映画「ヴォイジャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヴォイジャーの紹介：2021年アメリカ, チェコ, ルーマニア, イギリス映画。人間が居住可能な惑星を見つけた人類。その惑星に、人間を移住させることを決めますが、到着は８６年後。優秀な少年と少女が選抜され惑星に向かいますが、性欲と感情を抑える薬を毎日飲まされます。しかし、乗組員が薬を飲まなくなったことから、乗組員同士の暴力、性欲が暴走します。『ヴォイジャー』は、宇宙船という閉ざされた社会での成長過程の少年、少女の悩みと対立を描いた映画です。
監督：ニール・バーガー 出演：タイ・シェリダン（クリストファー）、リリー＝ローズ・デップ（セラ）、フィオン・ホワイトヘッド（ザック）、コリン・ファレル（リチャード）、シャンテ・アダムズ（フィービー）、ほか
この解説記事には映画「ヴォイジャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
科学者は、人類が移住可能な惑星を発見したといいます。移住計画が話し合われますが、その惑星に到着できるのは８６年後。まずは３０名の少年と少女を選抜し、その孫の世代を惑星に移住、開拓させる計画が実行されます。
選ばれた少年は隔離された施設で、リチャード（コリン・ファレル）に管理されています。子どもたちは特別な英才教育を受け、ミッションに備えます。宇宙船ヒューマニタスは、惑星に向かって飛び立ちます。
１０年後、成長した子どもたちは、船内で共同生活をし、なぜか青い液体を飲んでいます。セラ（リリー＝ローズ・デップ）は３０人の中の一人。彼女はリチャードに船内生活でのカウンセリングを受けます。
船員のクリストファー（タイ・シェリダン）は青い液体が何であるかに興味がある様子。彼はリチャードに液体の内容を聞きますが、リチャードは「心配するな」というだけです。
クリストファートファーは同僚のザック（フィオン・ホワイトヘッド）と液体の内容を調べますが、性欲を削減し、性格を大人しく従順にする薬と判明します。反抗的なザックは液体を飲むことをやめます。
ザックは、薬を飲むことをやめ明らかに変化が生じます。セラはザックに性的関心を持たれ誘惑されますが、リチャードに止められます。
船外で故障が起こり、地球とのコンタクトができなくなります。乗組員たちは外に修理に行くことになります。ザックは再び、セラを誘惑し、強姦しようとしますが、リチャードに止められます。
リチャードとクリストファーは船外に修理に行きます。船内の乗組員たちは、船外の修理の様子をカメラでチェックしますが異変が起こります。リチャードが事故に巻き込まれたようで、クリストファーにより船内に戻されます。彼は救命室に運ばれますが、死亡が確認されます。
乗組員たちは「リチャードの死は８６年のミッション中に必ず起きること」とあきらめ今後を話し合います。乗組員たちはリチャードに船外で何が起きたか、よくわからないと言います。乗組員はクリストファーを選挙でリチャードの後継者に選びますが、ザックは不満な様子です。
クリストファーは壊れた宇宙船の修理を指示します。ザックはクリストファーに反抗的になり、乗組員たちに青い液体を飲むのをやめさせます。彼らは本能がむき出しになり、男女が抱きつくようになります。そして暴力的になり、些細なことで喧嘩を始めます。
船内の喧嘩は激しくなり、クリストファーはなんとか止めます。乗組員たちはミーティングを始め今後のことを話し合います。しかし、ザックとクリストファーは意見が対立します。ザックは「船内に宇宙人がいる」と言い始めます。
サックはクリストファーに反抗的になり、自分に従うものを引き連れ部屋から出ていきます。ザックたちは船内を歩き回り、突然何かをみつけ怯えて騒ぎます。
クリストファーとセラは監視カメラの古いビデオをチェックし、ザックがリチャードを殺すことを話しているのを聞きます。二人はザックがリチャードを殺害したことを確信します。クリストファーとセラは、恋愛感情をいだき、ベッドで一緒にキスします。
ザックは、乗組員が食事中に演説し、「船内に宇宙人がいる。これからは自分は宇宙船のリーダーだ」と言います。しかし、クリストファーが現れ、「ザックがリチャードを殺した。彼は嘘つきで、宇宙人はいない」といいます。
ザックはリチャードを殺したことを告白します。彼は「宇宙人がリチャードと寄生していた。乗組員を守るためリチャードを殺した」といいます。そして、乗組員たちに「宇宙人が船内にいる、乗組員に寄生している」と警告します。乗組員たちは混乱に陥ります。
一人の少年が、ザックから宇宙人が寄生していると言われ、恐怖感から逃げ出す。乗組員は、彼を追いかけ殺害します。ザックは「宇宙人と戦う必要がある」と訴えます。ザックは武器を探し、彼の乗組員たちを武装させます。、
クリストファーに従うのは、セラとフィービー（シャンテ・アダムズ）の３人だけ。クリストファーもザック殺害を決意します。ザックは宇宙人が寄生していると疑ったのか、一人の乗組員を捕らえます。
セラとフィービーがザックを訪れます。フィービーはザックに反抗しますが、殺害されます。そこへ心配したクリストファーが現れますが、ザックは彼を殺害しようとします。クリストファーはセラと逃げます。
ザックはクリストファーを追いかけます。クリストファーとセラはザックを宇宙船外に出して、殺害しようとします。二人は宇宙服を着てザックが来たので、扉を開けてザックを船外に出そうとします。
ザックは必死にドアにしがみつき、クリストファーも道連れにしようとします。セラはなんとかザックを船外に追い出し、ザックは宇宙の彼方に消えていきます。クリストファーは船内に戻ります。セラとザックは残った乗組員たちを冷静にさせます。
乗組員たちは今後を話し合い、セラがリーダーに任命されます。数年後、クリストファーはセラと結婚し子供を生みます。他の乗組員も子供を生みはじめます。出発から、８６年後、おじいさんおばあさんになった乗組員たちは孫とともに、到着した惑星を眺めるのでした。
以上『ヴォイジャー』のあらすじと結末でした。
以上、映画「ヴォイジャー」のあらすじと結末でした。
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