ザ・ロストシティの紹介:2022年アメリカ映画。新作のロマンティックなアドベンチャー小説を完成させ、プロモーション・ツアーに駆り出された人気小説家ロレッタは、ツアーの途中で謎の富豪フェアファックスに誘拐され南の島に連れ去られてしまう。ロレッタの小説を読んでその舞台となる伝説の古代都市【ロストシティ】とその財宝が実在すると確信したフェアファックスは、その秘密を握っていると思われるロレッタに案内させようとしたのだ。ロレッタが連れ去られたことを知り、南の島へ真っ先に駆け付けたのは、この小説のアドベンチャー・ヒーロー<ダッシュ>として表紙モデルをしているアランだった。好対照な性格のロレッタとアランは島から脱出するためにしぶしぶ手を組み、予測不能のハプニングに挑んでいく。
監督:アダム・ニー&アーロン・ニー 出演:サンドラ・ブロック(ロレッタ・セージ)、チャニング・テイタム(アラン/ダッシュ)、ダニエル・ラドクリフ(アビゲイル・フェアファックス)、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(ベス・ハッテン)、ブラッド・ピット(ジャック・トレーナー)、オスカー・ヌニェス(オスカー)、パティ・ハリソン(アリソン)、ボウエン・ヤン(レイ)ほか
映画「ザ・ロストシティ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・ロストシティ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ザ・ロストシティ」解説
この解説記事には映画「ザ・ロストシティ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・ロストシティのネタバレあらすじ:起
小説家のロレッタ・セージはラブモア博士とダッシュのロマンスを絡めた冒険小説シリーズで人気を博しキャリアを築きましたが、5年前に考古学者だった最愛の夫を亡くして以来、新作に手がつかず引きこもり状態でした。
担当編集者のベスからすでに新刊のプロモーション・ツアーが決まっていると尻を叩かれ、なんとか20冊目となる新作『ロストシティD』を書き上げました。
全米の書店をめぐる大々的なツアーを開こうと意気込むベス。まずは手始めにロレッタと、ダッシュとして小説のカバーモデルを務めるアランで宣伝イベントに出席しました。女性ファンに大人気の肉体派モデルアランを嫌うロレッタでしたが、自分も言われるままに派手なスパンコールのジャンプスーツ姿で参加。
しかしロレッタは自分を差し置いて勝手にしゃべりまくるアランにだんだんイラついてしまい、イベントを台無しにしてしまいます。
そして事件が起こりました。
イベントを終えたロレッタはアランの目の前で何者かに拉致され、メディア王一族の富豪フェアファックスの屋敷へと連れ去られてしまいました。
ザ・ロストシティのネタバレあらすじ:承
フェアファックスは、世界中の謎の遺跡を発掘するコレクターでした。彼はロレッタの新刊に登場するロストシティDが実在する遺跡であり、ロレッタと亡き夫がその言語の研究をしていたことを知っていました。
一族の後継者を弟に奪われたフェアファックスは周囲を見返すために、伝説の古代都市ロストシティがあったと思われる大西洋の島イスラ・ウンディーダの半分を買い取り、カラマン王の墓に隠された炎の冠を探していたのでした。
始めは不信に思っていたロレッタでしたが、フェアファックスから冠の手がかりが記された羊皮紙を見せられ次第に興味を持ちます。古代語の解読を頼まれたロレッタは彼に手を貸すことを拒否しましたが、無理やり島へ連れ去られてしまいました。
一方アランは、元ネイビーシールズでCIA工作員のジャック・トレーナーにロレッタの捜索を依頼しました。ジャックはロレッタのスマートウォッチから居場所を割り出し、イスラ・ウンディーダへ向かいました。ジャックから邪魔者扱いのアランも同行しました。
卓越した戦闘技術を駆使し、フェアファックスの手下たちを一網打尽にしたジャックに救出されたロレッタはうっとり。しかし喜んだのも束の間、その直後にジャックは追っ手に頭を撃たれてしまいました。
ザ・ロストシティのネタバレあらすじ:転
取り残されたロレッタとアランは車で逃走しましたが、チェイスの末、車は大破。連絡手段まで失ってしまい、2人はピンチに見舞われます。
ベスが手配する救助隊が来るまで身を潜めようと考えるアランでしたが、ロレッタはたどりついた滝の岩壁に、古代語が彫られていることを発見します。フェアファックスから奪った羊皮紙を当ててみると文字はぴったり重なりました。ロレッタは古代都市の存在が事実だったことを確信しました。
一方、ロレッタに逃げられたフェアファックスは苛立ちが頂点に達していました。島の伝統を重んじ止めようとする部下の言葉を無視し、さらに武装したバイク隊を投入しました。執拗に迫る追っ手を振り切りロレッタたちは山村に逃げ込みました。
ナイトパーティでダンスをしながら安堵するロレッタでしたが、ふと耳にした島の歌の一節からカラマン王の墓がこの村の近くにあることを知ります。2人は更なる冒険を決意しましたが、フェアファックスが現れ、再びロレッタは連れ去られてしまいました。
ロレッタを救出すべく後を追い、奮闘するアランでしたが、結局フェアファックスに捕まってしまい、ロレッタと共にボートで古代都市の入口となる洞窟へ連れられました。
ザ・ロストシティの結末
フェアファックスに銃を突き付けられながら先頭を歩かされるロレッタとアラン。岩場を抜けた一行はついにカラマン王の墓を発見しました。しかし、重い石の棺を開けてみると、中には王と寄り添うように横たわる王妃の遺骨のみ。
炎の冠とは、王と王妃の愛を現した比喩だったのです。財宝を期待していたフェアファックスはこの事態に大激怒。ロレッタとアランを棺に閉じ込め蓋をしてしまいました。
2人は死を覚悟しました。しかし、ロレッタは足元に置かれたバールに気付きます。フェアファックスに嫌気がさした部下がひそかに忍ばせておいたものでした。
火山の噴火が始まり、フェアファックスは急いで島を脱出しようとします。ところが部下にボートを奪われて取り残されてしまいました。しかし、ちょうどそこへ海上保安局の船がやってきて、フェアファックスは救助されます。そこにはロレッタを探してやってきたベスも同乗していました。
やっとの思いで棺から脱出したロレッタとアランでしたが、火山の噴火が2人を襲います。岩で洞窟がふさがってしまったため水中に潜りました。
こうして脱出は無事成功。救助され船に同乗していたフェアファックスは逃げようとしましたが、取り押さえられました。
ロレッタは今回の体験を元にした新作小説を発表し、ベストセラーを叩き出します。その後、リゾート地を訪れたロレッタとアランは、キスを交わしました。
その後、メディテーションに参加していたロレッタとアランは後方から声をかけられます。振り返ると、なんとそこには死んだはずジャック・トレーナーの姿がありました。
以上、映画「ザ・ロストシティ」のあらすじと結末でした。
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