シュアリー・サムデイの紹介:2010年日本映画。人気実力派俳優小栗旬が初監督を務めた映画。退屈な日々を過ごしていた高校生達がその退屈を解消すべく行った出来事がとんでもない事件を引き起こし泥沼に引き込まれてしまいます。ドン底から這い上がろうともがく少年達の青春ストーリー。
監督:小栗旬 出演:小出恵介(喜志巧)、勝地涼(真鍋京平)、綾野剛(岩崎秀人)、鈴木亮平(後藤和生)、ムロツヨシ(北村雄喜)、小西真奈美(葉月美沙)、モト冬樹(北村雄一郎)、原日出子(北村美和子)、遠藤憲一(飯島)、山口祥行(五味)、高橋光臣(須賀)、須賀貴匡(坂口)、高橋努(体育教師)、笹野高史(教頭)、井上真央(後藤翔子)、阿部力(若杉)、大竹しのぶ(弁当屋の店長)、妻夫木聡(警官A)、小栗旬(警官B)、上戸彩(上戸彩)、横田栄司(宮城祐)、竹中直人(喜志建夫)、岡村隆史(やっさん)、吉田鋼太郎(亀頭)、北村匠海、ほか
映画「シュアリー・サムデイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シュアリー・サムデイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
シュアリー・サムデイの予告編 動画
映画「シュアリー・サムデイ」解説
この解説記事には映画「シュアリー・サムデイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シュアリーサムデイのネタバレあらすじ:起
喜志巧(小出恵介)、真鍋京平(勝地涼)、岩崎秀人(綾野剛)、後藤和生(鈴木亮平)、雄喜(ムロツヨシ)は、平凡な生活を送る高校生。そんな退屈を吹き飛ばそうと、バンドを結成し文化祭に向けてオリジナル曲を作っていました。
しかし、文化祭の中止が発表されて披露の場を失った5人は、学校を爆破するという狂言を発表して文化祭の再開を訴えたのですが、実際に校舎を爆破してしまい大事件となってしまいます。
事件が発端となり5人は高校を中退することになり、3年の月日が経ちました。
巧は、事件のせいで刑事を退職するはめになった父が経営するバーを手伝っていました。京平は大検で奇跡的に大学に合格、和生は病気の妹を助けるためヤクザに身を落としていました。
ある日、和生が女に事務所の金を持ち逃げされてしまい、組長の亀頭(吉田鋼太郎)に追われている所を巧が匿ってしまったために巧の父のバーは無茶苦茶にされてしまいます。いよいよ反省した巧は、昔の仲間を集めて逃げた女の居場所を探すことにしたのです。
シュアリーサムデイのネタバレあらすじ:承
裕福な家庭に育った秀人でしたが、事件後家を追い出されてしまいました。今は歌手になるため路上ミュージシャンをしています。そんな秀人を早速巧は引き入れました。
金を盗んだ女・美沙(小西真奈美)は過去に秀人の音楽の師匠である男と付き合っていて、よく雄喜の父親(モト冬樹)が働く銀行を利用していた事を思い出した秀人は、皆で3年ぶりに雄喜に会いに行くことにしました。
雄喜は事件後、父親が急死したことで自分を責めて引きこもりになっていました。巧たちは懸命に雄喜を説得しましたが、乗り気にはならず、仕方なく別の方法で美沙を探すことにします。
秀人が路上ミュージシャン達から聞き出して、美沙に繋がるであろう師匠の自宅を探しだしました。しかし師匠は3年前にすでに亡くなっていて、奇しくも巧たちが爆破事件を起こしたその日が命日だったのです。
もしかしたら墓参りに来てるかもという予感は的中し、師匠の墓の前で手を合わせる美沙を見つけました。
シュアリーサムデイのネタバレあらすじ:転
ヤクザの組長だった飯島(遠藤憲一)に裏切られ刑務所に入れられていた美沙、出所後に出会った師匠と恋に落ち本当に穏やかな時間を過ごしますが、またしても飯島が邪魔をします。二人を拉致し師匠を救うために美沙は飯島の元に戻ります。
飯島はマネーロンダリングの片棒を美沙に担がせて銀行に向かいますが、その時の銀行の支店長だった雄喜の父親がそれを拒否、マネーロンダリングの全貌をばらした後、責任をとり自殺してしまったのです。
そのせいで飯島は海外に逃亡することになりました。それを知らない美沙は飯島に復讐することを誓っていましたが、見つけられずにいたのです。
壮絶な過去を聞いた巧たちの前に亀頭が現れます。なんと亀頭は海外で全身整形をして戻ってきた飯島だったのです。美沙に飯島の因縁が再び絡み付きます。亀頭は美沙を連行すると、秘密を知ってしまった巧たちを始末するように命じました。
巧たちは隙をつき、美沙と3億円を奪い逃走します。あの手この手を使い追いかけるヤクザを撒いてみるものの、再び追い込まれてしまいました。ボコボコにされてしまう巧たち。情けなくも命乞いをして助けられたものの、美沙と3億円は渡さないといけません。
シュアリーサムデイの結末
美沙と金を引き渡す期限は迫っている。考えた末、銀行強盗することに決めた巧たちは、最後の心残りだった路上ライブを行うことにしました。
説得を続けていた雄喜もぎりぎりでやってきて、ようやく5人が揃いました。「いつかきっと」という意味の「シュアリー・サムデイ」という曲を演奏し、ライブは大盛り上がりで終了します。
さあいよいよと、5人は仮面を被り襲撃する銀行へ突入していきました。しかし現場は警察が亀頭を捕まえている真っ最中だったのです。これは場違いな場所にやってきたと気まずい雰囲気の中、雄喜が自作した煙玉を投げて逃げ出します。
実は美沙が昨夜のうちに巧の父親に事の詳細を伝えていたのです。元刑事だった父親は、かつての部下を頼りその証拠を渡し、亀頭の逮捕に繋げていたのでした。
その後、巧は美沙がどこか遠くへ身を隠すことを聞き、密かに美沙に対して恋心を寄せていた巧は、空港へ美沙を追いかけていきますが、美沙にはフラれてしまいます。後からこっそりついていてきた4人は巧の惨敗を笑い、はしゃぎながら帰路に着くのでした。
以上、映画「シュアリー・サムデイ」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する