アンストッパブルの紹介：2010年アメリカ映画。機関士のミスによって無人で暴走をはじめた機関車。アンストッパブルとなった貨物機関車を止めることができるのか？実際に起きた暴走事故をもとに描いた、トニー・スコット監督の遺作となるサスペンス・アクション映画。
監督：トニー・スコット 出演者：デンゼル・ワシントン（フランク・バーンズ）、クリス・パイン（ウィル・コルソン）、ロザリオ・ドーソン（コニー・フーパー）、ケヴィン・ダン（オスカー・ガルビン）、イーサン・サプリー（デューイ）ほか
映画「アンストッパブル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アンストッパブル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
アンストッパブルの予告編 動画
映画「アンストッパブル」解説
この解説記事には映画「アンストッパブル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アンストッパブルのネタバレあらすじ：暴走
新人の車掌クリス・パイン（ウィル・コルソン）は、ペンシルベニア州南部のブルースター操車場に配属となり、ベテラン機関士のフランク・バーンズ（デンゼル・ワシントン）と組んで機関車1206号に乗ることになります。気難しい雰囲気のフランクに挨拶をしていた頃、ペンシルベニア州北部のフラー操車場では、機関士のデューイ（イーサン・サプリー）とギリース（T・J・ミラー）が仕事中におしゃべりをしていて、上司からすぐに列車をどけろと注意を受けます。社会見学の子供達が乗った列車がやって来る時間が迫っていました。デューイは超重量級の機関車777号に乗り込んで移動を開始しようとしたところ、外にいたギリースが列車の自動ブレーキのためのブレーキホースが外れていると無線連絡をしてきますが、移動後に繋げればいいと返事をして、そのまま走り出します。ところが、分岐ポイントが違う方向に向いていることに気が付いたデューイは、ギリースの制止を聞かずに走行中の列車から降り、自らポイントの方向を切り替えようとします。デューイは単独ブレーキをかけてから降りたものの、力行（りっこう）モードになってしまい列車はどんどん加速してしまいます。分岐ポイントの切り替えは間に合わず、デューイは必死に追いつこうとしますが777号は無人のまま本線を暴走し始めるのでした。
アンストッパブルのネタバレあらすじ：大惨事になる恐れ
フラー操車場長のコニー・フーパー（ロザリオ・ドーソン）は777号についての連絡を受けて、同線路を走る社会見学の子供達が乗った列車に側線に入るように指示し、念のため32㎞以内の列車を退避させます。溶接工のネッド（リュー・テンプル）にも連絡し、777号がやって来る線路のポイントを切り替えて側線に入れるように指示します。ネッドはすぐに向かって線路のポイントを切り替えますが、いくら待ってみても777号が来ません。しかも、777号より後から出たはずのデューイとギリースが来たのを見て、ネッドはとっくの前に777号は通過してしまったことを悟ります。コニーにそのことを連絡すると、コニーもその時点で初めて777号は力行で走っていることに気付いて愕然とするのでした。コニーは777号には多量のディーゼル燃料と溶融フェノールという毒性が強くて燃えやすい危険な物質が積まれていることを知ります。777号は市街地のスタントンに向かっていて、このままだと巨大なミサイル並の甚大な被害が出る恐れがありました。コニーはガルビン運行部長に市街地に入る前の今のうちに脱線させるように意見しますが、列車の損失を気にしたガルビンに全く取り合ってもらえないのでした。
アンストッパブルのネタバレあらすじ：作戦の失敗
クリスとフランクが乗る1206号は777号を避けるために側線に入るようにと指示を受けます。しかし、1206号の長さは側線に入りきらないため、10㎞先の修繕線を目指して急いで本線を走り続けることになります。ガルビンは777号の前に機関車を走らせて減速させ、ヘリから列車に人を降ろす作戦を実行しますが、列車の屋根に降りることができたものの衝撃で体を飛ばされて負傷してしまいます。モンスター並に強靭な777号は全く減速せず、前を走っていた機関車が速度に耐え切れずに脱線して大破してしまうのでした。いよいよ反対方向から777号が近づいてきたことが分かり、娘に愛していると電話するフランク。最後の方の車両は777号とぶつかって大破したものの、ギリギリで修繕線に入ることが出来たのでした。
アンストッパブルの結末：フランクとクリスの結束
フランクは777号の最後尾を見て、連結器が開いていることに気が付きました。本部は脱線器を使って脱線させる計画を立てていましたが、超重量級で猛烈なスピードで走る777号を見て脱線は失敗すると感じたフランクは、1206号で777号を追いかけて連結し、後ろからブレーキをかけて減速させる作戦を思いつきます。脱線器はやはり777号のパワーには全く効果がなく、フランクの予想通り失敗します。フランクとクリスは777号を追いかけて連結に成功しますが、連結部分にいたクリスは足に大怪我をしてしまいます。最初は減速に成功しているように思えましたが、次第に777号のパワーに引っ張られて加速していきます。この先には燃料タンクが側にある高架線路の大きな急カーブがあり、この速度で曲がるのは不可能でした。フランクは貨車の手ブレーキをひとつひとつかけに行き、クリスにブレーキのタイミングを指示して何とか急カーブを乗り切ります。しかし、障害があって777号の運転車両まで辿り着くことが出来ないフランク。その時、ずっと車で追いかけていた溶接工のネッドが、クリスに車の荷台に飛び乗れと叫びます。荷台に飛び乗ったクリスは、そのまま777号の運転車両に追いついて飛び移り、見事運転席に入ってブレーキをかけて暴走列車を止めることが出来たのでした。
以上、映画アンストッパブルのあらすじと結末でした。
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