friends(フレンズ)もののけ島のナキの紹介:2011年日本映画。浜田廣介の児童文学「泣いた赤おに」を原作に、後に「STAND BY ME ドラえもん」を手掛ける山崎貴と八木竜一のコンビが映画化したフル3DCGアニメーションです。人間を嫌いもののけたちが住む島を舞台に、鬼と人間の少年との心の交流を描いています。
監督:山崎貴、八木竜一 声優:香取慎吾(ナキ)、山寺宏一(グンジョー)、阿部サダヲ(ゴーヤン)、YOU(ミッケ)、加藤清史郎(コナキ)、ほか
映画「friends もののけ島のナキ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「friends もののけ島のナキ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
friends(フレンズ)もののけ島のナキの予告編 動画
映画「friends もののけ島のナキ」解説
この解説記事には映画「friends もののけ島のナキ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
friends(フレンズ)もののけ島のナキのネタバレあらすじ:起
ひとりの少年が小舟を漕いで大海原を突き進んでいました。目指すは、深い霧の彼方にあるという「もののけ島」。そこは異形の者「もののけ」が住むとされ、近づくことさえ禁じられた島です。少年は母の病を治すため、もののけ島にキノコを採りに行ったのですが、小舟には密かに少年の弟・コタケ(新堂結菜)も乗り込んでいました。島に上陸した少年はもののけたちに見つかってしまい、島から急いで脱出するもコタケとははぐれてしまいます。命からがら村に逃げ帰った少年は長老らに事実を報告、長老は200年前に先祖がもののけたちを封印したという古い言い伝えを語り、今やもののけたちは増殖しているであろうとして村人たちに警戒を命じます。
friends(フレンズ)もののけ島のナキのネタバレあらすじ:承
その頃、もののけ島でも人間が200年ぶりにやってきたということで大騒ぎになっていました。今やもののけは増殖するどころか減少しており、もはや20人くらいしかいませんでした。もののけの長老(大木民夫)は取り残されたコタケを人間が攻めてきたときの人質にすることを決め、赤鬼のナキ(香取慎吾)に子守役を命じます。ナキは幼馴染の青鬼グンジョー(山寺宏一)と共にコタケの面倒を見ますが、最初のうちはコタケはいたずらを繰り返し、ナキとコタケは喧嘩を繰り返していました。しかし、一緒に暮らしているうちに少しずつ距離は縮まり、一緒に海を冒険したり、島の中心部にある高い山に登って幻のキノコを探したりするうちにナキとコタケには厚い友情が育まれていきました。
friends(フレンズ)もののけ島のナキのネタバレあらすじ:転
しかし、そんな幸せな日々も長くは続かず、コタケは寝言で母を呼んでいたことから、ナキはコタケを母の元へ帰す決心をします。ある日、ナキは仲間たちと共に村へ向かい、仲間が村人の注意を引いている隙にナキはコタケを村の入り口まで送り届けます。いつもの日々に戻ったナキでしたが、どうしてもコタケと過ごした楽しい日々が忘れられず、ある日意を決して再び村に向かいます。しかし村には三人の屈強な侍が待ち構えており、ナキは傷を負って洞窟に身を隠します。
friends(フレンズ)もののけ島のナキの結末
ナキの危機を救ったのは、駆け付けてくれたグンジョーでした。人間に対する怒りを募らせたグンジョーはとげとげしいキノコを食べて巨大な魔獣に変身、村を襲い始めます。村人たちは岬にまで追い詰められ、あわやと思われたその時、ナキが満身創痍の身を引きずって現れ、グンジョーを命がけで止めようとします。ナキの人間への心情の変化を悟ったグンジョーは攻撃を止め、生き別れた母を探しに旅に出ると言い残して去っていきました。その後、ナキは村人ともすっかり打ち解け、仲良くなっていきます。ある日、もののけ島に戻ったナキは、グンジョーが残していった手紙を受け取ります。そこには、俺がいてはお前は人間とは仲良くなれない、お前はいつまでも友達だということが書いてありました。ナキは思わず号泣しました。
「friends もののけ島のナキ」感想・レビュー
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コタケの可愛さに癒されるのはもちろんですが、香取慎吾さんが声優を務める赤鬼のナキが人間の子供に慣れてないながらに子守りをする姿に胸が温まります。もののけのことを何も知らないのに古い言い伝えに捉われる人間。人間が勝手に持ってしまう偏見に対して大きく考えさせてくれる映画だなと感じました。涙無しでは観られない映画です。
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とても、悲しくて、笑えて、面白い映画でした!!!
香取慎吾さんと山寺宏一さんの声が好きなので、芸能ニュースで知った時から観たくてたまらない映画でした。まずコタケのかわいさから目がはなせません。本当にかわいく、コタケをずっと見ていたいくらいでした。「泣いた赤鬼」の本も読み返したくなります。浦沢直樹さんの絵本もおすすめです。