ブンミおじさんの森の紹介:2010年イギリス,タイ,フランス,ドイツ,スペイン映画。タイの田舎を舞台に、死期の迫った男が亡き妻の霊や行方不明になっていた息子との邂逅や不思議な出来事に遭遇していくファンタジーです。
監督:アピチャートポン・ウィーラセータクン 出演者:タナパット・サーイセイマー(ブンミ)、ジェンチラー・ポンパス(ジェン)、サックダー・ケァウブアディー(トン)、ナッタカーン・アパイウォン(フエイ)、(ブンソン)ほか
映画「ブンミおじさんの森」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブンミおじさんの森」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブンミおじさんの森の予告編 動画
映画「ブンミおじさんの森」解説
この解説記事には映画「ブンミおじさんの森」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブンミおじさんの森のネタバレあらすじ:起
タイ東北部のとある村で農園を営む初老の男ブンミ(タナパット・サーイセイマー)は、腎臓の病を患い余命もいくばくもありません。ある日、ブンミの元を19年前に死別した妻の妹ジェン(ジェンチラー・ポンパス)と親戚の青年トン(サックダー・ケァウブアディー)が訪れてきました。ブンミはジェンやトンと共に食卓につくと、そこにはどこからともなくブンミの亡き妻フエイ(ナッタカーン・アパイウォン)の幽霊が現われました。
ブンミおじさんの森のネタバレあらすじ:承
ブンミらはフエイの幽霊と語らい、ブンミの人工透析の手伝いも何気なくしてもらいました。すると、フエイの身体はいつしか実体化したかのようになっていました。数日後、今度はブンミの元に数年前に行方不明になった息子ブンソンが訪れます。ブンソンは赤い目をした猿の精霊となっていました。ブンソンは数年前に森で撮った写真に偶然にも不思議な生物が写っているのを見つけ、謎を解明するため森に入り、そのまま行方不明となっていたのです。ブンソンは結婚しており、ブンミはフエイとブンソンに思い出の写真を見せてあげます。それは農場に養蜂場を作った時の光景、フエイの葬式の時の写真などでした。
ブンミおじさんの森のネタバレあらすじ:転
ブンミはジェンに農場を継がせようとします。農業をやったことがないジェンは乗り気ではありませんが、ブンミは自分が死んでも助けに来るから心配はいらないと説得し、ジェンを養蜂場に連れていきます。休憩中に透析をしながら、自分の病気は昔に共産主義の兵士や農場の虫を殺してきた報いだとブンミは語りかけます。やがてブンミは幻を見ます。どこかの王女がナマズと戯れるなど、あたかも自分の前世を見ているようでした。
ブンミおじさんの森の結末
いよいよ死期を間近に控えたブンミはジェンに遺品を託すと、ジェンやトン、フエイ、ブンソンとその家族と共にジャングルの奥の洞窟に入ります。ブンミは最期に、独裁者が支配する近未来の夢を見たと語り、やがて静かに息を引き取ります。ブンミの葬式の日、トンは寺で不思議な音を聞き、街のホテルに滞在しているジェンとその娘ルンの元に行きます。トンはジェンを食事に誘い、部屋を出ようとしたその時、ベッドの上に川の字になってテレビを見ている自分たちの姿を見ました。
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