アントマンの紹介:2015年アメリカ映画。『アベンジャーズ』に繋がる壮大な映画シリーズ『マーベル・シネマティック・ユニバース』の第12弾となるSFアクションです。身長1.5cmまでに縮小できる異色のヒーロー「アントマン」が軍事技術を狙う悪の科学者に立ち向かいます。
監督:ペイトン・リード 出演者:ポール・ラッド(スコット・ラング/アントマン)、エヴァンジェリン・リリー(ホープ・ヴァン・ダイン)、マイケル・ダグラス(ハンク・ピム)、アンソニー・マッキー(サム・ウィルソン/ファルコン)、コリー・ストール(ダレン・クロス/イエロージャケット)ほか
映画「アントマン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アントマン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アントマンの予告編 動画
映画「アントマン」解説
この解説記事には映画「アントマン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アントマンのネタバレあらすじ:起
3年前に窃盗罪で逮捕されたスコット・ラング(ポール・ラッド)は、刑期を終えて刑務所から出所しました。更生を誓うスコットでしたが、せっかくありついた仕事も前科を理由にあっさり解雇され、愛娘キャシー(アビー・ライダー・フォートソン)との面会も養育費の未払いを理由に禁止される始末でした。キャシーの母である元妻のマギー(ジュディ・グリア)は、よりによって警察官のパクストン(ボビー・カナヴェイル)と再婚しており、もはやスコットの居場所はありませんでした。スコットはかつての泥棒仲間のルイス(マイケル・ペーニャ〉、デイヴ(ティップ・“T.I”・ハリス)、カート(デヴィッド・ダストマルチャン)を頼り、仕方なく再び犯罪の世界に戻ることになりました。
アントマンのネタバレあらすじ:承
スコットらは、とある富豪の豪邸に侵入、金庫を開けてみるとそこには金などなく、ただ謎のヘルメットとスーツがあるのみでした。スコットは試しにスーツを着てみると、何とスコットの身体はみるみるうちに縮小、遂には身長1.5cmにまで小さくなってしまいました。状況を飲み込めないまま、スコットはバスタブのお湯で溺れそうになり、掃除機に吸われるはネズミに追いかけられるはと散々な目に遭いました。実はスコットにわざとスーツを盗ませたのは、科学者ハンク・ピム(マイケル・ダグラス)の仕業で、ハンクはある目的のために「アントマン」の適任者を探していたのです。このスーツはハンクが発明した“ピム粒子”を使い物質を自在に拡大したり縮小したりできる代物であり、ハンクの元助手だったダレン・クロス(コリー・ストール)はその技術を悪用して“イエロージャケット”なるスーツを開発、軍事目的に悪用しているのです。今度こそ人生をやり直すため、アントマンになることを決意したスコットは、ハンクの娘ホープ(エヴァンジェリン・リリー)のもとでアントマンのスーツを使いこなすための訓練を開始しました。
アントマンのネタバレあらすじ:転
ハンクとホープは長年に渡って確執がありました。実はハンクはかつて平和維持組織S.H.I.E.L.D.のエージェントであり、アントマンに変身して妻とともに数々の極秘任務に就いていたのですが、ある日の任務の際、アントマンと同等の能力を持つ「ワスプ」に変身した妻は任務の為に通常より更に小型化、遂には亜原子レベルに落ちて量子世界へ入り込み、そのまま戻ることはありませんでした。スコットの助けもあってピム親子はようやく和解しました。ハネアリを自由自在に使いこなせるようになったアントマン(スコット)は、訓練の一環としてアベンジャーズの基地にある“ある物”を盗むよう命じられ、ハネアリを使って潜入、護衛に就いていたファルコン(アンソニー・マッキー)と拳を交えてこれを退け、見事目的を果たすことに成功しました。
アントマンの結末
スコットはルイス、デイヴ、カートの力を借りて、ダレンが社長を務める企業の研究施設に潜入しました。その頃、ダレンはイエロージャケットのスーツを悪の秘密結社ヒドラに売り飛ばそうと商談の最中でした。アントマンは仲間やハネアリの協力を得てイエロージャケットのスーツを盗もうとしましたが、既に別の場所に移されており、逃げようとしたダレンはイエロージャケットに変身してアントマンとミクロの世界でのバトルを繰り広げながらキャシーの家へ流れ着きました。イエロージャケットはキャシーを人質に取ろうとし、アントマンは走り回る機関車トーマスのおもちゃの中でもイエロージャケットと死闘を繰り広げ、弾みでトーマスは巨大化して家を破壊してしまいました。アントマンは最後の手段としてイエロージャケットのスーツ内に亜原子レベルにまで縮小して潜入、スーツのシステムを破壊してイエロージャケットを倒しましたが、アントマンはそのまま縮小を続けたままで、このままでは命の危険にありました。しかし、キャシーの必死の呼び掛けに応じたアントマンは我に返って再び等身大に戻り、何とか生還を果たしました。スコットはこれで晴れて娘のヒーローとして胸を晴れるようになり、それまで邪険に扱っていたパクストンもようやく彼を見直しました。
アントマンとして完全に犯罪から足を洗ったスコットは仲間たちのサポートを得てヒーロー活動を開始しました。ホープはハンクからワスプのスーツを託されました。(『アントマン&ワスプ』に続く)
ウインター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)は義手を何かに挟まれており、身動きが取れない状況です。状況を見守るキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)に対し、ファルコンはアントマンの助けを借りることを提案しました。
(『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』に続く)
以上、映画アントマンのあらすじと結末でした。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品の時系列・順番
1.『アイアンマン』(2008年公開)
2.『インクレディブル・ハルク』(2008年公開)
3.『アイアンマン2』(2010年公開)
4.『マイティ・ソー』(2011年公開)
5.『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年公開)
6.『アベンジャーズ』(2012年公開)
7.『アイアンマン3』(2013年公開)
8.『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年公開)
9.『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年公開)
10.『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年公開)
11.『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年公開)
12.『アントマン』(2015年公開)
13.『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年公開)
14.『ドクター・ストレンジ』(2016年公開)
15.『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年公開)
16.『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年公開)
17.『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年公開)
18.『ブラックパンサー』(2018年公開)
19.『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年公開)
20.『アントマン&ワスプ』(2018年公開)
21.『キャプテン・マーベル』(2019年公開)
22.『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年公開)
23.『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年公開)
「アントマン」感想・レビュー
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思ったよりも面白かった。
観る前は小さなヒーローに何が出来るんだろうと思っていたけど、意外と大きなヒーローよりも小さなヒーローの方が強いのかなとも思ったりした。
蟻が大量にいたりしてムズムズするシーンもあったけど、それを上回るくらい面白かった。 -
世界最小ヒーローによる大スケールのアクション映画です。小さくなる能力と蟻を操る能力を駆使して敵と戦います。アベンジャーズからスケール感が一気に小さくなり、正直あまり期待をしていませんでしたが、日常風景の中で繰り広げられるアクションに見ているうちにワクワクが止まらなくなりました。コメディ要素、家族ドラマも盛り込まれた満足な作品です。
主人公がとにかく好き!人は良いけど冴えない主人公が、アリの能力を持つ、ミニサイズのアントマンとして大活躍。ちょっとトボけた感じがすごく魅力的です。
アクションシーンもミニサイズならではのの特徴を活かしていて非常に面白いです。ところどころに挟まれた小ネタも楽しい!
ゆるく楽しく観られるアメコミ映画の傑作です。続編が出るみたいなのですごく楽しみ!