宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章 純愛篇の紹介:2017年日本映画。TVアニメ「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の第7話から第10話を再構成したOVA。テレザート星に向けて出発したヤマトでしたが、救援要請に応じて11番惑星に来た時に、ガトランティス艦隊に攻撃され、11番惑星に閉じ込められてしまいます。その間にもガトランティスの増援艦隊が次々と到着しますが、増援艦隊の攻撃目標はヤマトではなく地球であるとわかります。この状況を打破するには、封印された波動砲を使用するしかなく、ヤマト艦長代理の古代進は対応に苦慮します。その状況をなんとか切り抜けた古代でしたが、古代の前にガトランティスの大帝ズォーダーが現れ、古代に過酷な選択を迫ります。
監督:羽原信義 声優:古代進(小野大輔)、森雪(桑島法子)島大介(鈴村健一)、真田志郎(大塚芳忠)、徳川彦左衛門(麦人)、加藤三郎(細谷佳正)、土方竜(石塚運昇)、斉藤始(東地宏樹)、クラウス・キーマン(神谷浩史)、桂木透子(甲斐田裕子)、ズォーダー(手塚秀彰)
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章 純愛篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章 純愛篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章 純愛篇」解説
この解説記事には映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章 純愛篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章 純愛篇のネタバレあらすじ:起
救援要請に応じて11番惑星に来た宇宙戦艦ヤマトでしたが、ガトランティス艦隊に攻撃され地中に閉じ込められてしまいました。岩盤の崩落はかろうじて抑えられましたが、その間にガトランティスの増援艦隊が次々に11番惑星に到着し、ヤマトは完全に包囲されてしまいます。
さらに、ガトランティス艦隊は、11番惑星を周る人工太陽を利用して超新星爆発を起こし、そのエネルギーを地球めがけて攻撃する陣形を取ります。
ヤマト艦長代理の古代進は、この状況を打破するために波動砲の使用を進言されますが、ヤマトの波動砲は封印されており、その封印を破るべきか古代は苦悩します。
しかし、地上に居るキーマンからの連絡を受けた古代は、波動砲の使用を決意し、そして地中から飛びあがったヤマトは、地球に向けて攻撃される直前に人工太陽を波動砲で打ち抜きます。
人工太陽が破壊されたことで地球への攻撃はできなくなり、さらにその影響でガトランティス艦隊のエンジンは無力化しを行動不能に陥ります。ヤマトは、行動不能になったガトランティス艦隊を放置して、11番惑星を後にしました。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章 純愛篇のネタバレあらすじ:承
ヤマトは、11番惑星にいた避難民を救助、収容しましたが、彼らをテレザート星に連れて行くわけにはいかず、地球に向かうガミラス艦隊に避難民を預けるべく惑星シュトラバーゼに立ち寄ることになりました。
ヤマトは、惑星シュトラバーゼに向かう準備を始めますが、その最中に古代は、地球に居るはずの森雪が艦内にいるのを見てしまいます。
自分に黙って乗艦したことに怒った古代は、乗組員名簿にない事を理由に雪に退艦を命じ、それに聞いた雪は宇宙遊泳してでも今すぐ退艦すると反発したことから、慌てた古代は、11番惑星の避難民と共に惑星シュトラバーゼでガミラス艦隊に乗り地球に帰るよう命じました。
惑星シュトラバーゼに到着したヤマトは、ガミラス艦隊と接触しますが、その際にキーマンは、ガミラス艦の艦長からヤマトの波動エンジンを制御することができる反波動格子を密かに入手しました。
ヤマトからガミラス艦へ避難民が乗り込みが始まりますが、その中の1人であるレドラウズ教授が、ヤマトから戦闘機を奪って惑星シュトラバーゼにあるアケーリアス遺跡に向けて飛び去ってしまいました。
古代は、戦闘機に乗って後を追いますが、その時、突如としてガミラス艦隊が来襲して攻撃を仕掛けてきました。このガミラス艦隊は、デスラー亡き後にガミラス本星に反旗を翻した反乱軍でした。
惑星シュトラバーゼで接触したガミラス艦隊は、まだ避難民の収容が終わっておらず、ヤマトが単独で反乱軍に対応するしかありませんでした。そして混乱する中、キーマンは、密かにヤマトのエンジンルームに行くと、波動エンジンに反波動格子を仕掛けました。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章 純愛篇のネタバレあらすじ:転
その頃古代は、アケーリアス遺跡内でレドラウズ教授に追いつきますが、レドラウズ教授は突如豹変し、ガトランティスの大帝であるズォーダーと名乗りました。
ズォーダーは、ガトランティスは戦いのために作られた人類であり、生殖器を持たず愛というしがらみから自由でいられることから、ガトランティスこそが宇宙に調和をもたらす、と言いました。
一方、反乱軍に対峙したヤマトは、11番惑星で救出した土方が指揮を執り、反乱軍の撃退に成功しますが、反乱軍の攻撃により惑星シュトラバーゼは崩壊寸前となりました。
雪を含む避難民を乗せた3隻のガミラス艦隊は、惑星シュトラバーゼからの脱出に成功しますが、ズォーダーは、この3隻全てにガトランティスの人間爆弾を乗せたと言い、さらに、この中から1隻だけ古代が選択した艦だけ助ける、と言いました。
古代は、離脱したガミラス艦隊に向かうと、逡巡の末、雪が乗った艦を選択しようとしますが、古代の苦しみを察した雪がガミラス艦から崩壊寸前の惑星シュトラバーゼに飛び降りてしまいます。
それを見た古代は、助ける艦を選択しないという決断を下し、雪を助けに向かいますが、その決断に激怒したズォーダーは、3隻全ての人間爆弾を爆発させ、ガミラス艦隊も惑星シュトラバーゼに向けて落下し始めました。
ヤマトは、古代達やガミラス艦隊を救うべく、惑星シュトラバーゼの核に向けて波動砲を撃ち込み、古代達やガミラス艦隊は、惑星シュトラバーゼからはじき出され助かりますが、その最中に、古代は雪に求婚し、雪も承諾しました。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章 純愛篇の結末
テレザート星までの行程の1/3を消化したヤマトでしたが、その先にはガトランティスの本拠地と思われる白色彗星がありました。このまま進むか、一旦引き返して体勢を立て直すかの選択が迫られる中、古代は、これまでの事もあり心身ともにかなりまいっていました。
そんな中、宇宙に漂う赤い蛍のような生命体がヤマトの目の前に現れます。無害と思われた生命体を乗組員は艦内に持ち込みますが、やがて乗組員たちは催眠状態となり様子がおかしくなっていきます。
異常事態に気づいたキーマンは、真田と共に生命体から発信される催眠効果をもたらす信号を無効化することに成功し、乗組員は正常になりました。さらに生命体は、波動エンジンのエネルギーを吸収しようとしますが、間一髪というところでアナライザーが殺虫剤を撒いたことにより生命体は死滅しました。
その時、テレザート星からテレサの2回目のメッセージが届き、古代は、目の前に現れた先代ヤマト艦長である沖田の幻影に励まされます。そして、古代をはじめとするヤマトのクルーは、テレザート星に向けて進むことを決断しました。
そのころ白色彗星では、ズォーダーがある人物を呼び出していました。その人物とは、先の戦いでヤマトに敗れ去ったデスラーで、宇宙を彷徨っている所をズォーダーに救われたのでした。
ズォーダーは、デスラーに、執念を見せろ、と言ってヤマトの映像を映し出し、デスラーはズォーダーに感謝の言葉を述べました。
以上、映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章 純愛篇」のあらすじと結末でした。
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