UTOPAの紹介:2016年日本映画。若手アニメーター育成プロジェクト「あにめたまご2016」にて公開された株式会社STUDIO4℃制作の劇場アニメーション。戦争や自然破壊などにより地球史上6度目の大量絶滅が発生したとき、人類は空中に建設した空中都市に絶滅に瀕した動物たちを移住させました。その空中都市では、動物達は独自の進化を遂げて繁栄し、荒廃した下界を想う者もいなくなりました。そんなある日、子供達は、空中都市の中で見たこともない一粒の植物の種を拾い、それが何なのか確認するために、下界に冒険の旅にでかけることにします。
監督:田中孝弘 声優:クイ(田中あいみ)、ヒルマ(上田麗奈)、ルート(深谷 悠)、ほか
映画「UTOPA」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「UTOPA」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
UTOPAの予告編 動画
映画「UTOPA」解説
この解説記事には映画「UTOPA」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
UTOPAのネタバレあらすじ:起
地球では、20世紀に入ってから数百年に渡る自然破壊や戦争などにより環境汚染が発生し、大多数の動物たちは死滅し、その結果、地球史上6度目の大量絶滅が発生しました。
その最中、人類は空中に都市を建設し、その中に絶滅に瀕する動物たちを移住させて種の保存を図りました。その空中都市では、動物たちは、人工的な遺伝子交配を施すことにより特殊な生命体となり、独自の進化を遂げて反映し、荒廃した下界を想う者もいなくなりました。
そんなある日、空中都市にどこからか飛んできた一粒の植物の種が紛れ込み、それを拾った空中都市の子供達、クイ、ヒルマ、ルートの3人は、下界へ冒険の旅に出かけました。空中都市を出てしまうともう2度と戻れない事も知らずに。
UTOPAのネタバレあらすじ:承
下界に降りた3人は、途中で見つけた大きな毛虫を抱えたまま、森の中を大きなクラゲのような生物に追われていました。3人は必死に逃げますが、ルートが転んでしまい、大きなクラゲから電撃を浴びせられてしまいました。
それでもなんとか逃げ延びて一息ついた3人でしたが、ここまで来るまでに見た生物は、大きな毛虫と大きなクラゲだけで、不安になったヒルマは空中都市に帰ろうと言います。
しかし、クイとルートは、ヒルマの心配をよそに先に進もうと言い、結局ヒルマもクイやルートと共に先に進みました。
UTOPAのネタバレあらすじ:転
雨が降って洞窟の中で雨宿りをしたり、これまで見たこともない赤いトゲトゲの実を見つけたり、青い木の実を食べてみたけど不味かったり、と様々な出来事を体験しながら進む3人でしたが、どこからか飛んできた大きな鳥が、ヒルマが抱えていた毛虫をさらって行ってしまいました。
3人は、鳥を追いかけて険しい崖を登って鳥の巣まで来ると、鳥に毛虫を返すように言いました。鳥は、この毛虫は餌なので、毛虫の代わりに3人のうちの誰かが餌になるのなら良いと応えると、クイが毛虫をかけて勝負をすることを提案してそれに鳥も同意し、森の中からより大きいトゲトゲ実を持ってきた方が勝ちというルールを決めました。
UTOPAの結末
勝負が始まり、鳥は、空中から木に付いたままの大きなトゲトゲの実を見つけると、木を倒してトゲトゲの実を掴んで巣まで運びました。
一方の3人は、なかなかトゲトゲの実を取ることができず、ようやく見つけた大きなトゲトゲの実も、重くて3人の力では動かせません。そこで、3人はトゲトゲの実の中に入ってその中を走る事でトゲトゲの実を転がし、鳥の巣まで運ぶことができました。
勝負は、鳥のより大きいトゲトゲの実を持ってきた3人の勝ちとなりましたが、雛たちが鳥に餌をねだっている姿を見て、クイヒルマは意気消沈してしまいます。その時、ルートが、トゲトゲの実の中の物を食べながらやってきました。そして、トゲトゲの実の中の物を雛に与えたところ、雛もそれを食べました。
こうして、毛虫と雛の食料の問題は解決し、鳥の巣を後にした3人は、植物の種があった場所を求めて冒険の旅を続けるのでした。
以上、映画「UTOPA」のあらすじと結末でした。
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