劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉の紹介:2024年日本映画。実在する競走馬を擬人化した「ウマ娘」たちの奮闘を描いて大ヒットしたアプリゲームをはじめ、アニメ・漫画など様々な展開をしているメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』シリーズの初の劇場版作品です。本作は2001年度のJRA賞年度代表馬に輝いたジャングルポケットの名と魂を受け継いだウマ娘を主人公に、ライバルたちとしのぎを削り合いながらトップを目指す様を描きます。
監督:山本健 声優:藤本侑里(ジャングルポケット)、上坂すみれ(アグネスタキオン)、小倉唯(マンハッタンカフェ)、福嶋晴菜(ダンツフレーム)、徳井青空(テイエムオペラオー)、松井恵理子(フジキセキ)、中村カンナ(ナリタトップロード)、和多田美咲(メイショウドトウ)、緒方賢一(タナベトレーナー)、伊駒ゆりえ(シマ)、櫻井みゆき(ルー)、仁見紗綾(メイ)、本泉莉奈(泉本奈々)、山本昌広(解説)、鈴木絵理(トーセンジョーダン)、首藤志奈(ハルウララ)、佐伯伊織(キングヘイロー)、津田美波(エアシャカール)、香坂さき(ゴールドシチー)、鈴木みのり(アグネスデジタル)、木村千咲(ダイワスカーレット)、山本希望(ユキノビジン)、石見舞菜香(ライスシャワー)、篠原侑(カレンチャン)、春日さくら(ヒシミラクル)、咲々木瞳(アドマイヤベガ)、高柳知葉(オグリキャップ)、土田大(沖田トレーナー)、朴ろ美(樫本理子)、岡咲美保(桐生院葵)、陶山恵実里(乙名史悦子)、斉藤慎二(ウマ娘番組MC)、大久保洋吉(特別解説)ほか
映画「劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」解説
この解説記事には映画「劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉のネタバレあらすじ:起
実在する競走馬の名と魂を受け継いだ「ウマ娘」。彼女たちが参戦するレース「トゥインクル・シリーズ」は国民的スポーツとして高い人気を得てきました。
ウマ娘のひとりジャングルポケットは友人たちと共にトゥインクル・シリーズの弥生賞を観戦し、フジキセキの驚愕の走りに心を奪われました。自分もトゥインクル・シリーズの舞台に立って最強を目指したいと決意したジャングルポケットはウマ娘の養成機関・日本中央トレセン学園に入学、かつてフジキセキを指導したベテラントレーナーのタナベのもとでトレーニングに励みました。
夏の初めてのレースで勝利するというデビューを果たしたジャングルポケットは数々のレースでも勝利を収め、無敗という快進撃を続けました。しかし、12月のジュニア級G1・ホープフルステークスに出走したジャングルポケットは初対戦となったアグネスタキオンの前に初めての敗北を喫しました。落ち込むジャングルポケットでしたが、翌日の有馬記念では勝利を収めました。シニア級G1完全制覇の偉業を達成した“覇王”テイエムオペラオーの雄姿に闘志をみなぎらせたジャングルポケットはアグネスタキオンへの翌年のクラシックレースの皐月賞でのリベンジを誓いました。
年が明け、ジャングルポケットは級友のダンツフレームを引き連れてアグネスタキオンに宣戦布告しました。一応は応じたアグネスタキオンでしたが、元々ウマ娘に関する研究に没頭していたアグネスタキオンにとってはレースの結果など興味はありませんでした。
劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉のネタバレあらすじ:承
それぞれの前哨戦を制したジャングルポケットとアグネスタキオンでしたが、アグネスタキオンはこの頃から自分の脚に異変が起きているのを察していました。
ジャングルポケットとアグネスタキオンは皐月賞で再び相まみえましたが、結果はアグネスタキオンの完勝でした。ジャングルポケットはクラシックG1・日本ダービーでのリベンジを誓いましたが、レース後の記者会見に臨んだアグネスタキオンは左脚の故障を理由にレース出走の無期限休止を発表しました。
動揺を隠せないジャングルポケットは気持ちの整理がつかないままでした。そんなジャングルポケットに、タナベはかつてクラシック三冠制覇を期待されながらも怪我で引退を余儀なくされたフジキセキの話をし、その想いを叶えてやれなかったことを後悔していること、そしてジャングルポケットに新たな夢を託していることを伝えました。
やがて迎えた日本ダービー。アグネスタキオンが観客席から見守るなか、ジャングルポケットはダンツフレームとの壮絶な競り合いを制して勝利し、世代最強の証である“ダービーウマ娘”の称号を手にしました。一躍時の人となったジャングルポケットでしたが、この頃から彼女は超えられない壁であるアグネスタキオンの幻影、そして自分は決して最強ではないという葛藤に囚われるようになっていました。
劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉のネタバレあらすじ:転
ジャングルポケットたちは夏の合宿に入りましたが、ダンツフレームやアグネスタキオンの友人マンハッタンカフェが調子を上げていく一方でジャングルポケットは精彩を欠いていました。その後のレースでも調子の上がらないジャングルポケットにフジキセキが声をかけ、自分もまた全盛期のまま引退したことで未だに過去の幻影に囚われていることを打ち明けました。
フジキセキはジャングルポケットを練習場に呼び出し、一対一のマッチレースに誘いました。ジャングルポケットは決して諦めないフジキセキの姿を通じて、決して追い付けない幻影を前にして、それでも走り続けた者だけが“最強”の資格を掴むことができることに気づきました。
ジャングルポケットはフジキセキのおかげで再起への足がかりを掴みました。一方のフジキセキもまた現役復帰を決意しました。その頃、相変わらずウマ娘の研究に没頭していたアグネスタキオンは未だにレースへの未練を引きずっていました。ジャングルポケットはアグネスタキオンのもとを訪れ、並走してのトレーニングに付き合ってほしいと頼みました。アグネスタキオンは断りましたが、ダンツフレームやマンハッタンカフェを誘ってトレーニングに励むジャングルポケットの姿を見て、かつて頂上にいた自分がいつしか同期たちに抜かされている現実を目の当たりにさせられました。
劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉の結末
そして迎えたジャパンカップの日。アグネスタキオンが観客席から見守るなか、ジャングルポケットはテイエムオペラオーをはじめ強豪が揃うレースに出場しました。懸命に死闘を繰り広げるジャングルポケットの姿を見たアグネスタキオンは自分が見失っていたものを思い出し、いつしか観客席を離れてがむしゃらに走り出していました。
ジャングルポケットもまた果たして自分自身を超えられるか恐れを抱いていましたが、テイエムオペラオーとの死闘を通じて己の幻影を打ち砕くことに成功、そしてテイエムオペラオーとの一騎打ちを制して見事に優勝を果たしました。ジャングルポケットが日本ダービーの時とは異なる心からの勝利の雄叫びを上げるなか、アグネスタキオンもまた走る喜びを完全に取り戻していました。
そして月日は流れ、ジャングルポケットはダンツフレームとマンハッタンカフェ、そして現役に復帰したアグネスタキオンと新たなるレースに挑んでいました。
以上、映画「劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」のあらすじと結末でした。
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