猫侍の紹介:2013年日本映画。猫との出会いにより、家族の大切さや命の尊さに気付いていく浪人の姿を描いた、人情溢れる時代劇。作中に登場する猫の可愛さに癒される、猫好き必見の作品となっています。
監督:山口義高 出演者:北村一輝(斑目久太郎)、蓮佛美沙子(お梅)、浅利陽介(前場新助)、戸次重幸(米沢三郎太)、寺脇康文(島崎新右衛門)、ほか
映画「猫侍」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「猫侍」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「猫侍」解説
この解説記事には映画「猫侍」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
猫侍のネタバレあらすじ:破格の仕事内容
元加賀藩の剣術指南であった斑目久太郎は、人々から「斑鬼」と恐れられる剣の名手でした。今は、浪人の身ですが、近いうちに武士に復帰することを心に誓っています。ある日、久太郎は、米沢一家の者から、剣の仕事を依頼されます。依頼の内容は猫派である相川の猫を斬ることでした。新しい奉行が猫好きなため、相川の猫と奉行の猫が縁組をすることになり、犬派の米沢一家の存続は危機的状況に瀕していたのでした。もし、猫を斬ることに成功すれば、5両の礼を貰えるとのことで、久太郎は仕事を引き受けることにしました。
猫侍のネタバレあらすじ:猫との出会い
早速、久太郎は相川家に忍び込みます。相川家には猫番の島崎もおり、厳戒態勢です。しかし、島崎は命を落とすことを恐れ、久太郎に簡単に猫を渡します。相川家では、猫が斬られたことが発覚し、大慌てで代わりの猫を捜し始めます。米沢家の者たちは、斬った猫の亡骸を引き取りにきましたが、久太郎はしらを切り通します。実は、猫が可愛すぎて、猫を斬れなかった久太郎は、密に猫を家にかくまっていたのでした。久太郎は、猫を追い払おうとしますが、猫は久太郎の元を去ろうとはしませんでした。
猫侍のネタバレあらすじ:猫が連れてきた出会い
猫が餌を食べてくれないことに悩んだ久太郎は、相川家に餌を盗みに行きます。猫の世話をしている梅に、久太郎は餌をもらいます。そんな久太郎を不審に思った梅は、久太郎の家までつけてきて、家に上がりこみます。梅が家に住み始めてからすぐに、久太郎に剣を教えて欲しいという前場という若者がやってきました。前場は父の仇である島崎を討つために剣の腕を磨こうとしていたのでした。
猫侍の結末:血を流さない和解
猫番を辞めた島崎は、犬番として米沢家で働いていました。それを知った前場は、米沢家の犬を拉致します。ところが、同時に、猫もさらわれてしまいます。仕方なく、両家は拉致された犬と猫とを交換しあいあうことにします。前場は、島崎を討とうとしていました。そこへ、久太郎が現れます。島崎は、久太郎に刀を向けますが、久太郎は島崎と戦おうとはしませんでした。久太郎は、人を斬ることで、お互いの家族が悲しむことを避けたかったのです。米沢家と相川家は和解し、誰の血も流れず、事態は丸く収まりました。久太郎は、猫と一緒に妻子の元に戻ります。
ドラマ版猫侍に映画用に所々へ改変を加えたような内容となっています。なので、直近でテレビドラマ第1期を観終えた人にはすこし物足りないかもしれません。
キャラが双方で異なっていたりという事は見当たらなかったので初見さんはもちろん、久々にあの独特の作風を味わい直したいという方にも良いと思います。