ウィッシュ・ドラゴンの紹介:2021年中国, アメリカ映画。ジャッキー・チェンが製作に参加した話題の中国発アニメーション映画。ある日、ディンはアルバイトの途中で老人から緑の急須を譲り受けます。そこからウィッシュ・ドラゴンが現れ、なんでも願いを3つ叶えてくれると言います。ディンは幼馴染のリナに会うために願いごとをしようとしますが、その緑の急須を狙う暴力団が現れます。日本語版には、鬼滅の刃シリーズの下野絋と早見沙織など豪華声優陣が参加しています。
監督: Chris・Appelhans 出演: ジミー・ウォン/下野絋(ディン)、ナターシャ・リュー・ボルディッツォ/早見沙織(リナ)、ジョン・チョー/杉田智和(ロン)、コンスタンス・ウー(ティンの母)、ウィル・ユン・リー(リナの父)、ボビー・リー(暴力団リーダー)、ジミー・O・ヤン(暴力団弟子)、ほか
映画「ウィッシュ・ドラゴン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウィッシュ・ドラゴン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ウィッシュ・ドラゴンの予告編 動画
映画「ウィッシュ・ドラゴン」解説
この解説記事には映画「ウィッシュ・ドラゴン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウィッシュ・ドラゴンのネタバレあらすじ:起
母子家庭のディンと父子家庭のリナは、地元が同じで意気投合し、仲良くなります。2人が住んでいる地域はあまり裕福ではありませんでしたが、人情味あふれる穏やかな場所です。よく一緒に遊び、「ずっと親友でいよう」とディンとリナは約束を交わしました。しかし、父親の仕事の都合上、リナは引っ越しをしてしまいます。
それから年月は経ち、ディンは大学に通いながらデリバリーのアルバイトに明け暮れる日々です。どうやら、何かを買うためにアルバイトをしているようです。ディンがデリバリーを配達途中に、自分のことを「神」と呼ぶ怪しい老人に出会います。ディンはその謎の老人から緑の急須を受け取ります。
アルバイトで地道に貯金したお金でディンはスーツを買います。実は、かつての友達リナの誕生日パーティーに参加をして、サプライズで久しぶりの再会を果たす計画でした。引っ越した後、リナの父親は事業に成功しお金持ちとなり、リナはモデルの仕事もしていて、今のディンとは住む世界が違います。
一生懸命貯金したお金で買ったスーツでしたが、安物だったせいか、すぐに破れてダメになってしまいます。やっぱり、リナとは住む世界が違う雲の上の存在なのだと、ディンは落ち込みます。すると、怪しい老人から受け取った緑の急須の様子がおかしくなります。そしてそこからピンク色のドラゴンが現れます。
その正体はウィッシュ・ドラゴンのロン。願いを何でも3つ叶えてくれるそうです。ロンは10人の主に使えたら楽園に行けるようで、ディンがその最後の1人です。早く楽園に行きたかったロンは、ディンに願いごとを言うように急かします。
ウィッシュ・ドラゴンのネタバレあらすじ:承
すると、緑の急須を狙う暴力団たちが現れます。攻撃をされるディンは思わず「けんかが強かったらいいのに」とぼやき、その願いが叶えられ、カンフーの達人へと体が変貌します。その結果、なんとか逃げ切ることに成功します。超人的な力を手に入れたディンは、ロンの言っていることが本当であると納得をします。
どうしてもリナとの再会を果たしたかったディンは、2つ目の願いに、24時間金持ちになることをロンにお願いします。すると、高級スーツと時計、さらにはスタイリッシュな車まで現れます。これによって、ディンはリナの誕生日パーティーに忍び込むことに成功します。
リナとの久しぶりの再会に緊張するディン。しかし、リナに気づいてもらうことができませんでした。リナは会場で人気者。自社のモデルに起用しようと、取引先がリナへ押し寄せてきます。しかし、一番来てほしかったリナの父親の姿はありませんでした。それに落ち込むリナ。ディンはリナを慰めます。
すると、リナの父親からテレビ電話がかかってきて、ディンの姿を気に入り、翌日リナとのデートをセッティングされます。自分の正体を明かすタイミングを失ったディンは、ダンと名乗り嘘をつきます。
リナの誕生日パーティーの規模を見て、リナの父親の事業は好調なように思われましたが、資金繰りに苦しんでいるようで、経営が危ぶまれています。すると、リナの父親がある人物に電話をかけます。それは、ディンから緑の急須を奪おうとした暴力団でした。彼らに仕事を依頼したのはリナの父親でした。
ウィッシュ・ドラゴンのネタバレあらすじ:転
父親に気に入られたディンはリナとデートをすることに。すると、緑の急須を狙いにまた暴力団たちが現れます。ディンはリナと一緒に逃げます。リナはなんだか楽しそうです。暴力団たちから逃げきれたものの、24時間経ってしまい、リナにディンであることがばれてしまいます。しかし、リナは嘘をついたことを怒る様子は見せませんでした。
かつて一緒に遊んでいた町を2人で歩き、リナは懐かしみます。ディンの母親とも再会し、地元の人たちと食事を交わすことで、リナは昔の思い出に浸ります。
今度はディンとしてデートをしようと、リナを誘いますが、現実的になったリナは、そのデートを断り立ち去ります。
リナはお金だけで人を判断しないと思っていたディンでしたが、違ったことにショックを受けます。ディンは最後の願いに、お金持ちにしてもらうことを願いますが、その前にロンは自分の過去をディンに見せます。
ロンは1000年前、国の支配者でした。家族や国民を省みることなく、富を築くことだけに集中をしていました。その結果、ロンが死ぬときには誰も看取ってくれず、死後の世界では、天国へ行くことを阻まれ、神に龍に変えられ、学ぶことを強いられます。そんな経験をしたロンは、それでも金持ちになりたいのかと、ディンに問いかけます。
いよいよリナの父親は倒産寸前で追い込まれています。すると、リナの父親はディンのところへ現れ、ディンと緑の急須の奪いあいになります。そこに暴力団のリーダーが割って入ってきて緑の急須を横取りします。その拍子に、リナの父親は高いところから落下してしまいます。リナは父親の元へと駆け寄ります。ディンはロンとリナのために暴力団たちを追いかけます。
ウィッシュ・ドラゴンの結末
その頃、暴力団のリーダーはロンに金を生み出す体を願い、手に入れます。暴力団のリーダーが触れるものは全て金へと変わります。ロンは、暴力団のリーダーから攻撃されそうになったディンの身代わりになり、金へと変わって海に沈んでしまいます。その拍子に暴力団のリーダーも自らの手で自身に触れてしまい、金へと変わってしまいます。
ロンはいつの間にか死後の世界にいます。神から、他人のために行動したことを評価され、楽園へ行くことを許可されます。しかし、まだディンの最後の願いを叶えていないロンは、神の指示に背き、人間界へと戻ります。
そして、ディンの最後の願いを聞いてロンは実行し、ロンは姿を消します。すると、リナの父親は息を吹き返しました。ディンの最後の願いはリナのために、リナの父親の意識を取り戻すことでした。
ディンの家にやってきたリナと父親。リナの父親はこれまでのことをディンに謝罪をします。そして、ディンの母親のごはんをごちそうになって、その味に感動。リナの父親はディンの母親を料理長に、ディンたちの住む地域でレストランを開業します。
開店準備に追われている中、ディンは金の龍が描かれた白い急須を見つけます。そこにはロンが入っており、2人は久々の再会を果たします。その後、ロンは「旅をしたい」と言い、ディンとロンは笑顔で別れます。
以上、映画「ウィッシュ・ドラゴン」のあらすじと結末でした。
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