超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!の紹介:1999 年日本映画。2024年にシリーズ生誕40周年を迎え、玩具・アニメ・実写映画・ゲームなど様々な展開を続けている「トランスフォーマー」シリーズ。本作は声優陣の自由なアドリブで“声優無法地帯”と称されるほどの人気を博し、実写映画第7作『トランスフォーマー/ビースト覚醒』のベースともなったテレビアニメ『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』(1997年~1998年)の続編となる『ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー』(1999年~2000年)の劇場版作品第2弾です。本作はテレビ本編第13話および日本未放映のエピソード(テレビ本編第16話と第17話の間)をベースに劇場版仕様として再編集、サイバトロン総司令官メタルスコンボイが最高司令官パワードコンボイへとパワーアップする過程を描きます。監督は『ビースト覚醒』やテレビアニメなど歴代トランスフォーマーシリーズなどで音響監督を手がけている岩浪美和が務めています。
監督:岩浪美和 声優:子安武人(サイバトロン総司令官メタルスコンボイ/サイバトロン最高司令官メタルスパワードコンボイ)、千葉繁(デストロン破壊大帝メタルスメガトロン)、高木渉(サイバトロン密林巡視員メタルスチータス)、山口勝平(サイバトロン諜報員メタルスラットル/チャック)、中村大樹(サイバトロン陸上防衛戦士ライノックス)、岩田光央(サイバトロン追跡員シルバーボルト)、梁田清之(サイバトロン海上司令官デプスチャージ)、柚木涼香(サイバトロン諜報工作員ブラックウィドー/ウナ)、チョー(デストロン忍者兵メタルスタランス)、飛田展男(デストロン砂漠戦指揮官クイックストライク/チャックとウナの父)、加藤賢崇(デストロン空中攻撃兵ワスピーター)、三木眞一郎(デストロン地上攻撃指揮官インフェルノ)、檜山修之(デストロン戦将ランページ)ほか
映画「ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!」解説
この解説記事には映画「ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!のネタバレあらすじ:起
車や乗り物、様々なものをスキャンして擬態する能力を持つ超ロボット生命体・トランスフォーマーのなかでも動物に変身する能力を持つビースト戦士。正義の軍団サイバトロンと悪の軍団デストロンに分かれ、惑星エネルゴアを舞台に“ビーストウォーズ”を繰り広げていました。
戦いの最中、サイバトロン総司令官コンボイやデストロン破壊大帝メガトロンら一部のビースト戦士たちは未知なるエネルギー「クォンタムサージ」を浴びて進化したトランスフォーマー「トランスメタルス」にパワーアップしました。戦いの最中、サイバトロンはデストロンを見限ったブラックウィドーとメタルスコンボイの旧知であるデプスチャージが新戦力として加わりました。
戦いの末、エネルゴアは実は400万年前の地球であることが判明しました。サイバトロンとデストロンは元の時代(遠い未来)からタイムスリップしてしまっていたのです。メタルスメガトロンの目的は歴史を改変し、自ら全宇宙の支配者となることでした。
メタルスメガトロンは宇宙船アークで眠る(シリーズ第1作『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』参照)サイバトロンの伝説の総司令官・初代コンボイを抹殺、その子孫であるメタルスコンボイらを最初から生まれなかったことにしようとしました。サイバトロンはメタルスメガトロンによって重傷を負わされた初代コンボイを保護すべく、そのスパーク(魂)をメタルスコンボイのスパークと融合させることにしました。メタルスコンボイの身体は更なる進化を遂げ、ビーストモード(メカゴリラ)の他にもビークルモード(ジェット機、戦車)の4段変形能力を持つ最高司令官パワードコンボイとして生まれ変わりました。
メタルスメガトロンはインフェルノ、ワスピーターと共にサイバトロン基地を襲撃しましたが、パワードコンボイは強大な力でメタルスメガトロンらを牽制しつつライノックスに初代コンボイの治療を急がせました。パワードコンボイは戦いの無意味さを説きましたが、メタルスメガトロンはあくまでも自らの野望に固執するのみでした。パワードコンボイらはメタルスメガトロンたちを追い払いました。
ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!のネタバレあらすじ:承
ある時、原始人の村が謎のメカ恐竜・サイバーラプターに襲撃されました。原始人の幼い兄妹のチャックとウナはサイバーラプターに襲われそうになりましたが、駆けつけたパワードコンボイによって助けられました。
ライノックスは倒したサイバーラプターの身体を解析した結果、その身体はトランスメタル超合金でできていることが判明しました。メタルスメガトロンは絶滅したラプターのクローンを改造してトランスメタルス化したのであり、ライノックスは他にもクローンがいるのではと考えました。
チャックとウナは一時的にサイバトロン基地で保護されました。パワードコンボイはブラックウィドーにチャックとウナを元の村に戻すよう命じ、メタルスチータスも同行することにしましたが、ブラックウィドーに好意を寄せるシルバーボルトはメタルスチータスに嫉妬心を抱きました。メタルスラットルはブラックウィドーがなにやら不可解な行動を取っていたことを怪しみました。一方、メタルスメガトロンもブラックウィドーらの行動を監視していました。
ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!のネタバレあらすじ:転
メタルスチータスはチャックやウナと打ち解け合いましたが、ブラックウィドーは頑なに心を開こうとはしませんでした。その時、またしてもサイバーラプターが出現、一行に襲い掛かってきました。ブラックウィドーは意を決してチャックとウナを助けました。
メタルスチータスとブラックウィドーはサイバトロンに連絡を取ろうとしましたが、通信はデストロンによって妨害されていました。メタルスメガトロンはメタルスタランスとワスピーター、3匹のサイバーラプターに出撃を命じました。メタルスタランスは自ら開発した新兵器を試す絶好のチャンスだと考えました。
パワードコンボイは一向に連絡が取れないメタルスチータスたちの様子を確認すべく出撃し、ブラックウィドーが心配なシルバーボルトも同行しました。サイバトロン基地に残るのはメタルスラットルとライノックスだけになった隙を狙い、メタルスメガトロンはクイックストライク、インフェルノ、ランページを引き連れてサイバトロン基地を襲撃しました。ライノックスとメタルスラットルは防衛システムを発動させて応戦しました。
ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!の結末
メタルスチータスらはチャックとウナの村の近くまで来ましたが、メタルスタランスとワスピーター、サイバーラプターらが襲撃してきました。パワードコンボイとシルバーボルトが駆けつけて加勢しましたが、パワードコンボイはメタルスタランスに新兵器を撃ち込まれて麻痺させられてしまいました。
メタルスタランスはチャックとウナ目がけて発砲しましたが、ブラックウィドーは身を挺して二人を庇いました。
パワードコンボイたちはピンチに陥りましたが、そこにチャックとウナの父が駆けつけて加勢、サイバーラプラーのサイバーコントロールを破壊して倒すことに成功しました。パワードコンボイたちも残りのサイバーラプターを倒し、メタルスタランスとワスピーターを退けました。
一方、メタルスメガトロンはメタルスラットルとライノックスを人質にしようとしましたが、そこにデプスチャージが駆けつけて二人を助けました。メタルスメガトロンたちは退却せざるをえませんでした。
チャックとウナはパワードコンボイたちに別れを告げ、父に連れられて村へと帰っていきました。ブラックウィドーはサイバーラプターのサイバーコントロールから使えそうな部品をこっそり抜き取りました。ビーストウォーズはまだまだこれからも続くのです。
以上、映画「ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!」のあらすじと結末でした。
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