WE ARE LITTLE ZOMBIES ウィーアーリトルゾンビーズの紹介:2018年日本映画。日本人で初めてサンダンス映画祭短編部門でグランプリを獲得した長久允監督の長編デビュー作になります。両親を失ったにも関わらず全く泣けなかった4人の少年少女がバンドを結成し、音楽を通じて失った心を取り戻していく話です。
監督:長久允 出演:二宮慶多(ヒカリ)、水野哲志(イシ)、奥村門土(タケムラ)、中島セナ(イクコ)、佐々木蔵之介(高見弦)、工藤夕貴(大田理恵)、池松壮亮(望月悟)、初音映莉子(江口栗子)、村上淳(竹村倫太郎)、西田尚美(竹村南)、佐野史郎(加茂慶一郎)、菊地凛子(伊武侑子)、永瀬正敏(伊武春彦)、ほか
映画「ウィーアーリトルゾンビーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウィーアーリトルゾンビーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ウィーアーリトルゾンビーズの予告編 動画
映画「ウィーアーリトルゾンビーズ」解説
この解説記事には映画「ウィーアーリトルゾンビーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウィーアーリトルゾンビーズのネタバレあらすじ:起
ヒカリ(二宮慶多)、イクコ(中島セナ)、タケムラ(奥村門土)、イシ(水野哲士)らは、火葬場という特殊な場所で出会います。ヒカリの両親は参加したバスツアーでの事故で、タケムラの両親は自殺、イシの両親はガス爆発で焼死、イクコの両親は変質者に襲われ死んでしまいました。
4人に共通しているのは両親が死んでも泣けない事。意気投合した4人は一緒にいることを決めます。
感情のない4人はまるでゾンビのようです。ごみ捨て場にいたホームレスが演奏していたのを見て、自分達も音楽を出来たらとバンドを結成することを決めます。これが「LITTLE ZOMBIES」の誕生した瞬間でした。
彼らの才能は、たちまち大人達の目に止まるようになり、LITTLE ZOMBIESはメジャーデビューすることになりました。
ウィーアーリトルゾンビーズのネタバレあらすじ:承
彼らの才能と、両親を失ったという境遇は、世間の人達に受け入れられる事になり、特に彼らと同年代中心のファンが増加、LITTLE ZOMBIESのバンド活動は順調に続いていくように見えました。
しかし、彼らのツアータイトル「殺したのは誰だ」に因んで、ファンの間で勝手に犯人探しが始まってしまい、それにより世間から叩かれた’いちご狩りツアー’のバスの運転手が自殺してしまうという事件が起こってしまいます。
この事件のおかげでバンドは解散、ラストライブの観客はゼロ、4人は再び世間から見捨てられてしまったのです。
ウィーアーリトルゾンビーズのネタバレあらすじ:転
親戚の家に行く事になったヒカリが、どうしてもその前に、両親が最後に行くはずだったバスツアーの目的地に行きたいという事になり、ヒカリを見送りに来ていたイクコ、タケムラ、イシの3人はヒカリの手を取りホームを走り抜け、別の電車に飛び乗ったのです。
追いかけてくるゾンビのような大人達をかわし、電車を降りて車を奪います。そしてタケムラの運転で先を目指すのでした。
何かにぶつかり、車が水の中に沈んでいきます。沈んでいく車の中、ヒカリはこれまでの人生が走馬灯のように映っていくのを感じました。そして画面に映るコンティニューの文字。「Yes or No」の問いに、ゴミみたいな人生だよと「No」を選ぶヒカリ。そしてゲームオーバー…。
ウィーアーリトルゾンビーズの結末
どこからか声が聞こえます。「絶望とかダッサ」「空気よめ」「もう一回選択画面出して」ゴミみたいな人生で見つけたLITTLE ZOMBIESのメンバーの顔が浮かびます。今度の選択は「Yes」です。
突如、生命の誕生シーン、赤ちゃんが誕生する瞬間です。ボウケンノハジマリ、ナマエハナニニシマスカ。名前はヒカリだと両親の声がします。ヒカリが目を覚ますとそこはバスの事故現場でした。
車はいちご狩りの草原にやってきます。そこは富士山の見える絶景ポイントでした。何故両親はここに来たかったのだろう?そんなことを考えながらヒカリ達は草原の中をどんどん進んでいくのでした。
以上、映画「WE ARE LITTLE ZOMBIES ウィーアーリトルゾンビーズ」のあらすじと結末でした。
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