鉄コン筋クリートの紹介:2006年日本映画。鉄コン筋クリートの紹介:松本大洋による漫画「鉄コン筋クリート」をアニメ映画化。義理と人情であふれる架空の街で自由に飛びまわるクロとシロの少年2人の冒険を描く。声優は女優の蒼井優と嵐の二宮和也が担当した。作品は第80回アカデミー賞の長編アニメーション映画部門にノミネートされた。
監督:マイケル・アリアス 声の出演:二宮和也(クロ)、蒼井優(シロ)、伊勢谷友介(木村)、宮藤官九郎(沢田)、大森南朋(チョコラ)、納谷六朗(じっちゃ)、西村知道(藤村)、田中泯(ネズミ / 鈴木)、本木雅弘(ヘビ)、ほか
映画「鉄コン筋クリート」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「鉄コン筋クリート」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「鉄コン筋クリート」解説
この解説記事には映画「鉄コン筋クリート」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
鉄コン筋クリートのネタバレあらすじ:起
異国情緒が漂い、義理人情とヤクザが蔓延っている不思議な街・宝町。そこにはネコと呼ばれる少年のクロとシロが住んでいました。ある日、二人に戦いを挑みに来たアサとヨル兄弟は、人間離れしたクロとシロの身体能力を前にあっさりやられてしまいます。
クロとシロは高架下の車に住んでおり、いつかこの街を出ていこうと約束していました。ヤクザの舎弟・木村はネズミの指示でこの街に薬をばら撒こうとし、不良グループのチョコラたちに話を持ちかけますが、喧嘩となってしまい、後日、仲間が痛めつけられてしまいます。木村たちは、チョコラたちを脅しますが、その時、噂を耳にしたクロが襲撃に現れ、次々に殴り倒してしまいました。
その後、再びヨルとアサ兄弟が二人の元を訪ね、3人組の殺し屋にやられ、街を追い出されたと相談しにきます。3人の殺し屋は強く、勝てるのは牛の頭を持ち、暴力だけを信じる伝説の少年「イタチ」ぐらいだと話しますが、クロは呆れたようにその場を後にし、シロもその後に続きます。
鉄コン筋クリートのネタバレあらすじ:承
休暇中だった木村の元に、ヘビという謎の男が現れます。ヘビは宝町を「こどもの城」というレジャー施設にしようと企てていました。
スカウトされたネズミたちの組は賛成していましたが、ネズミだけは自身が育ってきた街が壊されることに納得できず反対します。しかし、その思いは届かず計画は実行されていきます。
鉄コン筋クリートのネタバレあらすじ:転
その頃、3人組の殺し屋と木村の姿を目撃したクロとシロ。奴らに襲われる二人は全く歯がたちません。最終的にシロは刺されてしまい手術をすることに。一命をとりとめたシロ。クロは危険な環境にシロを置いておくわけにはいかないと考え、警察の藤村に預かってもらうことにします。
その後クロは、チンピラを襲っては建設中の「こどもの城」の前に放置します。この事件は次第に広まり、イタチはクロなのではという噂が流れ始めます。しかし、精神も次第に崩壊していきました。
オープンした「こどもの城」に訪れたクロの元へ3人の殺し屋が再び襲いかかってきます。その時、牛の頭を持った少年が一人、目の前に現れたのです。
鉄コン筋クリートの結末
なんとその少年はクロ自身でした。闇の世界にひきづりこもうとするもう一人の自分。闇に包まれかけたクロの前に、シロの姿が現れます。
しかしそれでも、引きずり込もうとするもう一人の闇の自分。「お前は何を信じる」と問いかける闇に「俺はシロを信じる」と腕を振り払う。すると闇はスッと消え、再会したシロとクロはこの街を出て、約束だった海の近くに移住することとなりました。
以上、映画「鉄コン筋クリート」のあらすじと結末でした。
原作の世界観をうまく作り上げていて、
あまり違和感を感じずに見れました。
主人公シロとクロがヘビの部下の殺し屋「龍」に追われるシーンや
朝夜兄弟とのバトルシーンはとても手が込んでるなぁと感心しました。
またキャラクターを演じた声優さん達もとてもうまく、
感情移入しやすかったです。
ただ一つ難点があるとしたら
もう少しキャラクターを原作に寄せてもらいたかったです。
(チョット目が離れすぎ)