は嘆き、職員たちに大分市をもっとアピールしようと話し、かつて世界大会で3度優勝した綱引きチーム『大分コスモレディース』を例に出し、綱引きで大分市を盛り上げようということになりました。
そこで職員の千晶が担当になり、千晶はメンバーを募りましたが、全く集まりませんでした。丁度そのころ、千晶の母親の容子の勤める給食センターが廃止されることになり、反対運動が容子をリーダーとして、昼休みに行われていました。これを見た千晶は、市長と掛け合い、給食センターの女性従業員を会議室に集めました。
そこで、綱引きチームを作って大分県代表になれば、給食センターを廃止しないという市長の考えを述べ、『大分コスモレディース』の映像を見せました。映像が終わった時、残っていたメンバーは7人でした。
千晶の母親の容子、容子の親友の和枝、亡くなった夫の連れ子と暮らす絵美、認知症の父親の面倒をみる美香、飼い犬を通じて片思い中の麗子、競輪狂いのかおる、ヘビースモーカーの沙織の7人でした。
専任コーチを決める為、千晶はメンバーを連れ、JAの男子チームの練習を見に行きました。するとメンバーたちが一番イケメンの公雄を指名しました。公雄は千晶に一目ぼれし、即OKを出しました。早速全員が集まりますが、メンバーが一人不足している為、千晶もメンバーに加わりました。そして公雄は千晶をキャプテンに指名し、チーム名は『綱娘』となりました。
しかしメンバーたちの本気度は低く、公雄が風邪で休んで自主練習になると、全く練習をせず、わいわい騒いでいました。更に和枝はいつも欠席していました。千晶は結束を強めようと、懇親会を自宅で開きますが、どんちゃん騒ぎで終わってしまいました。そこへ市長から練習試合の通知が来ました。
大分県チャンピオンの小学生チームが相手でしたが、完敗しました。その後、反省会をやろうと言う千晶でしたが、和枝が帰ってしまいました。怒った千晶はキャプテンを辞めると言って帰りました。
その帰り道、スーパーの駐車場で救急車に運ばれる和枝を見ました。和枝は夫が骨折して失業中で、アルバイトを2つ掛け持ち、家計をやりくりしていましたが、過労で倒れました。この問題は容子が中心になり、JAの営業マンを頼り、ローンの返済の猶予を付けてもらうことになりました。
そして今度は絵美の息子が問題を起こし、公雄が中に入り絵美の問題解決の手助けをしました。そんな状況の中、容子らは綱引きの練習をしていました。周りの状況を見て考え抜いた末、千晶はチームに戻りました。練習にも熱が入り、ユニホームも届き、大分県大会への出場も決まりました。
その時、市長の側近からチーム解散を聞かされました。市長は大手給食会社の誘致が決まり、市の給食センターは廃止すると言いました。千晶とメンバーは猛抗議しますが、受け入れられず、怒った公雄は市長を殴ってしまいました。完全に諦めた千晶に、和枝と絵美が試合には出ようと言い出しました。すると全員がまとまり、試合に出ることになりました。
試合会場には美香の父親、和枝の夫、麗子の片思いの彼、絵美の息子が来ていました。試合が始まり、劣勢の『綱娘』は敗北寸前でした。その時、観客席の必死の応援が目に入り、一瞬のタイミングで全員の力が結集されました。綱は『綱娘』側に引き戻され、劣勢が優勢に変わりました。応援にも熱が入り、市長の側近たちも応援に駆けつけました。
月日が流れ、市長室には『綱娘』達の出場記念集合写真が飾られていました。それを眺めるのは当時秘書だった男性でした。
以上、映画「綱引いちゃった！」のあらすじと結末でした。
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